*30日(月)水沢 第11R『プリンセスカップ』 1400m 15:50発走*
グランダム・ジャパン2歳シーズンの6戦目。
ここはこのシリーズで2勝を挙げて、現在ポイントトップのラジアントエンティが中心でしょう。
デビューから2連勝で挑んだ栄冠賞はあまり見せ場なく6着、その後2度のJRA遠征を経て、園田プリンセスカップ、ラブミーチャン記念と連勝中。
園田プリンセスカップは内枠から先手を取ると、前半は引き付けつつ、勝負所から早めスパートで後続を突き放しました。
道中はかなり物見をしてフワフワしていたそうですが、相当強い勝ち方でした。
続くラブミーチャン記念は初めてのマイル戦でしたが、まったく問題なく快勝して見せました。
遠征については慣れているし、小回りの水沢も特に心配なさそうです。
対抗は地元岩手のゴールデンヒーラー。
前走の知床賞では終始手ごたえバツグンで、持ったまま先頭に立つと直線突き放す強い競馬でした。
毎年北海道勢が勝っていたレースですが、重賞になってから初めての地元馬制覇となりました。
とはいえレベルが低かったわけではなく、勝ち時計は昨年のアクアリーブルより速かったですから、今回も十分勝負になると考えます。
バツグンのスピードがあるのがトンデコパ。
とにかくスタートダッシュが速いですし、けっこうなハイペースで飛ばして行って渋太く粘る馬です。
距離に関してはちょっと不安ですが、1500m戦でも3着に粘っているし、小回りの水沢ならばこなしてくれるのではないかと思います。
金沢シンデレラカップで僅差3着だったリスカルダメント、前走3組を勝ったルビーブランケットまで。
◎1、ラジアントエンティ
○3、ゴールデンヒーラー
▲2、トンデコパ
△10、リスカルダメント
△6、ルビーブランケット
*29日(日)佐賀 第6R『佐賀オータムスプリント』 1400m 18:00*
ここは何といってもドラゴンゲートでしょう。
佐賀移籍後連勝を続け、吉野ヶ里記念では3着に負けたものの、かなりのハイペースで厳しい展開になりました。
そこから約3ヵ月休養し、迎えた前走は10月にデビューしたばかりの飛田愛斗騎手が騎乗して逃げ切り勝ち。
楽に先手を取って道中飛ばして行く形、後ろはついて行けず、まさに圧勝でした。
逃げにこだわる馬ではないので、他に逃げ馬がいても問題なし。
超ハイペースに巻き込まれない限りは、力上位は揺るがないでしょう。
本命はすぐに決まったのですが、対抗以下がけっこう悩みました。
それだけドラゴンゲートが特出した存在なわけですが、今回は新たな可能性としてロトヴィグラスに期待します。
前走は内から先手を取っての逃げ切り勝ち。
時計は速くないし、メンバー的にも楽だった印象なのですが、先行して渋太い馬で、自分の形に持ち込めるかがポイントです。
そして鞍上の石川倭騎手ですよ!昨年、今年と門別1位を獲得した、若きリーディングジョッキー。
今回の佐賀への期間限定騎乗でもすでに勝ちまくっていて、特に逃げてペースを翻弄しているというか、最近の佐賀にはなかった流れを作っている印象があります。
メンバー的には逃げか2番手になると思っているので、ロトヴィグラス&石川倭騎手が展開のカギを握るのではないかと思います。
カクリョウはなかなか勝ち切れませんが、長くいい脚を使う馬で、ペースが速くなった時に決め手が活きそうです。
混戦で浮上しそうなオイカケマショウ、一発ありそうなイケノアサまで。
◎10、ドラゴンゲート
○9、ロトヴィグラス
▲7、カクリョウ
△2、オイカケマショウ
△6、イケノアサ
*23日(月)盛岡 第12R『絆カップ』 1600m 18:10発走*
今年はヒガシウィルウィンVSランガディアの戦いと見ていますが、本命にしたのはヒガシウィルウィン。
移籍初戦のすずらん賞はなんとか勝ち切ったという感じでしたが、一度使って動きが一変。
青藍賞ではバツグンの手ごたえで加速して、パンプキンズを突き放しました。
前走の南部杯でもどこまで戦えるか期待しましたが、さすがに相手が強かったという印象です。
今回のメンバーならば、負けられないというくらいの存在でしょう。
対するランガディアはJRA芝で実績を挙げての移籍だったため、当初はダートが半信半疑だったわけですが、赤松杯、シアンモア記念、みちのく大賞典と3連勝。
初の盛岡だったマーキュリーカップでは渋太い脚を使って3着に食い込みました。
これは快挙とも言っていいくらい、すごいことだと思います!
その後金沢に遠征して挑んだイヌワシ賞では1番人気3着と敗れ、前走は久しぶりの芝の一戦だったOROカップで6着に敗れており、勢い的には淋しい気もしますが、現状はやはりダートの方が力を発揮出来ると考えて、巻き返しに期待します。
ただし、2頭があまりにも意識し合ってけん制するような展開になれば、浮上するのがパンプキンズ。
青藍賞ではヒガシウィルウィンに並ぶ間もなく交わされましたが、あの時は完全にマークされていましたから、そのマークが緩むのであれば、勝ち切るまでは厳しくても、上位に粘り込む可能は十分あると思います。
青藍賞を見る限り、他の馬たちとはちょっと能力差が大きいと思っていて。
展開の助けがあるならば、センティグレード、フェンドオフにも馬券に絡むチャンスはあるかもしれません。
◎5、ヒガシウィルウィン
○2、ランガディア
▲8、パンプキンズ
△6、センティグレード
△1、フェンドオフ
絆カップは能力差がけっこうハッキリしているので予想しやすいのですが、本日佐賀競馬場で行われる2歳重賞『カペラ賞』は、全馬が初1800mということで距離判断がとても難しいです。。
17:30から、『オッズパークプレゼンツ 佐賀ほとめきナイターYouTubeライブ』で予想していきますので、お時間がある方はぜひチェックしに来てくださいね。
コメントでの参加もお待ちしています!
