先週の金曜日から3泊4日で、香港&マカオへ行って来ました!
香港へ行くのは、2008年の香港ダービーを見に行って以来、マカオは初めてです。
まずは1日目。
出発便がいきなり遅れて、香港に着いたのは22時過ぎ。そこからなんだかんだでホテルに着いた時には0時を回っていたので、おとなしく眠りにつきました。
香港はけっこう暖かいと聞いていたのですが...前日から珍しく冷え込んだため、かなり寒かったです。
ダウン持っていけばよかった...
2日目。この日は1日マカオ満喫デイです☆
香港からフェリーでマカオへ。
とにかくフェリーはめちゃ混みでした。ほとんど中国人の方々です。
約1時間でマカオに到着。
イギリス領だった香港と、ポルトガル領だったマカオ。
東洋と西洋の文化が混じり合っている...という共通点はありますが、現在も法律や通貨など、違うところがたくさんあります。
こちらは世界遺産の聖ポール天主堂跡
本堂の部分はすべて焼けてしまったそうです。
面白いのは、キリスト像やマリア像と一緒に、こまいぬがいること。
まさに、西洋と東洋の融合ですね。
そして、聖ポール天主堂のすぐ裏には、同じく世界遺産である道教の建物もあります。
シンガポールもそうですが、別々の宗教が隣同士で仲良く繁栄出来るというのは、大きな特徴の1つですね。
世界遺産を見た後は、セドナ広場にあるレストランでランチ♪
飲茶を中心としたコースをいただきました!
どれもとても美味しいし、こんなに食べられません!ってくらい出てきます。
一番のお気に入りは、から揚げでした。多分、鶏だと思うんだけど、日本にはちょっとない感じの味でした。
触感が、軟骨のから揚げみたいな感じ。鶏じゃなかったらどうしよ...
お腹を満たして、いよいよギャンブルタイムです♪
マカオには、36個のカジノと、競馬場、ドッグレースが1つずつあって、計38個のギャンブル場があります。
ガイドさん曰く、「マカオでは、お金で買えないものはない」というほど、徹底した考え方を持っていて、歩きたばこもポイ捨てもOK。
日本とは、かなり考え方が違うようです。
まずはタイパ競馬場。
地方の競馬場っぽい...と聞いていましたが、一番雰囲気が近いのは福島競馬場じゃないかな。
外が芝コースで、内側がダートコース。
1周1600mありますが、とにかく横幅が狭い!
ここまで横幅のないコースを見たことない!と思ったけど、調べてみたら、芝28m・ダート21mでした。
今一番小さいコースと言われる福山が、18m~25mだから、見た目の印象だけでそんなに狭くはないようですね。
スタンドが広いから、余計にコースが狭く見えるのかな。
広くて人がいません!!
みんなカジノが大好きなようで...競馬はあまり人気がないそうです。。
でも、レース自体はかなり白熱していたし、レベルの高いジョッキーもいました。
1つ気になったのは...
馬たちが、みんなパシュファイヤーをしていること。
全馬ですよ?!
私が見ることが出来た2レース、本当に全馬つけていました。
どの馬も目を見ることが出来ないというのは、ちょっと異様な雰囲気です。
韓国の競馬もパシュ率高いけど、それでも全馬ということはありません。
みんな視界が狭くて危なくないのかな...と思ったりしました。
でも、綺麗できゅっとまとまってて、とても雰囲気のいい競馬場でした♪
続いてはカジノへ。
マカオで一番大きなカジノ、ベネチアンホテルへ行きました。
ここは東京ドーム1個分の敷地に、ぎっしりとカジノが並んでいます。
撮影禁止なので写真はありませんが...もんのすごい熱気!
人も多いし熱気もすごいしで、ちょっと息苦しいほどです。
ここでドカンと一発当てて大金持ちになったり、ものすご~く負けてひもじくなったりするわけですね。
ちなみにベネチアンホテルは約1兆円の資金をかけて作られましたが、なんと約8か月ですべて回収しちゃったそう!
マカオでは、カジノの売り上げの純利益が、1日で37億円も出るんですって!!
純利益37億円ですよ?!
経費も光熱費も人件費もすべて引いて、これだけ残るなんて...
