*27日(火)名古屋 第11R『ゴールドウィング賞』 1600m 15:50発走*
将来が楽しみな好メンバーが集まりましたが、前走大差勝ちのインパクトが大きかったダイセンハッピーを本命にします。
新馬戦をぶっちぎって勝利し、2戦目は唯一2着に負けているのですが、このレースはかなり極端な展開でダイセンハッピーにとっては相当厳しいレースになりました。
というのも、まずは先行争いで内の④が速く、⑨だったダイセンハッピーは押して押してハナを主張。
この時点でけっこう厳しいな、と感じましたが、ハナに立ったと同時に今度は外から⑩にがっつりマークされ、勝負所で⑩が沈んだと思いきや、入れ替わるように⑤が伸びて来て、まったく息を入れられない展開に...。
結果的に勝ったのは最後方にいた馬で、道中ダイセンハッピーに絡んで来た馬たちはみんな脚色がいっぱいになりました。
普通だったらダイセンハッピーも沈むところですが、そこを2着に粘ったのはすごいです!
しかもこの時は3ヵ月の休み明けでしたから。
一度使って、前走大差の圧勝劇も頷けます。能力は相当高いし、逃げ馬で内枠をゲット!
マイルへの距離延長もまったく問題ないでしょう。
多少絡まれてハイペースになっても、押し切ってくれると思います。
対抗はブンブンマル。前走のセレクトゴールドは5番人気でしたが、最後の伸び脚が一頭違っていて突き抜けました。
おそらくはダイセンハッピーが逃げて、他の馬たちがマークしていく展開になると想定しているので、ペースが速くなった時、この馬のしっかりした末脚は大きな武器。
距離延長もプラスと考えます。
門別からの転入初戦となるミッドナイトクロスにも注目しています。
1000mのフレッシュチャレンジで、スタートでダッシュが付かず置かれる形になりましたが、最内を突いて差し切り勝ち。
その勝ち方に度肝を抜かれましたし、相当な能力の持ち主だと感じます。
前走のウィナーズはラジアントエンティやサイダイゲンカイといった、その後重賞を勝つ馬たちと戦って、速いペースに付いて行けず惨敗しましたが、ここに入れば能力は上位。
あとは休み明け、転入初戦ということで、様子見の3番手評価にしました。
岩手からの移籍初戦を圧勝したリッチアロマ、大外枠に入ったアリスパレスまで。
◎1、ダイセンハッピー
○3、ブンブンマル
▲8、ミッドナイトクロス
△11、リッチアロマ
△12、アリスパレス
今日は『オッズパークプレゼンツ 佐賀ほとめきナイターYouTubeライブ』です。
17:30からスタートということで、第6レース『九州大賞典』から最終第11レースまでの6レースを配信します。
九州大賞典、めちゃくちゃ難しいメンバーですね。。
2500mというのは毎年この1レースしか組まれていないそうで、昨年の勝ち馬グレイトパール以外は初めてのコースということになります。
グレイトパール、実力はわかっているのですが、地元開催となるとなかなか馬体重が絞れないんですよね。
蹄が弱いところもあるので、調整はとても難しいと伺いました。
前走休み明けだった大淀川特別はプラス16キロで6着。
特に見せ場もなく淋しい競馬になってしまいましたから、一度使ってどのくらい絞れているかがポイントになりそうです。
グレイトパールの位置づけは、馬体重の発表を待って決めたいと思います。
注目しているのはエアーポケットとアンバラージュの、他地区で頑張って来た2頭。
エアーポケットは2歳時はそれほど目立つ存在ではなかったのに、徐々に力をつけて、九州ダービー栄城賞ではミスカゴシマを抜いて2着。
西日本ダービーでは接戦を制して初重賞制覇を果たしました。
前走3着だったのは少し物足りない気もしますが、久しぶりの地元戦で初の古馬相手、2着とハナ差3着でしたから、力は見せてくれたと思います。
アンバラージュは門別ノースクイーンカップの激走が印象的。
初めての長距離輸送でマイナス15キロと減ってしまったのに、クオリティスタート相手にハナ差の2着に大健闘。
ビューチフルドリーマーカップでも3着と頑張ってくれたし、久しぶりの地元戦でどのくらいやれるか楽しみです。
遠征で存在感を発揮したアンバラージュですが、佐賀王冠賞ではウノピアットブリオに唯一食い下がって2着。
重賞勝ちはないですが、勝負根性の強い馬ですから、牡馬に混じってもヒケは取りません。
現状の印は、
◎2、アンバラージュ
○1、エアーポケット
▲5、グレイトパール
△8、アルゴセイコウ
△3、イケノアサ
△9、ゲットワイルド
と考えています。
あとは各馬の馬体重ですね。
グレイトパールはマイナスであること、アンバラージュはプラスであることを願っています。
前回のYouTubeライブ配信では、6戦中2回当たったのにかなりのマイナスでしたから、買い方をしっかり考えていかないと...。
今回ご一緒する化石コンパス増子さん、渡辺舞さんはお二人とも初めましてなので、どんな展望でどんな買い方をするのか楽しみです♪
17:30~21:00の長時間なので、見られる環境の方はぜひコメントでも参戦してくださいね。
本日も宜しくお願い致します。
久しぶりに競馬場取材に行って来ました!
