*20日帯広 第9R『ばんえい記念』 200m 17:15発走*
いよいよ、年に一度のばんえい記念です!
本命にしたのは一昨年の勝ち馬キタノタイショウ。このレースがラストランということでとても寂しいのですが、力を出し切って花道を飾って欲しいです。
長年コンビを組む大河原騎手にお話しを伺いました。
赤見:今回が引退レースなんですね。すごく寂しいです...
大河原:寂しいですねぇ。本当に長い間がんばってくれた馬ですから。
2歳シーズンでイレネー記念を勝って、3歳でダービー、古馬でばんえい記念を勝ってくれました。こんな風に世代ごとにチャンピオンになれる馬もなかなかいないですよ。
もともとはすごく臆病な馬で、強くなるまでに時間が掛かりましたけど、本当によくがんばってくれて...。
あとは無事にラストランを終えて、種牡馬の道に進んで欲しいですね。
2015ばんえい記念
赤見:今の状態というのはいかがですか?
大河原:今はベストに近い状態ですよ。帯広記念も2着に来てますし。
一昨年にばんえい記念を勝ったあと、蹄に来てしまって体が100キロ近く落ちてしまったんですよ。
そこからなかなか立ち直れなかったんですけど、今やっと体が戻ってこの馬本来の力が出せるところまで来ました。
赤見:では、ラストランに向けて意気込みをお願いします。
大河原:ばんえい記念はみんなが勝ちたいレースで、乗れる身としてもすごく楽しみです。
横を歩いて応援してくれるファンの方の声援も力になりますし、キタノタイショウとの最後のレースなので、悔いのないレースをしたいです。
タイショウの現役最後の姿を目に焼き付けていただければ嬉しいです!
対抗は今回が初のばんえい記念挑戦となるオレノココロ。
帯広記念を連覇して、万全の態勢でここに挑んで来ました。8年連続リーディングの鈴木恵介騎手にお話しを伺いました。
赤見:満を持してばんえい記念初出走ですね!
鈴木:本来は去年挑戦しても良かったんですけど、やっぱり1トンの荷物というのは本当に堪えますから。疲れが残るだけではなくて、障害を越えるのを嫌がったりと、いろいろ後遺症が残る可能性があるんですよ。
だから去年は無理せず、1年成長を待って今年挑戦することになりました。
2017帯広記念
赤見:待った分、成長を感じますか?
鈴木:そうですね。若い頃は軽い馬場でスピード勝負が得意だったんですけど、ずっと重賞で重めの荷物を曳いてレースをしていたので、ここ1年は高重量戦のパワー勝負の方が力を出せるようになりました。
経験を積んだことで、時間が掛かるレースに慣れて来たので、今年満を持してという感じです。
赤見:現在の状態はいかがですか?
鈴木:調教ではいつも以上に負荷をかけていますが、逆にやりすぎてもいけないのでそこのバランスを大事にしています。
ここまで順調に来られましたし、いい状態で挑めますね。
赤見:ばんえい記念に向けての意気込みをお願いします。
鈴木:ジョッキーとして、ばんえい記念に乗れるのはとても嬉しいです。簡単に勝てるレースではないですが、皆さんの応援を力にがんばります!
3番手評価にしたのは昨年の覇者フジダイビクトリー。
今期も岩見沢記念、北見記念、チャンピオンカップと重賞3勝を挙げる活躍をしています。
管理する金山明彦調教師にお話しを伺いました。
赤見:去年のばんえい記念制覇後もしっかりと活躍していますね!
金山:さすがにレース後は疲れが出たんですけど、岩見沢記念の辺りからだんだん良くなってくれて、今はベストの状態ですよ。
食いもいいし、最高の状態です。
2016北見記念
赤見:では、連覇に向けて意気込みをお願いします。
金山:みんなから「連覇、連覇」と言われてプレッシャーもありますが(苦笑)。たくさんのファンの方がこの馬のことを応援してくれるので、なんとか連覇に向けてがんばりたいです!
◎6、キタノタイショウ
〇8、オレノココロ
▲1、フジダイビクトリー
3頭の馬連ボックス3点で勝負します!!