そりゃバブル景気になりますわな。
カジノって、めちゃめちゃ儲かるんですね。。
街全体がすべてカジノを中心に回っていて、観光客に来てもらうためにみんなで協力して治安を良くして、とにかく観光客に楽しんでもらおうという意思が明確に見えました。
全く同じではないけれど、地方競馬も習う部分はあると感じます。
特に地域との結びつきは強いなと思いました。
夜は香港に戻って広東料理。
油っぽ過ぎないし、日本人好みというか私好みの味付けで、とても美味しかったです♪
2日目は、いろいろ見て回って勉強になった一日でした。
12月3日&4日、阪神競馬場にてワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)が開催されました!
今年の地方代表は、スーパージョッキーズトライアル(SJT)で権利を勝ち取った、金沢の吉原寛人騎手☆
初のWSJSの舞台で、魅せてくれましたよ~。
まずはエキストラ騎乗の成績から。
(3日)
1R ドラゴンフライ 10人気 11着
2R リアライズナマステ 2人気 12着
3R キクノレイ 13人気 14着
5R ダディーズクール 5人気 4着
7R マイティージュニア 5人気 4着
8R エーシングレーソロ 7人気 2着
9R クリノカリスマ 16人気 9着
(4日)
2R チェリム 12人気 11着
3R ボーイフレンド 10人気 2着
7R ライブインベガス 6人気 6着
8R エイシンフルハート 8人気 12着
11騎乗2着2回。どちらも人気薄で穴を開けた形です。
ほとんどのレースで人気以上の着順に来ているように、勝ち星こそなかったものの、期待以上の好成績と言えます。
そして、本番のWSJS。
初戦でいきなりやってくれました!
第1戦『ゴールデンサドルトロフィー』では6人気【オーセロワ】に騎乗して、積極的に逃げる展開。
4コーナーで後ろが迫って来ましたが、直線渋太く粘って勝利!!
ゴール前ではガッツポーズも飛び出しました。
続く第2戦『ゴールデンブライドルトロフィー』は1番人気【レーザーバレット】に騎乗。
ここは落ち着いた騎乗で後方から差し切っての余裕の勝利。
管理する萩原調教師は、
「早い時期の海外遠征を経験して、大きな成長を見せてくれました。
強いレースだったし、この先も本当に楽しみです」
と仰るように、期待の高い素質馬を任され、きっちりと勝って大役を果たしました。
WSJSの舞台で2連勝☆☆
これはもう、優勝しかないっ!!!
と思ったんですが、続く4日。第3戦『ゴールデンブーツトロフィー』、第4戦『ゴールデンホイップトロフィー』ともに13着。
最後の最後で、アイルランドの名手ジョン・ムルタ騎手に抜かれて総合2位!!
2位でも十分すごいんですけど...
夢を見てしまったばっかりに、残念な気持ちが大きかったのが本音です。。
吉原寛人騎手
「正直、2位は悔しかったですね。土曜日に夢を見てしまったので...。
でも、また優勝という目標が出来て良かったとも思ってます。今は気持ちもいい方向に向いてますよ。
金沢から応援バスツアーでファンの方がたくさん応援に来てくれました。パドックなんかでもたくさん声援を送ってくれて。
地元の期待を背負って挑んだので、その期待に応えられたかなと思ってます。
それに、僕は地方競馬の代表として参加してますから、地方のみんなの気持ちも背負ってるつもりでした。
勝つことが出来たので、責務は果たせたのかな。
今回は金曜日にパーティーもあって、JRAのジョッキーたちと色々話したり、今までない経験をさせてもらいました。
やっぱり、1つ勝ってからは周りの反応も違いましたね。そういうところは同じ競馬だなって思いました。
前日はよく眠れたんですけど、土曜の夜は9鞍乗ったこともあったし、気持ちも上がってて、体が火照っちゃってなかなか寝付けませんでした(苦笑)。でも普段は朝3時から仕事してるくらいなんで、特に影響はなかったです。
本当に、夢の2日間でした。
天国と地獄を一気に味わいましたね(笑)。
色んな経験を積めて、本当によかったです。
金沢のシーズンオフには、今年も南関東で限定騎乗をするので、昨年よりも勝ち星を挙げたいです!
まだ南では重賞を勝ってないので、大きなところを勝ってアピールしたいです!!」
大きな大きな経験を積んで、さらなる進化を遂げた吉原寛人騎手。
地元金沢では今年も断トツのリーディング☆
年明けからの南関東参戦も楽しみです!
今年の『オッズパークグランプリ』は、12月5日(月)佐賀競馬場にて行われます。
第9R 『オッズパークグランプリ2011』 1400m 15:50発走
ここはなんといっても【ラブミーチャン】でしょう!