ヤングジョッキーズシリーズ、トライアルラウンド浦和。
東日本地区のシリーズ4戦目のトライアルラウンドで、ここを終えると11月5日の大井を残すのみ。
ヤングなジョッキーの皆さん、かなりポイントを気にしている様子でした。
まずはトライアルラウンドの前、第6レースにて関本玲花騎手(岩手)が、浦和初騎乗初勝利!
平山真希調教師が管理している馬ということで、一緒にパチリ☆
関本騎手にとって、幸先のいい浦和デビューとなりました。
ヤングジョッキーズシリーズTR浦和第1戦は、先行争いが激しくなりつつも、好位から運んだ菅原明良騎手(JRA)が直線抜け出して勝利。
菅原明良騎手
「力があるのはわかっていましたし、手ごたえも良かったです。
自分が気負わずリラックスして乗れればと思っていましたが、馬が頑張ってくれました。
勝てたことは素直に嬉しいです」
続く第2戦は2番手から早め先頭に立った吉井章騎手(大井)が、渋太く粘り込んで勝利。
吉井章騎手
「嬉しいです!
先生からも以前乗っていた騎手からも、揉まれない方がいいと言われていて、主張してもいいかなと思っていましたが、2番手からスムーズな競馬が出来ました。
浦和で乗るのは1年ぶりくらいですかね?今年はトライアルラウンドで大井があるので、地元の利を活かして頑張ります」
ここまでを終えてのポイントは、JRA東日本は原優介騎手が頭一つ抜けています。
かたや地方東日本は大混戦になっていますので、トライアルラウンド最終戦の大井次第で、ファイナルに出場出来る騎手が変わって来そうです。
11月5日(木)のトライアルラウンド大井も、ぜひご注目ください。
この日のメインは埼玉新聞栄冠賞。
浦和所属だけれど浦和で出走するのが4年9ヵ月ぶりというタービランスが勝ちました!!
先頭に立つと、ソラを使って本気で走ることをやめてしまいがちなタービランスさんですが、
最後の直線では前にファルコンウィング、横にリッカルドがいて狭くなり、そのことが逆に闘志を燃やすきっかけになったそう。
水野貴史調教師
「休み明けでしたが、いい形で夏を過ごして、こちらに帰って来てからも順調に調整出来ました。
いいレースをしてくれるだろうなとは思いましたが、乗り難しいところのある馬なので、いつもヒヤヒヤします(苦笑)。
今日は狭いところから割って来ましたが、そこで闘志に火がついて、勝負根性を出してくれましたね。
浦和所属ですが、なかなか浦和で出走するタイミングがなかったので、今日勝ててとても嬉しいです。
僕にとっても笹川君にとっても厩務員さんにとっても、浦和で重賞を勝っていなくて、これが浦和初重賞制覇になりました。
そのことも嬉しいです。
たくさんの方に応援していただき、ありがとうございました。
今後のことは脚元の弱い馬なので、レース後の状態を見て、オーナーと相談します」
騎手時代は浦和で重賞を勝ったことがある水野調教師ですが、調教師としては初めてだったそうです。
これまで、大井、船橋、川崎で重賞を勝って来ましたから、これで南関東4場重賞制覇となりました。
関係者の皆さま、おめでとうございます!
10月14日に地方競馬通算900勝を達成した宮下瞳騎手にお話を伺いました。
赤見:900勝達成、おめでとうございます!この数字は意識されていましたか?
宮下:そこまでは意識していなかったですけど、区切りの数字ですし、とても嬉しいです。
今年はたくさん乗せていただいて、いい馬とも巡り合って、レースに乗っていても楽しいですし、周りの関係者の方々や、応援してくれるファンの皆さんに感謝しています。
大目標の1000勝に向けて、これからも頑張ります!!
赤見:900勝の時のお写真も素敵な笑顔で、すごく楽しそうだなというお気持ちが伝わって来ました。
宮下:そうですね。以前は勝ちを意識し過ぎていたところがあったと思います。今ももちろん勝つことにこだわっていますが、一度引退したことで気持ち的にはだいぶ変わって、すごく楽しいですね。
今年鼻を骨折したんですけど、今後また怪我をするかもしれないし、いつまで乗れるかはわからないじゃないですか。そう考えたら、馬に乗れる今が楽しいし、大事にしたいと思っています。
赤見:今年はここまで89勝(2020年10月20日現在)を挙げていて、43歳でキャリアハイですよ?!もう本当にすごいとしか言いようがないです。
宮下:ありがとうございます。たくさんいい馬に乗せていただけるお陰ですし、馬たちが頑張ってくれるお陰です。
赤見:2キロ減になったというのは大きいですか?