*22日(日)金沢 第10R『金沢ヤングチャンピオン』 1700m 15:55発走*
全8頭が初の1700m戦ということで、距離に対しての判断は難しいところですが、実力的にはサブノタマヒメが頭一つ抜けた存在です。
デビューから6戦6勝。
しかもまったく危なげない走りで重賞2連勝中。
2歳牝馬のこの時期で、すでに砂を被っても我慢が出来るというのは大きな武器。
周りのペースや展開次第で自分から動いていけるし、レースが上手で先々まで楽しみな逸材です。
初の1700も馬の後ろで我慢出来るので、特に不安視はしていません。
サブノタマヒメを脅かすとしたら、門別から移籍して来たアイバンホーではないでしょうか。
初勝利まで5戦掛かりましたが、そこまでの4戦すべて2着、ウィナーズでも3着に入って、一度も崩れたことがありません。
金沢への移籍初戦だった前走は、中団内で我慢して最後に外に出すとしっかり伸びて勝利。
飛びが大きく、ロングスパートが出来る印象。
サブノタマヒメと同じプリサイスエンド産駒で、1700mはこなしてくれるのではないかと思います。
3番手評価はフュ―リアス。
兼六園ジュニアカップは5着でしたが、大外枠からハナに立ち、内の馬も引かない状況で、さらに早めにサブノタマヒメも上がって来るという、大変厳しい展開になりました。
それでも5着に粘ったのはむしろ立派。
前走は3番手から早め先頭で勝利し、能力の高さを改めて見せてくれました。
前向きな馬なので、初の1700で前半の折り合いがカギになりますが、全馬初めての距離で落ち着いたペースになったら、渋太さが活きるのではないかと見ています。
兼六園ジュニアカップで2着だったキラメキビジョン、安定感のあるエムザックベールまで。
◎7、サブノタマヒメ
○3、アイバンホー
▲6、フュ―リアス
△2、キラメキビジョン
△5、エムザックベール
10日に金沢競馬場で行われた『金沢シンデレラカップ』は2番人気だったマナバレンシアが勝利。
騎乗した柴田勇真騎手と共に人馬初重賞制覇となりました!
柴田勇真騎手に喜びの声を伺いました。
赤見:初重賞制覇、おめでとうございます!
柴田:ありがとうございます。念願のっていう感じで、すごく嬉しいです。
赤見:かなりの大接戦でしたが、ゴールした瞬間勝ったことはわかりましたか?
柴田:勝ったかな、届いたかな、というくらいでした。
直線向いた辺りから、前止まってるぞと、これは行けるんじゃないかって思っていました。
赤見:かなり速い流れでしたが、道中はどんなことを考えていました?
柴田:前が速かったので、内でじっとしていようと思っていました。
どこから行くかというのはもう乗っている感覚で、ここでこうしようとかは考えていなかったです。
直線内にいたんですけど、外に切り返せるタイミングがあったので、外に出してからもう1回ハミを取ってくれたんです。
展開に恵まれた面はありますが、そこからの脚は僕もびっくりしました。
赤見:マナバレンシアはどんな馬ですか?
柴田:もうかなりやんちゃ娘ですよ(笑)。調教でも馬場に入ってからクビを下にもぐらせたりして、よく落ちそうになります。
毎日大変なので、それもあって余計に嬉しかったです。
赤見:柴田騎手ご自身のことを伺いますが、大きな怪我もあり、勝負服も変えたり、デビューからの6年でいろいろなことがありました。
柴田:ありましたね。本当にしんどい時期もありました。
特に怪我の時ですけど、入院していた時にはただ目の前の出来ることをやろうと思っていました。
復帰してからは周りの方々に支えていただいて。
乗せてくれる関係者の方々、特に金田厩舎、厩務員さん、馬主さん、本当にたくさんの方のお陰です。
赤見:その金田厩舎で勝てたというのも大きいですね。
柴田:そうなんです。そこも嬉しかったですね。
マナバレンシアの担当の厩務員さんとすごく仲良くて、年下なんですけど、「このレースはこうだよ」とかいろいろ教えてもらったりしているんです。
赤見:何ていうお名前の方ですか?
柴田:辻加武斗(かぶと)君です。
赤見:もしかして装蹄師の辻さんの関係者ですか?
柴田:そうです!息子です。
子供の頃はよくポニー競馬とか草競馬に乗っていて、騎手を目指していたんですけど、かなり体が大きくなって、今は厩務員さんとして頑張っています。
赤見:わたしもポニー競馬の時にお会いした記憶があります。若い世代2人で結果を出したというのも嬉しいですね。
柴田:本当に嬉しいですね。いろいろ相談しながらやって来たので。
マナバレンシアはさっきも言いましたけどかなりやんちゃで、嫌気が差すとやめてしまったりする面もあるんですけど、能力は相当高いと思うので、今後も楽しみですね。
赤見:では、ご自身の今後の目標を教えてください。
柴田:ずっと重賞を勝つことを目標にして来たので、今回達成出来て嬉しいです。
今後もマナバレンシアで勝ちたいですし、他の馬たちともいろいろな重賞を勝ちたいです。
これからも頑張りますので、注目していただけたら嬉しいです。