平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!1年ぶりの金沢競馬場、満喫して参りました!
今回はお笑い芸人ダイノジさんと、耳目社の山中寛さんとトークショーをさせていただいたのですが、
ダイノジのお2人が本当に面白い。
 
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大谷ノブ彦さんは以前ニッポン放送で番組をしている時、ことごとく馬券が外れてデス谷さんと呼ばれていたんです(笑)。
それは日曜日の中継でも話題になっていたほど。
 
今回もそのデス谷っぷりをいかんなく発揮していました!
第9レースに組まれたオッズパーク杯にて、「絶対にこないから!!」と強く仰っていたベルコルポが快勝。
ご自身の本命ジョインフォースはクビ差の2着となりました。
 
大地洋輔さんが「名前が可愛い」と言ってあげたティエンランは、8番人気の低評価を覆して3着に好走。
しかし大地さんは単勝で勝っていたため、こちらも残念ながら外れとなりました。
 
イベント中も楽しかったですし、イベント後レースを見ながら絶叫しているお姿を見ているのもとても楽しかったです。
今まで一度も馬券が当たったことがないという大谷さん。
的中するところをぜひ見てみたいです!!
 
 
お昼ご飯は金沢競馬場名物、カウンターで握ってくれる金澤玉寿司へ。
甘エビ、まぐろ、あじ。
これで750円。
 
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競馬場でこんなに美味しくてお手頃なお寿司が食べられるなんて、何度食べても感動です!!
 
そして、忘れてはいけないのが粉もの。
関西と同じく粉ものが美味しい金沢。
たこ焼き大好き人間としては、これもマストでいただきたいのです。
 
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金沢に来ると定番メニューが美味しすぎてなかなか浮気出来ないのですが、
次に行ったら初めてのグルメにも挑戦したいなと思います。
 
しかし...
やはりというか、とにかく寒かったです。。
昨日は金沢には珍しい?秋晴れだったのですが、14時を過ぎると一気に寒くなりました。
競馬場へ遊びに行く時には、暖かくしてお出かけくださいね。
昨日の北國王冠、豪華メンバーが揃った上に、2600mで難しい展開に。
とても見ごたえのあるレースになりましたが、勝ったタガノゴールドは強かった!!
 
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出たなりで中団につけると、最初の3,4コーナーもしっかり折り合って、ホームストレッチで自然に前目のポジションにつくと、
残り800mの辺りで下原騎手がゴーサイン。
一気に加速して2番手へ。そこからは逃げるアッキーとの一騎打ちになりましたが、手ごたえは優勢だったし、直線を向いて危なげなく抜け出しました。
 
新子雅司調教師
「よく頑張ってくれましたね。
最初にごちゃつくところもありましたが、最後の直線は安心して見ていられました。
前は攻め馬で伸び切った走りをしていたのですが、詰めて走れるようになって来て。
その辺りからレースでもしっかり走ってくれるようになりました。
この後は園田金盃(12/5)を予定しています」
 
2着は川崎所属のアッキー。
鞍上は船橋の岡村健司騎手でした。
「まさかあんなに行く馬がいるとはびっくりしました。
砂を被りたくはなかったけれど、無理をしても仕方がないと思って最初は番手になりました。
マイペースを守りつつ、途中からハナに立つ形になって、最後まで渋太く粘ってくれましたね。
自分の競馬は出来たと思うし、勝った馬が強かったです」
 
3着は岩手のエンパイアペガサスでした。
菅原俊吏騎手
「道中外外を回らされる形になってしまいました。
最後はよく伸びて来てくれたので、そこがもったいなかったです」
 
地元期待のティモシーブルーは8着。
畑中信司騎手
「距離が長いのかな...
タガノゴールドと一緒に上がって行きたかったのに上がって行けなくて。
位置取りを取るのもちょっと激しくて、あっちに行ったりこっちに行ったりだったことで集中力が切れたのかもしれません。
状態は良かっただけに残念です」
 
 
わたしはティモシーブルーからいったので馬券的には残念でしたが、やはり長距離は見ごたえがある!
とても面白いレースを見せていただきました。
 
*11月10日(日)金沢 第10R『北國王冠』 2600m 16:10*
 
金沢競馬遠征中
 
本日は1年ぶりに金沢競馬場へ遠征しています。
地元の方曰く「金沢っぽくない」と表現するほどの秋晴れ。
 
2レースまではやや重でしたが、3レースからは良馬場に回復。
その3レースを勝った吉原寛人騎手は、最後の直線でど真ん中を伸びて来ましたし、内側はけっこう重そうな印象です。
 
昨年の今頃は、いかにしてラチ沿いのポジションを取るかが勝負の分かれ目でしたが、今年はまったく違う馬場傾向ですね。
 
さて、今年の北國王冠ですが、例年以上に豪華メンバーが集まりました!
 
