昨日の『川崎記念』は、圧倒的な支持を集めたホッコータルマエが快勝しました!!
この日の馬体重は、+5キロの506キロ。
パドックでは堂々と落ち着いて周回していて、見事に鍛え上げられた筋肉質の体がピカピカに光っていました。
号令がかかって幸騎手が騎乗すると、戦闘モードへとスイッチオン。
リズミカルに速足をし出しました。
レースは大方の予想通り、トウショウフリークが離れて逃げる展開。
ホッコータルマエは2番手に付け、2周目の3,4コーナーで前を捉えに行きました。
直線ではムスカテールに食い下がられましたが、そこから差は縮まらず。
王者の力を見せつけてくれました!
レース後にもすぐに息が入っていて、まだまだ走れそうなくらい元気いっぱいでしたよ☆
幸英明騎手
「今日はたくさんの支持を集めていたので、勝ててホッとしています。
4コーナーを回った時には、勝てるなと思いました。
最後は思った以上に詰め寄られましたけど、ムスカテールが来た時にもしっかりと反応してくれて、そこからは差は縮まらなかったです。
調教でも返し馬でも状態が良かったですね。
レース前は2,3番手に行こうと考えていて、楽に逃がさないようにと心がけていました。
3,4コーナーで動いた時はちょっと早いかなという気もしましたが、逃げ馬を射程圏に入れておきたかったので。
いい勢いで2着馬が来ましたが、着差以上に強かったです。
次はフェブラリーステークスの予定なので、まだ中央のGIを勝っていないので、取りこぼさないようにしたいです。
勝ってドバイに行きたいです!」
西浦勝一調教師
「単勝1,1倍だったということで、まずは勝ててホッとしています。
気持ちの中では(勝って)当たり前と思いながらも、やはりプレッシャーはありました。
逃げたトウショウフリークが3コーナーくらいから手応えがなくなって、少し早いかなと思って後ろから来る馬を心配していました。
直線は、ああいう形になったら抜かされないとは思ってましたけど、力が入りましたね。
本当に賢い馬で、自分の中で切り替えるので疲れも早く取れる。だから、レースでいい状態に仕上げることが出来るんです。
大目標は3月のドバイで、この後馬の状態が良ければ『フェブラリーステークス』にも使う予定です」
2014年の初戦を飾って、素晴らしいスタートを切ったホッコータルマエ。
この後は、フェブラリーステークスからドバイへと、夢は大きく広がりますね!
2着は久しぶりのダート挑戦となったムスカテール。
好位追走から、直線ではホッコータルマエと叩き合いを演じる健闘を見せてくれました。
岩田康誠騎手
「2周目の向正面から手応えも良く、上がって行きました。
ただ、直線は交わせそうで交わせなかったです。
能力のある馬だし、いい勝負が出来ると思ってました。
久しぶりのダートでここまで走ってくれたんでね、今後がさらに楽しみです」
3着は逃げたトウショウフリークが粘りました。
武豊騎手
「自分のレースは出来ました。けっこう引っ掛かって行くんで、後ろを離す形になりましたけど、3コーナーくらいから来られたので...。もう少し離れるかと思ったんですけどね。
よく頑張ってくれましたけど、上位2頭が強かったです。
状態は良さそうなので、どこかでタイトルを獲りたいです」
ダート界の王者が勝って、芝から転戦して来た新勢力も力を発揮してくれたこのレース。
今年のダートグレード戦線も、粒ぞろいのメンバーでの戦いが見られそうですね♪
今日は2014年初のJpn1競走『川崎記念』です!!!!
*29日川崎 第11R 『川崎記念』 2100m 16:10発走*
ここはもう何てったって、ホッコータルマエでしょう。
『ジャパンカップダート』では、押し出される形で早め先頭から、最後はソラを使っての3着...。
力負けではなかっただけに、幸騎手の悔しそうな表情が印象的でした。
その悔しさを踏まえて挑んだ『東京大賞典』では、
好スタートからかなり抑えて抑えてニホンピロアワーズを行かせる戦法に。
最初は少し頭を上げて嫌がっていましたが、すぐに折り合いが付く辺りはさすが。
幸騎手の、「絶対に下げる」というブレない気持ちと、ホッコータルマエの賢さが一つになって、本当に素晴らしい競馬を見せてくれましたね。
今回は、あの時食い下がって来たワンダーアキュートとニホンピロアワーズという強敵がいません。
メンバー的にも手薄な印象だし、ここは王者として負けられない一戦です。
対抗は、トウショウフリークを推します。
前走初の地方挑戦でしたが、前半ちょっと掛かった割には最後までよく粘り込みました。
『平安ステークス』で7着になった時も、直線半ばまで粘っていて、小回りになったら良さそうだなと感じていました。
自分のペースで行ければ渋太いので、今回も注目です。
さらに、新潟など左回り実績は抜群で、右回りでももちろん力を出せるけれど、より左回りの方が良さそう。
ただし、ホッコータルマエにとってこの馬の脚質は、脅威というよりもむしろ歓迎なのではないかと推測されます。
早め先頭になるとソラを使うタルマエにとって、前に行って渋太く粘る馬というのは有難い存在。
今回の印はあくまでも本命が抜けていて、対抗からは2着争いというイメージです。
3番手評価はランフォルセ。
前走の『名古屋グランプリ』は、トウショウフリークの作り出したよどみのない流れによって、この馬の持ち味であるマクッて行く脚が使えませんでした。
『浦和記念』のように、3,4コーナーで先頭を捉えるような展開が一番向いていると思います。
今回もホッコータルマエとトウショウフリークの2頭がいるのでペースはけっこう流れそう。
能力の高い馬なので、どこまで食らいつて行けるでしょうか。
ムスカテールは超久しぶりにダートに挑戦して来ました。
ベルシャザールやドリームバレンチノなど、最近のダートグレードでは芝で活躍していた馬たちの健闘ぶりが光ります。
ダートは2戦2勝の実績があるので、あとはキツイ川崎のコーナーを6回回るところがポイントになりそうです。
◎5、ホッコータルマエ
〇3、トウショウフリーク
▲7、ランフォルセ
△4、ムスカテール
今日は笠松競馬場に、マグニフィカが登場します!