他の陣営のコメントもぜひ参考にしてくださいね。
2、コウシュハウンカイ
【松井浩文調教師】
昨年のばんえい記念は6歳で初出走ながら3着でしたが、今年もうまくいくとは限りません。
ただ、調子はまあまあ良いですし、あとは本番で力を出しきるだけです。
【藤本匠騎手】
調教は早い段階から松井調教師がつけていて、ばんえい記念に向けては自分が障害を重点的にやっていました。
昨年は初出走だったのでどれくらい走れるかわかりませんでしたが、高重量でも十分戦えることがわかりました。
コウシュハウンカイは真面目で前にいきたがる馬なので、うまくコントロールしながら騎乗します。
3、ニュータカラコマ
【尾ケ瀬富雄調教師】
前走のとかちえぞまつ特別では強いメンバーと一緒に走って良い勝ち方をしました。
体調も絶好調ですし、調教も万全。初優勝を目指します。
【藤野俊一騎手】
昨年、一昨年のばんえい記念は2着と続いたので、今年こそはという気持ちはあります。
3月4日のオープン戦で1着は獲ったけども、ばんえい記念は全く格が違うレースなので、気を引き締めて挑みます。
4、カイシンゲキ
【槻舘重人調教師】
高重量戦は帯広記念に続き2回目。順調に仕上がっています。調教は浅田騎手がメインでしていますよ。
初出走だし結果は未知数だけど、ひとつでも上の着をとってほしいです。メンバーの中では1番若い6歳馬、どんな走りになるか楽しみです。
【浅田達矢騎手】
今まで経験してきた荷物は900キロが最高なので、今回は厳しい戦いになると思いますが、みっちり調教を積んできました。
最後までゴール出来るように頑張ります。
5、フクドリ
【平田義弘調教師】
ばんえい記念にあわせて調子を上げてきています。
障害を降りてからは走れる馬なので、障害次第でしょう。
【西将太騎手】
近走は目立った成績を残しているわけではないけど、ここに向けて重い荷物で調教してきています。
どの馬にとっても1トンのレースは一筋縄ではいきませんが、馬の力を最大限に活かしたいです。
7、ホクショウユウキ
【平田義弘調教師】
調教では重い荷物を積んで行っているので、高重量に慣れてきました。
あとは実戦でいかに上手く障害を越えられるかが勝負のポイント。上を狙いにいきます。
【西謙一騎手】
昨年末から最近にかけて調子は上がってきています。
去年初出走の時は5着だったので、今回はそれより上を狙いたいですね。いつも通りのペースで頑張ります。
9、サクラリュウ
【金山明彦調教師】
重い荷物を曳く調教をしてきて、順調に来ています。障害は上手いから、障害を越えてからどこまで逃げられるかが勝負ですね。
1トンなのですぐに障害を越えられるわけではありませんですが、どんな走りをしてくれるか楽しみです。
馬も騎手もばんえい記念は初めてだけど、焦らずに今まで通り乗ればきっといいレースになるでしょう。
【菊池一樹騎手】
サクラリュウがレースで曳いたことのある最大重量が890キロなので、1トンの重量でどこまでいけるかわかりませんが、挑戦者の気持ちで挑みます。
自分もばんえい記念で騎乗するのは初めてなので緊張もしていますが、楽しみな気持ちの方が大きいです。
見ているお客さんにもばんえい記念を楽しんでもらえるよう一生懸命頑張ります。
*20日高知 第7R『土佐春花賞』 1300m 18:10発走*
このレースはフリビオンが圧倒的。高知生え抜き馬で、現在5連勝中と波に乗っています。
前走の金の鞍賞では、好スタートからすんなり2番手を取ると、3コーナーから少しずつ押し上げて、4コーナー先頭でそのまま押し切りました。
レース運びが上手だし、自分から動いて行ける馬。負かして来た馬が多く、新たな敵も見当たりません。
ここは通過点として、さらに上を目指して欲しいです。
フリビオン1強ムードで2着争いは混戦模様。
その中で対抗はバーントシェンナにしました。
前走は好スタートからハナを奪い、直線内から伸びて来たメイソとのたたき合いを制して勝利。
前に行く先行力、並んでから抜かせない勝負根性のある馬です。
フリビオンとの対戦成績では分が悪いですが、他の馬たちとは力差ないと考えます。
特に押しどころは1枠1番に入ったこと。
すんなり先手を奪えれば、渋太く粘ってくれるのでは。
3番手評価は悩んだ末にパッパカにしました。
金の鞍賞では3着に逃げ粘っているし、古馬と混じってC1の特別戦を勝利。
前走は中団からそのまま6着という競馬でしたが、さすがに古馬相手のB級昇級戦ですから仕方ないでしょう。
3歳戦になれば力上位は確実。
強い古馬にもまれたことで、金の鞍賞当時よりも成長しているはずだし、フリビオンにどこまで迫れるか楽しみです。
前走3歳1組を逃げ切ったカケジヤソデノ、安定感のあるコパノイワザール、5戦連続連対中のメイソまで。
◎6、フリビオン
〇1、バーントシェンナ
▲10、パッパカ
△7、カケジヤソデノ
△5、コパノイワザール
☆8、メイソ
*16日名古屋 第10R『若草賞』 1400m 16:20発走*
さあ今年もグランダム・ジャパンが開幕します!
