4日、門別競馬場で【コスモバルク】の引退式が行われました。
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【コスモバルク】といえば...外厩制度が始まった年に彗星のごとく現れ、2戦目でJRA認定競走を勝つと、500万条件・ラジオたんぱ杯2歳ステークス・弥生賞と3連勝して、皐月賞では1番人気に支持されました。
あの時は、【ダイワメジャー】に負けたんですよね。。
負けはしたものの、あの時の熱狂や感動、忘れません。
ダービーでは8着に敗れましたが、秋になってからはセントライト記念を快勝し、菊花賞4着。
クラシック戦線を大いに盛り上げてくれました。
そしてその年のジャパンカップでは、2番手でピタリと折り合って【ゼンノロブロイ】の2着に!
同世代だけでなく、古馬に混じっても日本のトップクラスであることを証明しました。
北海道から、何度も何度も長距離遠征をして...
一流の中央馬相手に、本当に長い間活躍してくれましたね☆
日本では、GⅠを勝つことが出来なかったけれど、シンガポール航空国際カップで勝利してしまうんですから、本当にすごい馬です!
ダートだと、地元OPでポロッと負けてしまったりするところもご愛嬌で、こんなに個性のある馬というのも珍しいですよね。
7年という長い間、中央・地方問わず競馬を盛り上げてくれた【コスモバルク】に、ありがとうと言いたいです。
今後は北海道のビッグレッドファームで功労馬として余生を過ごすそうなので、いつかニンジンを持って会いに行きたいな♪
本当に本当に、お疲れ様でした!
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今年のゴールデンウィークはお天気に恵まれて、まさに競馬日和でしたね♪
みなさん、競馬は楽しめましたか?
3日4日5日と、3日連続で行われたダートグレード競走を振り返りたいと思います!
まずは名古屋の『かきつばた記念』。
1番人気は『黒船賞』『東京スプリント』と2連勝中の【スーニ】。
2番人気は11月の『浦和記念』以来となる【スマートファルコン】でした。
レースは、昨年の覇者【スマートファルコン】が気持ちよく逃げる展開。
【スーニ】も好位から追いかけますが、その差は縮まらない...
溢れるスピードを生かして【スマートファルコン】が快勝☆
『浦和記念』での無念の惨敗の雪辱を果たしました!
自分の競馬をしたら、やはりさすがのレースでしたね。
強い【スマートファルコン】が戻って来てくれました♪
4日に行われた『兵庫チャンピオンシップ』は、1番人気【バーディバーディ】が1,3倍と圧倒的な支持を集めました。
レースは【タマモアルプス】と【ミッキーデジタル】が後続を離して逃げる展開に。
【アースサウンド】が続き、【バーディバーディ】は4番手でした。
2周目に入ると前にいた馬たちがバテ始め、【バーディバーディ】が馬なり先頭へ。
直線でも突き放しての圧勝劇☆
2着には後方から【サンライズクオリア】が追い込み、3着には地元兵庫の【フィオーレハーバー】が頑張りました!
【バーディバーディ】、本当に強かった。。
ここ2戦は芝で負けていましたが、『スプリングカップ』『皐月賞』と、強いメンバー相手に戦って揉まれたことで、さらに進化を遂げていた印象。
これでダートはパーフェクト連対!
今後が本当に楽しみですね♪
5日は船橋で『かしわ記念』。
こちらは昨年の覇者【エスポワールシチー】が1番人気、2番人気は【サクセスブロッケン】でした。
レースは【ポートジェネラル】が逃げて【フリオーソ】が2番手。【エスポワールシチー】は3番手という位置取りでした。
勝負所では【フリオーソ】が早め先頭でグングン伸びて、直線は【フリオーソ】と【エスポワールシチー】の一騎打ちに。
ゴール前きっちり捉えて【エスポワールシチー】が連覇を達成しました!
佐藤哲三騎手
「正直デキがもう1つでどうなるかと思ったけど、さすがにエスポ君ですね。
前走と比べての状態はまだ全然。道中もいつもの感じじゃなかったんです。
今日はオンオフの切り替えがよく出来ていなかった。
実績、経験を積んで強くなってくれましたね。
僕は諦めが悪いので、海外とかも考えています。連戦連勝で行きたいですね」
今のところ『帝王賞』は白紙。秋はアメリカ遠征のプランもあるということです!
いよいよゴールデンウィークに突入して、地方競馬が最も盛り上がる季節となりました☆
そして、5月31日からはダービーウイークです!!!
各地のダービーへ向けて、今月行なわれた3歳重賞を振り返りたいと思います。
4月2日、笠松の『新緑賞』を勝った【エレーヌ】
4月4日、水沢の『スプリングカップ』を勝った【ロックハンドスター】まではステップⅡに書いたので、その後に行なわれたレースから。
まずは8日、園田の『菊水賞』。
昨年の勝ち馬はその後『兵庫ダービー』を制すことになる【カラテチョップ】ということで、大切なステップレースの1つです!
今年は、1番人気に支持された【フィオーレハーバー】が快勝しました☆
デビューから3連勝後、初の重賞挑戦となった未来優駿『兵庫若駒賞』では、逃げて道中早めに突付かれる厳しい展開で4着。
続く交流重賞『兵庫ジュニアグランプリ』では、年度代表馬に輝くことになる【ラブミーチャン】と対戦して5着。
その後は3連勝で『菊水賞』を制しました!
