*27日(木)佐賀 第8R『たんぽぽ賞』 1400m 16:30発走*
九州産3歳馬限定のたんぽぽ賞。
JRAから6頭が参戦し、川崎、兵庫からも1頭ずつ参戦。
力の比較がなかなかに難しいので、こういう時はトライアルを勝っている馬に注目したいと思います。
ということで本命にしたのはベルウッドコチョウ。
2走前にノカイドウ特別で逃げ切り勝ち、初勝利を挙げました。
1:30:4という時計は突き抜けて速いわけではないものの、たんぽぽ賞でも勝負出来る時計だと思います。
この時騎乗していたMrほとんどパーフェクトが別の馬に乗るところは気になりますが、こっちの馬は初ダートなんですよねぇ。
しかも鞍上真島正徳騎手ならば言うことなし!
JRAの舞台でも好位から競馬していて先行力のある馬だし、スピードを活かしたレースを期待しています。
対抗にしたのはMrほとんどパーフェクト騎乗のテイエムヤマカゼ。
初ダートというのが大変気になりますが、鞍上は山口騎手だし、先行力のある馬だし。
スタートを決めて砂を被らない位置に行ければ力を発揮してくれるのではないかと。
ひまわり賞ではテイエムヤマカゼに先着して2着だったローランダーは、前走でダート経験済み。
この馬も力的にそん色ないと思いますし、佐賀でたくさん結果を出している幸騎手なのも高ポイント。
佐賀の中島アナウンサーがどんな実況をしてくれるのか、とても楽しみですね。
南関東で揉まれて来たトキノノゾミ、前走逃げ切り勝ちしたウィンウィンボルトまで。
◎9、ベルウッドコチョウ
○3、テイエムヤマカゼ
▲2、ローランダー
△10、トキノノゾミ
△5、ウィンウィンボルト
23日に東京競馬場で行われたフェブラリーステークス。
今年は地方馬3頭(モジアナフレイバー、ノンコノユメ、ミューチャリー)が出走。
しかも昨年のNARグランプリ年度代表馬に輝いたブルドッグボスがJRA所属として出走するし、
地方競馬で馴染みの深いケイティブレイブやデルマルーヴルの名前もあって、例年以上にワクワクするメンバーでした。
モジアナフレイバーとノンコノユメは、地方競馬ではゲートの扉の後ろで調教師が尾を持つ尾上げ(形は全然違いますが、海外でいうところのゲートボーイに近い行為だと考えてます)を行っているのですが、
JRAではそのルールがないため、尾上げすることが出来ず。
芝スタートでもありますし、スタートが一番気になっておりました。
ノンコノユメはすんなりスタート、モジアナフレイバーはゲートは出たものの、その後ダッシュがつかず。
直線で伸びて来ましたが、結果はモジアナフレイバーが6着同着、ノンコノユメは8着、ミューチャリーは11着でした。
勝ったのは中団から豪快に伸びたモズアスコット。
根岸ステークスも強い競馬でしたが、ここも強かった...
矢作芳人調教師
「前走からすべてのことが好転するのでかなり自信があった分、逆に緊張しました。
ルメール騎手はあれだけの騎手ですから、レース前に僕から指示などすることはありません。
道中は完璧でしたし、4コーナーでは「外に出したら伸びるだろうな」と思っていて、スムーズに出すことが出来ました。
ただ直線はいつも長いですね。勝ったと思っても気は抜けません。
この馬は連闘でGIを勝ち、今度はダートGIを勝ち。すごい馬です。
前はスピード勝負のマイルという感じでしたが、年齢を重ねて体的にもパワー型になって来たなと。
今は芝なら時計が掛かる芝、それかダートが合うと思っています。
距離に壁はあると思うので、1800mや2000mはどうかなと。
この後は予定通りシドニーのドンカスターマイルを目指す予定で、秋はブリーダーズカップのダートマイルということを考えています。
今後も本格的二刀流を目指します!」
ということでした。
ダート挑戦で2連勝でGI勝利したモズアスコット。
今後は世界を股にかけての活躍を楽しみにしています。
2着は16番人気という低評価を覆し、ケイティブレイブが頑張りました!!
ドバイで疝痛により開腹手術という、サラブレッドにとって大変な苦難を乗り越えて...