2010年の『ジャパンダートダービー』を制した南関東の雄の、笠松初戦。
管理する川嶋弘吉調教師にお話を伺いました。
「こちらに来た時には、洗い場に繋ぐのも大変でした。でも今は環境にも慣れたみたいですね。
あれだけ活躍した馬ですから、やはり体が柔らかくてとてもいい馬です。
今回は移籍初戦ということで、手さぐりの面が大きいですが、追い切りは動きましたねぇ。
小回りも問題ないですし、スピードのある馬なので笠松も合っていると思います。
どのくらい戦えるか、今後を占う上でも試金石の一戦です」
続いては、毎日の調教パートナーであり、レースでも騎乗する向山牧騎手。
「年齢は重ねてますけど、やっぱりいい馬ですね。
逃げてもいいし、今後のことを考えて番手でもいいのかなと思ってます。
とにかく実績のある馬ですから、笠松のオープンでどのくらい走れるか、楽しみですね」
マグニフィカが登場する『東海クラウン』は、本日笠松第9R、16:15発走です!
昨日行われた『ゴールドジュニア』は、園田からやって来たトーコーガイアの圧勝でしたね☆
木村健騎手
「強かったですねぇ。スタートでちょっと出負けしてしまったので、腹を括って2コーナー回ってから上がって行けばいいわと思いながら乗ってました。
でも手応えが全然違って、僕が何もしなくても馬が自分で上がって行ってくれました。
最後までしっかり走っていたし、本当に強かったです!」
吉行龍穂調教師
「いいレースをしてくれましたね。
今後はJRAに挑戦してみたいという気持ちもあるんですけど、この馬の飛びからすると、芝よりもダートの方がいいんです。
でもJRAのダートで挑戦出来るレースが、春は東京にしかなくて...。さすがにこの時期に東京まで行くのはかわいそうな気もするので、今はまだ白紙ですね。
大目標は、地元の『兵庫ダービー』です!」
レース後もすぐに息が入って、ケロリとした顔をしていたトーコーガイア。
今後どんなローテーションを進むのか、楽しみに待ちたいです♪
明日は大井競馬場にて、牝馬の戦い『TCK女王盃』が行われます!!
*22日大井 第11R 『TCK女王盃』 1800m 16:05*
今年最初の地方ダートグレード競走に相応しい、豪華な面々が顔を揃えましたね☆
まずは、やはりというか、女王メーデイアを本命にします!!
衝撃の地方デビューからちょうど一年。
ここまで地方のダートグレードでは負けなしの強さを誇っています。
レースも上手だし、前向きだし、どんなコースどんな馬場でもこなしてくれる、オールマイティーな女王です。
今回唯一気になるのは、唯一にして初めての57キロ。
牝馬にとっての57キロはけっこう酷。。
それでも、ここは勝って連覇を果たして欲しいです。
強敵になりそうなのが、今回初めて地方に挑戦するワイルドフラッパー。
牝馬同士のダートグレードは、中央準OPの力で十分通用するのは、これまでの成績が物語っている所。
この馬は前走でOP2着という素晴らしいレースをしていますから、力が即通用することは確実です。
特に印象的だったのは、前々走の準OP戦の勝ちっぷり。
持ったままハナへ行き、直線突き放す圧巻のレースを見せてくれました。
時計も優秀だし、今季で引退を表明しているメーデイアを超える逸材なのでは...とワクワクしています。
あの前向きなレースぶりなら、小回りも上手にこなしてくれそうだし、今回は大井の外回りですから、初地方はそれほどマイナスにはならないと思います。
常に安定したレースを見せてくれるアクティビューティは、メーデイアのいなかった前走『クイーン賞』を快勝。
常にメーデイアの陰に隠れている印象ですが、この馬もどのコースでもどんな展開でも上位に食い込む実力はさすが。
初めての56キロが少し気になりますが、今回もこの馬らしい安定感を期待しています。
現在3連勝中のビタースウィートにも注目。
前走の『東京シンデレラマイル』では、中団内からジワッと上がって来て、直線では最内を伸びる勝負根性を見せてくれました。
ここ2戦はマイルを走っていますが、前走のゴール前の手応えを見ても、1ハロンの延長は問題なし。
JRA勢相手に、どこまで戦えるか楽しみです。
◎8、メーデイア
〇3、ワイルドフラッパー
▲4、アクティビューティ
△6、ビタースウィート
△1、オメガインベガス
つづく第2戦は、兵庫の鴨宮騎手が先手を奪い、粘って粘って勝利を勝ち取りました!
