昨日は盛岡競馬場で、『南部杯』が行われました!
祝日であることや、現在の国内最強ダートホース【エスポワールシチー】の参戦もあって、たくさんのファンが詰め掛けましたよ。
天気もよく、10月半ばとは思えないほどの暑さでした。
レース前には...
恒例の競馬場グルメ☆
「ひっつみ」という、岩手の郷土料理です♪
鶏肉・きのこ・ごぼうに、すいとんのようなものが入ってて、食べ応えもあり、かなり温まりました。
単勝人気は、【エスポワールシチー】が1,0倍と圧倒的。
2番人気は【テスタマッタ】の11,5倍、【バーディバーディ】15,0倍と続きます。
スタートすると、【エスポワールシチー】と【セレスハント】のハナ争い。
結局、内の【エスポワールシチー】が下がる形で、【セレスハント】が先頭、外に【オーロマイスター】という展開。
勝負所でも3番手内を進む【エスポワールシチー】に、場内はしだいにざわめきが起こりました。
直線を向くと、【セレスハント】と【オーロマイスター】の間を割って【エスポワールシチー】が伸びて来ましたが、【オーロマイスター】の脚色の方がさらに良く、結局3馬身の差をつけて初のタイトルを獲得しました!
吉田豊騎手
「本当に嬉しいです。
前走いい状態でレースに臨めましたし、今回もその状態を維持していました。
硬さがなく、いい感じでしたね。
今日は外枠だったので、後ろにならないようにと思ってました。
前に壁を作って乗ろうと思ってましたが、スーっと2番手につけることが出来ました。
早めに先頭に立つ形になって、内からシチーが来ていたので一緒に伸びるかなと思ったけど、今回はソラも使わずに頑張ってくれました。
いままで惜しい所までずっと来ていたので、タイトルを獲れて嬉しいです。
これからの馬なので、人馬ともに応援して下さい」
大久保洋吉調教師
「もっと早くに勝ちたいと思っていましたが、距離も合うし得意の左回りで決めてくれましたね。
ここ最近先行出来ているので、安定して力を出せています。
フェブラリーの時にギリギリ一杯仕上げた影響もあってか、夏場にぱっとしない感じでしたが、門別でのレースでこの馬らしさを感じさせてくれました。
エルムステークスでは天敵に負けてしまったけど、いろいろ手探りでやってきて、やっと距離の幅もわかったし、馬の調子も上がって来ましたね。
次走は、馬の状態を見てから考えますが、船橋のJBCやJCDなどが選択肢の1つです」
2着【エスポワールシチー】
佐藤哲三騎手
「ハナに行こうと主張したけど、それ以上に主張する馬がいたので、あれ以上押して行ってもね。
それでも、去年より出して行ってるんですけど。
前走でフォームがバラバラだったので、フォームを固めたい気持ちもありました。
次の2000メートルということも考えてのレースでしたし。
揉まれる競馬はしたことがないけれど、それでも前を追いかけるレースをしてくれましたし、馬の間からも、出て来てくれました。
連勝が止まってしまったのは残念ですが、競馬なので」
逃げた【セレスハント】が直線では止まってしまい、しかもレコードということを考えると、先行争いをした【エスポワールシチー】が2着に頑張ったことは、とても評価出来ると思います。
負けてしまったのは残念ですが、素直に勝った【オーロマイスター】を称えたいです!
3着は高知の【グランシュヴァリエ】
雑賀正光調教師
「夏くらいに比べて、かなり調子が良くなって来ました。
これからさらに良くなると思いますよ」
2番人気6着の【テスタマッタ】
内田博幸騎手
「本来は引っ張りきれないくらい行く馬なのに、4コーナー過ぎから全然ついて行けない...
前走よりはいいかなと思ったんだけど。
まだ骨折明け2戦目だし、徐々に良くなってくれれば」
圧倒的1番人気が敗れたこと、そして11番人気【グランシュヴァリエ】が3着に頑張ったことで、3連単は130万を越える大波乱となりました。
そしてこの秋の交流重賞は...