前に行けるスピードもあるし、控えて折り合いもつく。
距離も1400m~1700mを自在に走ることが出来るし、現在の兵庫勢では頭1つ抜けた存在ですね。
19日、水沢競馬場で行なわれた『留守杯日高賞』は、笠松の【エレーヌ】【コロニアルペガサス】【プティフルリール】がワンツースリーでした。
しかも25日、佐賀で行なわれた『ル・プランタン賞』も、全く同じく【エレーヌ】【コロニアルペガサス】【プティフルリール】のワンツースリー。
厳しいローテーション、そして度重なる長距離遠征にもめげず、本当に強い馬たちです!!!
写真は『ル・プランタン賞』ゴール前の【エレーヌ】です!
これでグランダム・ジャパン3歳シーズンのポイントは...
1位 エレーヌ 30P
2位 コロニアルペガサス 25P
3位 プティフルリール 14P
4位 ショウリダバンザイ 10P
5位 ショートエアリー 7P
5位 バックアタック 7P
という成績です。
残るレースは、
5月13日 園田 『のじぎく賞』
5月20日 大井 『東京プリンセス賞』
6月16日 川崎 『関東オークス』
この中で『東京プリンセス賞』は南関東交流戦のため、勝ち馬のポイントが7。
『関東オークス』は中央・地方交流のため、勝ち馬のポイントが20加算されます。
さぁ、初代グランダムジャパン3歳女王はどの馬に輝くでしょうか☆
29日、門別の『北斗盃』は、1番人気【クラキンコ】が勝利しました!
不良馬場の中、道中は縦に長い展開で中団の位置取り。
勝負所で内に入れると、直線スイスイと伸びて、ゴール前には押さえる余裕も見えました。
2着は早め先頭に立った【パシコジュリエ】、3着【メジャーテースト】と人気の決着となりました。
そして、ゴールデンウィーク中に行なわれる3歳重賞は...
[2日]
・水沢 阿久利黒賞 1600m
・福山 福山ダービー 1800m
・荒尾 荒尾ダービー 2000m
[4日]
・船橋 東京湾カップ 1700m
・園田 兵庫チャンピオンシップ 1870m (交流重賞)
[5日]
・門別 赤レンガ記念 1800m (3歳以上)
・金沢 北日本新聞杯 1700m
・名古屋 駿蹄賞 1900m
と、目白押しです!
ここらでダービーウイークの出走馬たちが出揃うので、ぜひチェックしてみて下さいね。
それでは素敵なゴールデンウィークを♪
明日は佐賀競馬場で、3歳牝馬の戦い『ル・プランタン賞』が行なわれます!
ル・プランタン賞出走表
今年から始まった、世代別牝馬重賞シリーズ[グランダム・ジャパン]の1つであるこのレース。
3歳シーズンは...
3/24 浦和 『桜花賞』
4/19 水沢 『留守杯日高賞』
4/25 佐賀 『ル・プランタン賞』
5/13 園田 『のじぎく賞』
5/20 大井 『東京プリンセス賞』
6/16 川崎 『関東オークス』
の6戦。
ポイントの高かった順で、1位の馬には500万円の特別ボーナスが出るのです!
そして今回、『留守杯日高賞』で1,2着だった【エレーヌ】と【コロニアルペガサス】が参戦。
連闘、そして重なる長距離輸送を考慮しても、この2頭の力は大きいんじゃないでしょうか。
特に【エレーヌ】は、笠松に移籍してから、中央挑戦以外では無敗を誇っています。
唯一、1月の『園田クイーンセレクション』では落馬中止になっていますが、それさえもゴール前先頭に立ってからのこと。
同世代の地方牝馬同士ならば、ちょっと力が違うと思います。
430キロ台の馬なので、当日の馬体重は要注意ですが、グランダムジャパン初代3歳女王に一番近いところにいるんじゃないでしょうか。
『桜花賞』4着、『留守杯日高賞』2着と堅実に走ってくれる【コロニアルペガサス】。
遠征も問題ないようで、福山で行なわれた『若草賞』では7馬身もぶっ千切りました!
かなりレース間隔は詰まっていますが、ここでも走ってくれそうです。
すでに古馬と戦って揉まれている、地元佐賀の【ゴールドセント】にも注目です。
前々走の『飛燕賞』を快勝して、続く前走は古馬と混じってB級で戦いました。
負けはしましたが、熾烈な2着争いは譲りませんでした。
月1回のローテーションで無理なく調整しているし、地元の利を生かして頑張って欲しいです!!
◎10、エレーヌ
○7、ゴールドセント
▲3、コロニアルペガサス
△12、ダイヤアストライア
4月20日から7月19日までの3ヶ月間、韓国のパク・ゼホ騎手が荒尾競馬で短期騎乗します!
所属は崎谷彦司厩舎。
これまでは、内田利雄騎手や倉兼育康騎手、宮下瞳騎手など、地方競馬から韓国へ遠征して活躍しているジョッキーはいました。
でも、韓国の騎手が地方競馬の短期免許を取得したのは、初めてのこと。
地方競馬もいよいよ、国際化が活発になって来ましたね♪
荒尾競馬に新しい風を吹き込んでくれるであろうパク騎手。
どんな騎乗を見せてくれるのか...今から楽しみです!
ちなみに、パク騎手の初騎乗は4月29日からの予定です。