相当悩んだのですが、2600メートルという距離はより地元の利が活きるのではないかと考え、本命ティモシーブルーにしました。
 
前走白山大賞典での5着は胸を張れるものだし、イヌワシ賞も僅差2着。
しっかりした末脚がある馬で、距離も問題なさそうです。
 
対抗は兵庫のタガノゴールド。
イヌワシ賞では遠征で勝ち切りました。
こちらも距離延長はプラスでしょう。
 
グルームアイランドは8歳にしてより強くなったのではないかと。
休み明けの前走も強かったし、このレースは2017年に勝っている相性のいいレース。
軽視は禁物と考えます。
 
◎3、ティモシーブルー
○6、タガノゴールド
▲8、グルームアイランド
△7、エンパイアペガサス
△5、アッキー
△12、バンローズキングス
 *10日(日)高知 第7R『黒潮マイルチャンピオンシップ』 1600m 18:00発走*
 
ここはケイマもサクラレグナムも不在で中心になる馬選びが難しいところ。
どの馬にもチャンスがあると思うし、かなりの混戦と考えます。
 
本命にしたのはウォーターマーズ。
JRA3勝の実績から高知に移籍して、6戦すべて馬券圏内という活躍を見せています。
珊瑚冠賞では渋太く伸びてケイマに1馬身差まで迫る2着でした。
レースぶりを見ていると、前半から西川騎手が促している場面があり、エンジンの掛かりがゆっくりなタイプなのかなと。
前走は1400mで3着でしたが、より距離が延びた方がこの馬の渋太さが発揮できそうです。
 
ここは前走で先着を許したアーチザスカイがいますが、前走よりも競馬がしやすいのではないかと考えました。
 
対抗はアーチザスカイ。
他に逃げ馬は見当たらず、単騎逃げが見込めそう。
(わたしが考える)有力馬は後ろから末脚勝負の馬が多く、先行争いはそこまで激しくはならないのではないかと思っています。
ただし、楽に逃がすと怖い馬ですから、他の馬たちも早め早めに上がって来て、そこまで展開が味方するわけではないのではないかと。
自分の形に持ち込んでどこまで粘れるかでしょう。
 
ファドーグも末脚勝負の馬で、距離が延びた方が良さそうな馬。
末脚は確実なので、ここも大崩れはしないと思っています。
 
叩き3戦目になるヨッテケ、強豪と戦って来たサクラエールまで。
 
 
 ◎5、ウォーターマーズ
 ○7、アーチザスカイ
 ▲9、ファドーグ
 △1、ヨッテケ
 △3、サクラエール
 
 *7日(木)門別 第12R『道営記念』 2000m 20:40発走*
 
今シーズンのフィナーレとなる道営記念。
スーパーステションとリンゾウチャネルの名前がないのは残念ですが、それでもシーズン締め括りに相応しい豪華メンバーです。
 
本命にしたのはバルダッサーレ。
今年の夏に門別に移籍して3連勝。
特に前走の瑞穂賞は、強敵揃いの中で先行して完勝。
もともと2016年の東京ダービー勝ち馬で実力はありましたが、ここに来てさらにもう一段階上の強さを身に付けた印象です。
先行出来る強みもあるし、いい位置を取った上で最後までしっかりと伸びる末脚もある馬。
鞍上は大井の笹川翼騎手ということで、人馬ともに道営記念初制覇を期待しています。
 
対抗はヒガシウィルウィン。
こちらも超がつく実績馬。
今年の春に復帰してからは、らしくない競馬が続いていて、門別移籍初戦も勝ち切ったものの、なんとか勝ったという感じでした。
 
しかし、前走の瑞穂賞では直線内から伸びて来て2着。
だいぶ状態が上がって来ているし、本来の力が出せれば上位争いしてくれるでしょう。
 
3歳馬リンノレジェンドはここ2戦の勝ち方が圧巻でした。
大井の黒潮盃では先行して早め先頭で押し切り勝ち、盛岡のダービーグランプリは逃げてそのまま突き抜けました。
ホッカイドウ三冠路線ではリンゾウチャネルに歯が立たなかったけれど、この夏から秋にかけての成長を考えると、
古馬に入ってもいきなり好勝負してくれるのではないかと思います。
 
道営記念は2度の2着があるオヤコダカ。
一時期のスランプから脱し、今年は重賞でも好勝負を演じています。
前走いい勝ち方だったドラゴンエアル、休み明けを叩いたモズオトコマエまで。
  
 ◎7、バルダッサーレ
 ○1、ヒガシウィルウィン
 ▲8、リンノレジェンド
 △11、オヤコダカ
 △9、ドラゴンエアル
 △5、モズオトコマエ