まずこのレースから3歳シーズンがスタート。
全国交流戦ということで、浦和、兵庫、高知、佐賀から参戦があり、
圧倒的な存在が見当たらず、どの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成です。
本命にしたのは、地元名古屋のカツゲキマドンナです。
門別では1勝のみでしたが、名古屋に移籍後才能が開花。
園田クイーンセレクションでは、好位追走から直線渋太く伸びて重賞初制覇。
続く梅桜賞ではいいところがなかったけれど、前走のスプリングカップでは長くいい脚を使って2着に食い込みました。
距離は現状1400~1600辺りが良さそうだし、スムーズに流れに乗れれば最後まで伸びてくれる馬。
この舞台は大崩れがなく、ここも安定して力を発揮してくれるのでは。
対抗は前走移籍初戦をぶっちぎったショルト。
JRA未勝利から転厩してきましたが、もともと新馬戦4着だった素質馬です。
3歳5組では力がまったく違い、逃げて後続を大差突き放す圧勝でした。
ここは一気に相手が強くなりますが、どこまで戦えるか楽しみです。
4戦連続2着に泣いているスターレーン。
重賞を勝ち切れていませんが、安定感は一番でしょう。
前走の梅桜賞は金沢のヤマミダンスには離されたものの、カツゲキマドンナや今回出走メンバーを寄せ付けず2着を確保しました。
先行できる脚があるので、どんな展開にも対応可能。
ここも上位争いしてくれると考えます。
スプリングカップを逃げ切ったメモリーミラクル、新春ペガサスカップを勝ったクインザドリーム、兵庫からの遠征馬チョウキャプテンまで。
◎6、カツゲキマドンナ
〇8、ショルト
▲12、スターレーン
△4、メモリーミラクル
△1、クインザドリーム
☆7、チョウキャプテン
*15日船橋 第11R『ダイオライト記念』 2400m 20:10発走*
2年連続ダイオライト記念を勝っているクリソライトからいきます。
ダイオライト記念といえば、クリソライト!というくらい定着している印象です。
船橋はとにかく得意で、特に距離の長いこのレースはぴったり。
一時期に比べると、GIでは厳しくなってしまいましたが、昨年もコリアカップを圧勝し、浦和記念でも好位からのロングスパートで2着を確保しています。
陣営もここを狙ってローテーションを組んで来ているし、今年も好勝負必至でしょう。
対抗は迷った末に、今回が初地方、初重賞のマイネルトゥランにしました。
2勝目を挙げるまでにかなり時間が掛かりましたが、今年に入って3連勝していよいよ本格化しましたね。
前走の準オープンでは、スムーズに2番手につけると直線しっかり伸びて勝ち切りました。
昇級戦でしたがまったく危なげがなかったし、とても上手なレースを見せてくれましたね。
初の地方とはいえ、先行力があるので臨むところではないでしょうか。
一気の相手強化ですが、どこまで戦えるか楽しみです。
ユーロビートは昨年のこのレースで3着に食い込み、改めて力を証明してくれました。
一昨年のマーキュリーカップ制覇後はなかなか勝ち切れませんでしたが、昨年秋の東京記念で久しぶりの勝利を挙げると、前走の金盃でも直線抜け出す強い競馬で重賞4勝目を挙げました。
現在の状態は、昨年以上と考えます。
JRA勢とも互角に戦える馬なので、上位争いを期待しています。
先行力のあるマイネルバイカ、末脚光るグレナディアーズまで。
◎3、クリソライト
〇14、マイネルトゥラン
▲12、ユーロビート
△8、マイネルバイカ
△2、グレナディアーズ
*14日高知 第5R『黒船賞』 1400m 17:00発走*
本命にしたのはニシケンモノノフです。
昨年のこのレースは積極的なレースを展開してダノンレジェンドの2着に入りました。
その後はプロキオンS2着、カペラS2着などで存在感を示し、これまでよりももう一段階強くなった印象です。
特に圧巻だったのは兵庫ゴールドトロフィー。
2番手から早め先頭という、これまで以上に積極的なレースをして、2歳時以来のタイトルを掴みました。
根岸SやフェブラリーSでも見せ場十分の5着にがんばっているし、この舞台、このメンバーならば上位争いは確実でしょう。
対抗は、これが初めての地方ダートグレード挑戦となるブラゾンドゥリス。
昨秋にオープンに昇格し、惜しいレースを続けてきましたが、前走のバレンタインSで初のオープン勝ち。
好スタートを決めて持ったまま好位につけ、追い出してからはじわじわと伸びて半馬身差で勝利しました。
初めての超小回りですが、持ったまま前につけられるダッシュ力は大きな魅力。
末脚も切れるというよりは長くいい脚を使うタイプで、地方ダートはもってこいだと考えます。
今年10歳になったドリームバレンチノにも注目しています。
一時期は年齢による衰えを感じるような成績でしたが、常に重い斤量で、常に安定して馬券圏内に絡む活躍をしてきました。
9月の東京盃では直線で鋭く伸びての差し切り勝ち。古豪健在をアピールしました。
前走もニシケンモノノフのクビ差2着に健闘しているし、黒船賞は2着2回4着1回と常に上位争いをしてきたレース。
10歳で59キロと厳しい条件ではあるものの、この馬ならば好レースをしてくれるのでは。
先行力のあるグレイスフルリープ、オープン2勝のキングズガードまで。
◎3、ニシケンモノノフ
〇12、ブラゾンドゥリス
▲10、ドリームバレンチノ
△6、グレイスフルリープ
△9、キングズガード