『日本テレビ盃』(船橋・フリオーソ1着)
『白山大賞典』(金沢・ジャングルスマイル2着)
『東京盃』(大井・ヤサカファイン2着)
『南部杯』(高知・グランシュヴァリエ3着)
と、すべてのレースで地方所属馬が馬券に絡む大活躍を見せています!
次は21日の、門別『エーデルワイス賞』。
ここも期待出来そうですね☆
今年の『日本テレビ盃』は、【フリオーソ】が本当に強いレースを見せてくれましたね!
好スタートから【トランセンド】の2番手につけ、勝負所は馬なりで上がって行く手ごたえ。
最後までまったく危なげなく、2と1/2馬身差の完勝でした。
トップハンデの58キロを物ともせず、1番人気に応えてくれましたね。
戸崎圭太騎手のコメント
「無事に勝ててホッとしています。
返し馬をした時点で馬の状態もよく、勝ったなと思っていました。
レースでは折り合いもついて、いつでも抜け出せる手ごたえでしたね。
58キロも気になりませんでした。
これだけいい走りを見せてくれて、フリオーソ自身充実期に入っています。
次も自信を持って乗りたいです!」
川島正行調教師
「スタートもよかったし、無理せず先行出来たのがよかったですね。
58キロを背負っていたので、無理して行かないようにという指示をしていたんですが、その通りに乗ってくれました。
追い切りの反応と同じように走ってくれましたね。
去年は少し体調を崩したのか、徐々にですが、今年はそこがよくなりました。
JBCもなんとか勝ちたいですね。
ヴァーミリアンはじめ、強いメンバーが出てくると思いますが、フリオーソも体調管理してやれば大丈夫。
今日のレースを見て自信を持ちました」
【フリオーソ】は長い間、強いメンバーと戦って好勝負を演じて来ました。
それでも、前走の『帝王賞』からさらにパワーアップして強くなったと感じます。
地元船橋で行われる『JBC』に向けて...とにかく順調にいって欲しいですね。
2着は【トランセンド】
藤田伸二騎手は馬を下りて一言、
「相手が強いね~」と話していました。
今回は初の地方コース挑戦。そして【フリオーソ】にぴったりとマークされての2着ですから、改めてこの馬の力を見せてもらったレースでした。
3着は【スマートファルコン】
もたれる面があったということですが、それでも道中は好位で折り合って、最後はいい脚で伸びて来ました。
【トランセンド】には届きませんでしたが、ハナ差まで追い詰めて、大いに沸かせてくれました。
前走の『帝王賞』ではこの馬らしい面があまり見られませんでしたが、やはり強いメンバーと戦って、この馬も進化していると感じます。
4着【テスタマッタ】
前3頭からはだいぶ離されてしまいましたが、今回は2月の『フェブラリーステークス』以来のレースですし、プラス8キロの馬体重、そして前残りの展開を考えても、次に繋がるレースだったと感じました。
叩いて次走の替わり身に、注目しています。
5着は【ボンネビルレコード】
やはり上位に入った馬たちは、これまでの実績上位の馬たちばかり。
強い馬が勝って、配当的にはかなり固いレースとなりました。
他地区からの遠征馬は...
8着高知の【グランシュバリエ】
11着高知の【ジョインアゲン】
13着笠松の【コロニアルペガサス】
14着高知の【ファンドリコンドル】
という結果でした!
11月3日船橋競馬場で行われる、地方競馬の祭典『JBC』が本当に楽しみになるレースでした♪
ちなみに...
船橋では『JBC』を盛り上げようと、いろいろな企画が催されていますが、騎手の勝負ズボンにも、
しっかりとアピールが入っていました!
こういうPRは初めて見たのですが、素敵な宣伝の仕方ですね。
園田でも騎手ズボンに宣伝を入れていますし、これからはこのアピールの仕方が流行るかもしれませんね。
『霧島賞』のレースリポートは、1つ前のエントリーでご紹介しましたので...
ここではおまけの番外編をご紹介します♪
【テイエムヨカドー】が1週間前に荒尾に入り、追い切りなどに跨ったのはこの方!