この馬も、本当にすごい馬です。
今回レースでは初めてパートナーを組んだ長岡禎仁騎手は、落馬による大怪我を克服し、美浦から栗東に移籍。
ケイティブレイブには2年前から追い切りに乗っていました。
この大舞台で、人馬共に見事な走りを見せてくれましたね。
長岡禎仁騎手
「外枠だったので内の馬たちの出方を見ながら、馬の力を信じて最後の脚を伸ばすイメージで乗りました。
しっかり応えてくれて、いい脚で伸びてくれましたね。
乗せていただいた関係者の方々に感謝しています」
地方組は残念ながら上位入着することが出来ませんでしたが、また次のステップに向けて、いい経験になったのではないでしょうか。
6着同着モジアナフレイバー
繁田健一騎手
「スタートしてのめってしまい、全然行き脚がつかなかったです。
もう2列くらい前で競馬が出来ていたら...。
でも初めての環境の中、よく伸びて来てくれました」
福永敏調教師
「芝スタートで滑るような形になり、後手を踏んでしまいました。これも経験ですね。
それでも最後はよく伸びてくれましたし、力のあるところは見せられたのではないかと思います。
次に繋がる競馬だったのではないかと。今は走ったばかりですから、馬の状態を見極めてになりますが、ドバイ遠征は前向きに考えています」
8着ノンコノユメ
真島大輔騎手
「スタートは上手に出てくれましたが、大井の1600でもそうですが、今はマイルは忙しい印象です。
1800~2000くらいの方が競馬はしやすいですね。
馬の状態はすごく良かったですし、よく頑張ってくれました」
荒山勝徳調教師
「ペースが流れていて、前も止まらないですから。ずっと追いっぱなしの形になってしまいました。
それでももう少し最後伸びるかなと思ったんですけど...。
真島君も言っていましたが、今はマイルは忙しいと。
この先は帝王賞を大目標にローテーションを考えます」
11着ミューチャリー
御神本訓史騎手
「地方と違う軽い馬場で、ペースが速いですね...。
走り慣れていない中で戸惑っているような感じもありましたし、それでもよく頑張ってくれました。
着実に力はつけていると思います。
次は地方の重いダートで負かせるよう頑張ります」
久しぶりの佐賀競馬場では、レディスヴィクトリーラウンド以外のことも取材して来ましたよ。
まずはMr.ほとんどパーフェクト。
昨年もNARグランプリ最優秀勝率騎手賞を受賞。
7年連続7回目の受賞でした!本当にすごいですね...。
山口勲騎手
「勝率というのは1年の積み重ねなので、特に意識はしていないです。
一番は怪我無く、制裁なく、1年を通して騎乗することが目標です。
佐賀記念のウノピアットブリオは残念な結果でしたが、強い馬に揉まれて、また成長してくれるんじゃないですかね。
ここのところずっと使って来て、しかも連勝連勝で強い相手と戦って来たので、少しゆっくりして、また出直したいと思います」
あのグレイトパールを千切った中島記念は圧巻のレースぶりでしたね。そこからさらに成長するとなると...今後が楽しみです!
ウノピアットブリオが古馬の新星ならば、3歳の新星はミスカゴシマ☆
現在の様子を平山宏秀調教師に伺いました。
平山宏秀調教師
「もう絶好調です!どこも心配するところはないですね。
牝馬ですがカイバ食いもいいし、状態も申し分ありません。
昨年のインタビューで、九州ダービー・栄城賞を大目標に、地元重賞を全部勝つつもりで頑張ります!とお話しましたが、今のところとても順調に進んでいます。
まずは3月8日の飛燕賞を予定しているので、このままいい状態で挑めるよう頑張ります」
ここ2戦の距離延長もまったく問題なかったですし、現状では地元同世代に敵なしのミスカゴシマ。
このまま無双状態が続くのか、それとも強敵が現れるのか、3歳戦線も注目です!
そして、旅の楽しみグルメ~~~♪
本当はとんこつラーメンが食べたかったのですが...どのお店もかなり混んでいて、時間が合わず断念。
となれば、「何か焼いてもらおう!」と張り切って売店に行ってきました。
けっこう悩んで、イカ焼きと串カツをオーダーしました。
お皿ではなく、カップに入れてくれるのが、なんだかオツな感じ☆
ビールが欲しい。。
う~ん、ビールが欲しい。。
久しぶりの佐賀遠征、お天気も良く、美味しいものを食べて、競馬を見て。
日帰りの弾丸で忙しかったですが、とても幸せな時間でした!