長らく続いた体調不良を乗り越えて、パワーアップして完全復活を遂げました。
6月の『名古屋でら馬スプリント』では、返し馬の時点でかなり状態が良かったようで、レースは圧倒的なパフォーマンスでレコード勝利☆
続く全国交流の『習志野きらっとスプリント』では、逃げる【ジーエスライカー】の2番手追走から、直線抜け出して最後もうひと伸び。
これまでのスピードを生かして押し切る競馬から、相手のペースに合わせて走って直線伸びるという新たな一面を見せてくれましたね。
この時は、金色に光る毛づや、柔らかそうなムキムキの筋肉、そして堂々とパドックを歩く姿に圧倒されました。
体の成長はもちろん、精神的な成長がかなり大きかったですね。
精神的な成長は、人間が促してもなかなか上手くいかないもの。
馬自身が経験して、乗り越えて行くのを待つしかないのです。
関係者の皆さんは、大きなプレッシャーと戦いながら、【ラブミーチャン】をここまで育てたこと、本当にすごいことだと思います。
その後の3戦は勝ち星こそないものの、中央交流戦で惜しいレースを連発。
特に『東京盃』『JBCスプリント』の大井2戦は、一番苦しい競馬を強いられながらの粘り腰。
勝った【スーニ】も強かったですが、【ラブミーチャン】の根性と底力が光ったレースでした。
今回は佐賀初登場。
基本的にはコースを問わないし、先行超有利な佐賀競馬場はまさに得意とするところ。
他にも行きたい馬がいるので先行争いは激しくなりそうですが、番手でも競馬が出来る今、スタートして相手次第の競馬が出来るのは強み。
ここは圧勝を期待しています。
問題は2着争い。
注目は3歳馬の【ウルトラカイザー】です。
ここまで10戦9勝。唯一負けたのは、初めてのJRA挑戦で芝のレースだった『つわぶき賞』のみ。
2度目のJRA挑戦では、『くすの木賞』をクビ差粘って勝利☆
長期休養から復活したこの秋2戦も、古馬を相手に余裕の2連勝。
地元のアドバンテージもあるし、1枠になったのも有利。
一気のメンバー強化になりますが、どこまで戦えるか楽しみです。
『九州大賞典』を勝った【メイホウホップ】は、長い距離で強さを発揮するタイプ。
能力は高いですが、1400m戦の今回はちょっと分が悪いですね。
JRAから佐賀に移籍して来て、この距離3戦3勝の【アリガタイ】も怖い存在。
この馬も前に行く脚質なので、先行争い激化は必至です。
名古屋からの刺客【スマートブレード】は、やはり短い距離が得意な馬。
地方へ移籍してからは少し距離が長かった印象。
『クラスターカップ』で4着しているように、ここに入れば実績上位の存在です。
◎6、ラブミーチャン
〇1、ウルトラカイザー
▲4、アリガタイ
△7、スマートブレード
☆3、マンオブパーサー
年に一度の『オッズパークグランプリ』。
プレゼントキャンペーンもビッグになってますので、レースと併せてお楽しみください♪
そして第4戦の『デメテル賞』。
岩永騎手が積極的に逃げて、山本騎手が追いかけて2番手。
少し離れて、皆川騎手・別府騎手が続きます。
前2頭が飛ばす展開を、別府騎手がじわっと追い上げて4コーナーで射程圏内に。
直線力強く抜け出して、今回のLJS初勝利☆
今回はなかなか思うような成績を出せなかった別府騎手ですが、快心の勝利に、
「やっと勝てた~」
と、いつもの笑顔を見せてくれました。
中団から追い上げて直線きっちり差し切るという、まさに王道の競馬を見せてくれましたね。
2着は逃げて粘った岩永騎手。
地元荒尾で勝利を挙げたいという気持ちが強かったので、レース後はかなり悔しそうな表情をしていました。
そして3着は、積極的に勝ちに行く競馬を見せた山本茜騎手。
~デメテル賞~
1着:別府真衣騎手
2着:岩永千明騎手
3着:山本茜騎手
4着:皆川麻由美騎手
5着:増沢由貴子騎手
6着:下村瑠衣騎手
ということで、荒尾ラウンドの成績は...
1位:増沢由貴子騎手 25P
2位:別府真衣騎手 23P
3位:岩永千明騎手 22P
4位:皆川麻由美騎手 22P
5位:山本茜騎手 20P
6位:下村瑠衣騎手 8P
そして、ここまでの総合ポイントは...