荒尾所属の村島俊策騎手
「調教でもすごくいい走りをしていました。初タイトルを獲ってくれて、僕も嬉しいですね。
ただ...僕は中央所属の【テイエムハエナゲ】に乗せてもらったのに、負けてしまって悔しいです。
九州産馬とは相性がいいので、一発狙っていたんですけど」
ということでした。
今回の重賞制覇の、陰の功労者ではないでしょうか。
そして~
勝った森泰斗騎手!
森騎手は、私の騎手学校時代の1期先輩で、候補生時代から知ってるんです。
しかも所属が足利だったので、チーム北関東の仲間としても、今回の勝利は本当に嬉しかったです♪
先日お子さんが産まれたそうですが、毎日競馬でまだ会いに行く時間がないそうなんですよ。
「子供のためにも、もっと頑張らないと!今年は結婚して子供も生まれて、重賞も勝って...本当に、いい年になってますね」
と、ニヤけていましたよ(笑)。
家族の応援は、大きいですもんね。
こちら、12日に1700勝を達成した、吉田隆二騎手。
大変な大怪我から復帰しての記録達成でした。
「まだ病院には通ってるんですけど、随分よくなりました。
前はガツガツ行ってたけど、今は馬自身のリズムを大切にして乗ってるんです。
そうしたら勝ち星も増えたし、すんなり1700勝達成出来ました」
ということでした。
ちなみに...
荒尾の競馬新聞には、[吉田隆]という文字はありません。
吉田隆二騎手を表す名前は...[吉田兄]。
昔弟さんが騎手をしていた時の名残です。
今は吉田は1人しかいないんですけどね。
幣旗吉治・吉昭調教師も、[幣旗兄][幣旗弟]と書かれているんです。
細かいことですが、こういうところも荒尾らしいな~と感じます。
さ~それではグルメコーナー☆
今回も満喫して来ましたよ♪
まずは、なにはさておき、とんこつラーメン。
このブログでも何度も登場している、荒尾競馬場2階スタンドのとんこつラーメンです!
これを食べないと、荒尾に行った気がしない。それぐらい好きです。
今回は時間がなくて、熱々のラーメンを3分でかき込んだんですが...
やっぱり美味しい♪やっぱり幸せ♪
この、濃厚クリーミースープが絶品なんです!
続いては...大牟田にある焼肉屋さん「あん樹」。
どれが何の肉かさっぱりわかりませんが、とにかく美味しかったです!
豚・牛・鶏・レバー・ホルモン...どれも新鮮でした。
タレにつけるよりも、塩やポン酢でいただく方が、さっぱりしてて美味しかったです。
帰りの福岡空港では...3階にあるお寿司屋さんに行って来ました。
お刺身~
板うに~
赤霧島~
九州をたーっぷりと満喫して来ました!!!
強い日差しの中行われた、今年の『霧島賞』。
勝ったのは2番人気【テイエムヨカドー】でした☆
スタートしてから楽に2番手につけると、3コーナーから早くも先頭を窺う勢い。
後ろから1番人気【コウユーヒーロー】が迫ってくるも、終始危なげのないレースで初タイトルを獲得しました!
馬だけでなく、騎乗した森泰斗騎手、渋谷信博調教師、担当厩務員さんともに初の重賞制覇だったそうですよ。
渋谷信博調教師のコメント
「1週間前に荒尾に輸送したのが正解でした。
やっと重賞勝てて、素直に嬉しいです。これだけの力のある馬を預けていただいてましたから、正直ホッとしました。
これで右回りでも力を出せるメドが立ちましたし、色々選択肢が広がりました。
次走は帰ってから、馬の様子を見て考えますが、グランダムジャパン古馬戦線なども視野に入れてます」
森泰斗騎手
「重賞を勝てて、最高に嬉しいです!