LVR佐賀ラウンド第1戦は、大外から川島拓騎手が果敢に逃げる形。
2番手に付けた出水拓人騎手が早め先頭に立ちましたが、直線で伸びて来たのが岩永千明騎手。
1番人気に応え、見事勝利しました。
岩永千明騎手
「すごくいい馬に乗せていただいて、頑張って走ってくれた馬と関係者の方々に感謝しています。
復帰するか悩んでいる時、LVRでみんなの活躍を見て背中を押してもらったレースなので、そこで勝つことが出来てとても嬉しいです。
第2戦も勝てるように頑張ります!」
第2戦は濱騎手と関本騎手が並んで併走する形。
徐々に先頭に立って後続を引き離した濱騎手が、直線そのまま粘り込んで勝利しました。
濱尚美騎手
「2番手3番手につけるのが理想でしたが、思った以上にスタートが良くて、ああいう形のレースになりました。
内からも行こうとする馬がいたんですけど、無理に逃げるよりも溜めるイメージで乗ったら、最後まで脚を使ってくれました。
勝つことが出来てとても嬉しいです」
2戦の結果、佐賀ラウンドの総合結果は、
第1位が1着4着で42ポイント獲得した岩永千明騎手
第2位は2着2着で40ポイント獲得した中島良美騎手
第3位は6着1着で38ポイント獲得した濱尚美騎手
となりました。
岩永千明騎手
「もう本当に嬉しいですね!
高知ラウンドでもいい馬に乗せていただいたのに結果を出すことが出来ず、『もう前のようには乗れないのではないか』とすごく落ち込みました。
でも地元で結果を出すことが出来て、勝つことが出来て、とても嬉しいです。
ファンの皆さんの声援も聞こえましたし、それがとても力になりました。
表彰式では感極まってしまい、言葉に詰まってしまいましたが...。『ああ、復帰して良かったな』って、心から思いました。」
今回はミシェル騎手が参戦して、パワフルな騎乗でとても勉強になっていますし、若手が3人増えて、もう自分の子供でもいいくらいの年齢の子たちなのでね。
でも負けないように頑張ります!」
中島良美騎手
「ただただ、馬たちが頑張って走ってくれました。
わたしの追えない追い方でも伸びてくれて...。すごくありがたいです。
LVRの前に2戦エキストラ騎乗をさせていただいて、馬場の雰囲気を経験出来たことも大きかったと思います。
乗せてくれた皆さんに感謝しています。
怪我の影響で高知ラウンドは騎乗することが出来ず、悔しい気持ちもありましたが、今日こうやって参加させていただいて、こういう成績だったのは嬉しいですね。
でも先輩たちはやっぱり上手いですし、もっと成長出来るよう頑張ります」
濱尚美騎手
「初めての表彰台に立たせていただいて、馬にも乗せてくれた関係者の皆さんにも、応援してくれたファンの皆さんにも感謝しています。
まだまだ先輩たちに技術で及ばない部分が多いですが、次の名古屋も頑張ります!」
最終戦となる名古屋ラウンドは、3月12日(木)、名古屋大賞典と同じ日に行われます。
女王の座に輝くのはどの騎手でしょうか??
2月22日(土)、佐賀競馬場で行われたレディスヴィクトリーラウンドを取材して来ました!
今年のLVRはミカエル・ミシェル騎手の電撃参戦、昨年デビューの3名の新人騎手、長期休養から復帰した岩永騎手など注目ポイント盛りだくさん。
当日はたくさんのお客様が来場し、熱く盛り上がりました。
騎手紹介式はたくさんのファンの方々が見守る中、一人一人ご挨拶。
それぞれに温かい拍手や声援が送られましたが、その中でもひと際応援の声が大きかったのがこの方。
地元佐賀所属の岩永千明騎手。
岩永騎手は昨年6月、落馬事故から3年3ヵ月という長い休養期間を経て復帰しました。
休養中は復帰に向けて相当な葛藤があったということですが、前回のLVR佐賀ラウンドで女性騎手たちが頑張っている姿を見て、「自分も戻りたい」と強く思ったそう。
無事に復帰し、こうしてファンの皆さんから声援を受けている姿は、わたしにとってもとても感慨深いものがありました。
紹介式のあとには、マスコミ向けの集合写真撮影。
レース中はバチバチになるジョッキーたちですが、競馬以外の時間は和気あいあい。
笑顔が絶えない現場でした。