鴨宮祥行騎手
「ゲートが決まったので、積極的に行きました。
3,4コーナーで少しフワフワして、最後もバテたっていうよりソラを使っていた感じだったので、後ろからの気配を感じてドキッとしhたんですけど。
馬がよく頑張ってくれましたね」
第2戦の結果はこちら↓
1着:鴨宮祥行騎手 20P
2着:日野太一騎手 15P
3着:下村瑠衣騎手 12P
4着:菱田裕二騎手 9P
5着:山中悠希騎手 7P
6着:中井裕二騎手 5P
7着:川島拓騎手 4P
8着:笹田知宏騎手 3P
9着:阿部龍騎手 2P
ということで、第1戦2着、第2戦1着だった鴨宮祥行騎手が総合優勝を果たしました!!
第1位:鴨宮祥行騎手
「優勝出来て嬉しいですね!
兵庫勢では5人目の優勝ということで、先輩たちからもけっこうハッパかけられてたんですよ(笑)。
高知は初めてでしたが、最初のレースは1レースに騎乗してた中西騎手の乗り方を真似したんです。
そうしたら、2着に食い込むことが出来ました。
2戦目は最後にソラを使うくらいだったし、馬が強かったですね。
実は2着に来たのが中井くんだと思った(実際は日野騎手)ので、総合は2位かなって思ったんです。
でも、検量に戻って来る時に下村さんと山中くんが『おめでとう』って言ってくれたので、『よっしゃー!』って。
今回のメンバーの中には、日本プロスポーツ大賞新人賞を獲った人たちが3人(菱田騎手、阿部龍騎手、山中騎手)もいたので、その3人には負けたくないと思ってました。
優勝出来て、本当に嬉しいですね。
昨年は思ったほど成績が伸びなかったので、今年は幸先のいいスタートが切れたし、もっともっと頑張ります!!」
第2位は、第1戦を勝ったJRAの中井裕二騎手でした。
「馬運が良かったですね。第1戦を勝てて、すごく嬉しいです。
でも結局2位になってしまったので...。
この借りは、兵庫で必ず返します!よく交流とかで乗りに行く競馬場なので。
これまでは菱田くんをライバル視していたんですけど、菱田くんだけじゃなくて、鴨宮くんという新しいライバルが出来ました。
他のジョッキーたちもそうだし、新しい刺激を受けることが出来ましたね。
負けないように、僕も頑張ります!!」
第3位は、佐賀の日野太一騎手でした。
「第2戦はよく追い込んでくれたんですけど...。あそこまで行ったら勝ちたかったですね。
あそこで勝ってても鴨宮くんの総合優勝は変わらなかったですけど、順位とかじゃなく、勝ちたかったです。
高知は初めてだったので、内側をどのくらい開けて走ればいいのかわからなかったですけど。
コーナーもゆったりしてて、佐賀より乗りやすかったです。
久しぶりに会った同期とか、みんな同じくらいの年齢なんでね、色々と情報交換しました。
競馬についてもそうだし、プライベートなこととかも。内容ですか?それは内緒です(笑)。
とにかく、いい刺激になりました」
総合ポイントはこちら↓
1位:鴨宮祥行騎手 35P
2位:中井裕二騎手 25P
3位:日野太一騎手 22P
4位:笹田知宏騎手 15P
5位:下村瑠衣騎手 14P
6位:川島拓騎手 13P
7位:菱田裕二騎手 12P
8位:山中悠希騎手 12P
9位:阿部龍騎手 6P
新人王は例年イケイケゴーゴーのレースになることが多かったですが、2戦戦うようになってからは、落ち着いたレースが繰り広げられるようになりました。
今年も2戦共にハイペースにはならず、新人とは思えない落ち着いたレースを見せてくれましたね。
今回出場したメンバーが、何年後かにそれぞれの競馬場を背負って立つトップジョッキーになり、スーパージョッキーズトライアルや、佐々木竹見カップで再び激突する日を楽しみにしています♪
それにしても...
優勝したカモミールはサービス精神旺盛で、ファンの方からも大人気でしたよ☆
【喜びのポーズby鴨宮騎手】