宮下:そこも大きいですね。2キロ減になった当初は、あまり意識していなくて、せっかくの2キロ減をちゃんと活かせていなかったと思うんです。
でも2キロ減ということを重視して依頼をしていただく馬もいますし、どういう競馬をすれば減量を活かせるかということを考えるようになりました。
赤見:私事で恐縮ですが、わたしは42歳で体力低下をかなり感じていますし、特に第二子出産後にガクッと来たのですが...、何度も言っちゃいますが、43歳でキャリアハイってすごすぎます!
宮下:ありがとうございます(笑)。
わたしも復帰した当初は疲れとかを感じたんですけど、逆に今はあまりないですね。すごく充実していて、馬に乗ることが楽しくて。
赤見:朝の調教はどのくらい乗っているんですか?
宮下:1:20から23~24頭くらい乗っています。
赤見:20頭を越えると相当キツイと思いますが...
宮下:以前に比べると頭数は増えたんですが、今はなんか、慣れちゃいましたね。
7:40に一度中断して、子供たちを送ってから、また戻って2~3頭乗って終わり、という感じです。
赤見:お子さんたちの支度はどうしているんですか?
宮下:朝ごはんは隣のおばあちゃんが食べさせてくれるんです。本当に感謝しています。
着替えなどの準備はもう2人とも大きいので、箱の中にそれぞれの着替えを入れておくと、自分で着替えてくれます。
今は小学校3年生と年長さんになって、だいぶ手が掛からなくなりました。上の息子が弟の面倒を見てくれるので助かります。
赤見:旦那様(小山信行さん)は現在韓国で調教助手のお仕事をしているということで、お一人で子育てをしながら騎手も頑張るというのは、相当大変じゃないですか?
宮下:自分の時間というのはあまりないですけど、すごく充実していますよ。それは子供の存在が大きいですね。日々の成長を見られるのも嬉しいし、わたしがやらなくても出来ることが増えてますから。
それに、すごく応援してくれるし、カッコいいと言ってくれるのも嬉しいです。
赤見:競馬とお子さんのこと以外で、何か楽しみにしていることはありますか?
宮下:ネイルですね!毎回ではないですけど競馬開催の前に色を変えています。手は目線によく入るので、色が変わってキレイになっていると、新鮮な気持ちになります。
赤見:ずっと日本の女性騎手の記録を更新し続けているわけですが、プレッシャーはないですか?
宮下:今はないですね。あまり意識していないですし、1勝ずつ積み上げていきたいです。
周りの方にフォローしていただきながら、騎手を続けることが出来て、本当に助けていただいて感謝しかないです。これからも周りの方々に感謝の気持ちを忘れず、頑張ります!!
*18日(日)盛岡 第11R『若駒賞』 1600m 18:10発走*
6頭と少頭数になってちょっと淋しいですが...この世代の岩手代表馬になりそうなリュウノシンゲンが出走して来ました。
先日、菅原勲調教師にお話を伺いましたが(菅原勲厩舎、絶好調!)、ここはメンバー的に見てもリュウノシンゲンが圧倒的な存在です!
【ビギナーズカップ】
あのベンテンコゾウと比べてもそん色ない素質があるというお話でしたし、とにかく真面目でレースが上手。
今回は能力差も相当あるのではないかと感じますから、強いレースで圧勝することを期待しています!
問題は、2着3着争いの行方でしょう。
これは相当難しいですねぇ。
6頭ですから絞らないといけないので、印は3頭くらいにおさえたいところ。
リュウノシンゲン以外に2頭となると...
まず1頭目は新興勢力ということに期待して、新馬を勝ったばかりのリュウセイオジョウにします。
デビュー戦は好ダッシュから先手を奪っての逃げ切り勝ち。
4コーナー辺りですでに態勢が決して、危なげないレースぶりでした。
今回は一気の距離延長と相手強化ということになりますが、少頭数であまり揉まれないと想像して、スムーズならば好走出来るのではないかと思います。
もう1頭はシラカミロード。
最後は必ず伸びて来る素晴らしい末脚があるのですが、とにかく最初が付いていけないんですよね。
もうちょっとだけでも付いて行けたら、相当力のある馬だと思うのですが...。
ただ、無理して位置を取ったら最後の末脚がなくなる可能性があるし、難しいところですね。
ここは少頭数で最後に捌くのも楽だと考えると、上位進出の可能性が高いのではないでしょうか。
◎3、リュウノシンゲン
○2、リュウセイオジョウ
▲1、シラカミロード