自分は一生勝てないのかな、と思ってたけど、チャンスを与え続けてくれた関係者のおかげです。
馬の方が先に荒尾入りしていましたが、パドックで跨って、調子がいいなと感じました。
僕自身、荒尾競馬場は全く初めてで、返し馬で感覚を確かめましたが、足利競馬場に似ている雰囲気で、戸惑いはなかったです。
レースはイメージ通りに進めました。
思ったよりも、逃げた【メッサーシュミット】が早めに下がってしまい、先頭に立つのが早いかなとも思ったんですが、やはり渋太い馬。強いレースをしてくれました。
地元船橋の開催中ですが、ヨカドーにどうしても乗りたくて、遠征に来た甲斐がありました。
最高の結果を出せて、本当に嬉しいです。
今度は南関東でも勝ちたいですね。
これからも、ヨカドーと一緒に成長出来るよう頑張ります!」
2着【コウユーヒーロー】
浜中俊騎手
「向正面から上がっていく手応えは良かったんですけど、3コーナー辺りから勝った馬に強いレースをされてしまいました。
暑くて少しバテ気味の中でも、一生懸命頑張ってくれました」
3着【メッサーシュミット】
幸英明騎手
「楽に先頭に行けたんですけど、途中から砂が嫌なのか勢いがなくなってしまいました。
でも、向正面の手応えの割には、最後までよく粘ってくれましたよ」
今年、九州産馬の頂点に輝いたのは...
【テイエムオペラオー】産駒の牝馬、【テイエムヨカドー】でした。
これからの活躍を楽しみにしてます♪
いよいよ当日を迎えました!
荒尾競馬場、今日もかなりの日差しが降り注いでおります。
昨日、「全く雨の降る気配はない」と書きましたが...
実は21時頃に、雷と共に夕立のような雨が降ったんです。すみません。
でも、今すでにその雨の名残は全くなく、良馬場のコンディションです。
今日の荒尾では、『霧島賞』の前に協賛レースが盛りだくさん。
各レース、人気馬に騎乗予定のジョッキーたちにコメントいただいたので、ご紹介します。
5レース《We☆love荒尾競馬杯》
7、ミラージェネラス 松島慧騎手
「前回は熱中症で取消でしたが、クラスが下がっているし、状態さえ戻っていれば面白いレースが出来ると思ってます」
6レース《がんばれ!九州産馬健闘杯》
4、テイエムホホエミ 村島俊策騎手
「今回は行く馬がいないので、ハナに行ってもいいかなと思ってます。
ハナまで行けなくても、前の方につけられれば、メンバー的にもいいレースが出来るんじゃないかな」
8、ワンダーロマン 尾林幸彦騎手
「馬を怖がって外に逃げる面があるので、本来は内枠の方が乗りやすいんですよ。
ただこのレースは前に行く馬がいないので、2番手くらいにつけられれば」
7レース《祝☆栗本博晴誕生日記念》
2、ラバーズトウショウ 吉留孝司騎手
「今回は久しぶりに乗せてもらいました。
先行して、道中はいい位置で我慢出来れば。今日のメンバーなら、面白いんじゃないかな」
5、コウザンアミ 松島慧騎手
「夏負けもしないで、順調に来てますよ。
ここ2戦は前に行けなかったけど、今日は同型の馬がいないので、展開的にも向きそうですね」
8レース《第2回頑張れ九州産馬》
3、フリークムーン 杉村一樹騎手
「前回は950メートル戦で、前半ダッシュがつかずに追い上げる形になりました。
今回は1400メートルに距離が伸びるので、この馬にとってはレースしやすいですよ」
6、サチノグッドラック 吉田隆二騎手
「自分から動くというよりも、少し前につけて、そこでどれだけ我慢出来るかどうか。
1度使って、荒尾にも慣れたでしょう」
そして9レースが『霧島賞』。
人気の1角【テイエムヨカドー】は、早めに荒尾入りして、最終追い切りはこちらで行なったそうです。
騎乗した村島騎手は...
「いい状態ですよ。追い切りも馬なりでしたけど、すごくいい走りでした。
どちらかというと左回りの方がいいと言われているそうですが、右回りの走りも全く問題なかったですね」
ということでした。
馬券検討の、参考にしてみて下さい♪