1位:増沢由貴子騎手 50P
2位:岩永千明騎手 47P
3位:別府真衣騎手 45P
4位:山本茜騎手 43P
5位:皆川麻由美騎手 37P
6位:下村瑠衣騎手 18P
上位大接戦となっています!
最終戦は、19日の福山ラウンド。
LJS開催は初めてですから、何が起こるかわかりません。
女子たちの熱い戦い、ぜひお楽しみに♪
表彰式の前には、武豊騎手とバレットの吉井愼一さんとのトークショーをさせていただきました。
実は、夏頃に杉村一樹騎手が、「ぜひ武騎手に荒尾に来ていただきたい」というお話をしていたそうで、今回のタイミングで武騎手から来場したいと言ってくれたそうなんです。
交流戦での騎乗もあり、レースとトークで盛り上げてくれました♪
トークショー後、たくさんのファンに囲まれる武騎手。
どこにいらっしゃるかわかりますか?
とにかく大フィーバーで、もんのすごい人でした。
LJS後にも、レディースたちとパチリ☆
「こういうレースをすることで、女性ジョッキーの存在も認知されるし、彼女たちを見て、自分もジョッキーを目指したい!って思う子供たちも出てくると思います。
今日間近でレースを見たけど、女性同士かなり迫力がありますね。
特に第3戦のゴール前はすごかった!バチバチですね。
僕も乗りたかったけど、ダメか...(笑)」
スーパースター武豊騎手の登場で、熱い熱気に包まれた一日でした。
そして...
未来のジョッキー、騎手候補生の小山紗知伽ちゃん。
荒尾でデビュー出来ないのは残念ですが、佐賀所属になることが決まりました。
レディースたちの熱い戦いを見て、
「私も早く先輩たちのように乗りたいです!!」
と、瞳をキラキラさせていました☆
荒尾競馬は23日で廃止になってしまいますが...
本当に残念で残念で仕方ないですが...
荒尾が育んだ関係者たちによって、その想いはこれからも受け継がれていきます!
荒尾ラウンド、例年以上にかなり盛り上がりました♪
レース前には、武豊騎手も交えての撮影会。
天気も良くて、みんなの笑顔が眩しかったです☆
この日はLJS以外にも、2つのJRA交流競走が組まれました。
第7レースの『シーサイドカップ』には、武豊騎手が騎乗。
その効果は絶大で、階段まで人人人!!!
あんなに人が集まったのは見たことない!と荒尾関係者に言わしめるほどの人気ぶりでした。
同じく7レースには、調教助手に転身した西原玲奈ちゃんが登場!
騎手の頃とはまた違う凛々しいスーツ姿で、【メイショウヘイハチ】と共にパドックを回ってました。
そして、レースではその【メイショウヘイハチ】が、力強い走りで快勝!!
騎乗した丸田恭介騎手は初の荒尾でいきなり勝利☆
「僕、何もしてないですけど(笑)」
というくらい、強いレースでした!
笑顔が弾けてますね♪
馬主代理で表彰を受けた玲奈ちゃん。
騎手として荒尾で勝利して、調教助手としても勝利を挙げた女性ジョッキーは史上初!
新たな道でも玲奈ちゃんらしく輝いていますね。
そして本編LJS☆
第3戦の『アテナ賞』は、増沢由貴子騎手が勝利しました!!
先手を取ったのは別府騎手でしたが、下村騎手も譲らずに2コーナーから先頭へ。
向正面から中団にいた皆川騎手が上がって行くのにつられて、その前にいた増沢騎手も動き出します。
4コーナーから直線に入ると、増沢騎手VS皆川騎手の一騎打ち!!
かと思いきや、ゴール前一気に山本騎手と岩永騎手が追い込んで来て4頭の大接戦に。
増沢騎手がハナ差残って、4着までタイム差なしの激戦を制しました。
久しぶりの勝利に、
「超超嬉しい~!騎手を続けて来て本当によかった!!」
と、ゆっきースマイルが弾けました☆
2着は積極的に動いてレースを作った皆川麻由美騎手。
そして3着は、最後方から追い上げた山本茜騎手。
本当に腹の座った豪快な騎乗を見せてくれますね。
~第3戦アテナ賞~
1着:増沢由貴子騎手
2着:皆川麻由美騎手
3着:山本茜騎手
4着:岩永千明騎手
5着:下村瑠衣騎手
6着:別府真衣騎手