続いては、兵庫所属の2人☆
まずは、杉浦健太(すぎうら・けんた)くん17歳。
出身は園田競馬場の近くで、子供の頃からお父さんと遊びに行っていました。
騎手になりたい!と言ったら、競馬好きのお父さんはとても喜んでくれたそうです。
「初めて厩舎に行った時には、想像していたのと違ってて、今まで味わったことのない感覚でした。でもみなさん優しくしてくれて、すぐに環境に慣れました」
目標とするジョッキーは、園田のリーディング・木村健騎手!
「とにかく追えるし、馬を動かせる。すごい人です!」
センターを出たら、「まずは焼肉をいっぱい食べたいです(笑)」
と話してくれました。
成長期の彼らにとって、センターの食事は物足りないでしょうね。
身体のことを考えて作ってるメニューだから、しょうがないけど。。
好きな有名人は、山下智久くんと市川由衣さん。
「しっかりしてる女性が好き☆」ということでした!
もう1人の園田所属は、田野豊三(たの・とよかず)くん17歳。
大阪府出身の田野くんは、少年野球を引退したあとに乗馬を始めました。
お兄さんは中学でも野球を続けたそうですが、小柄な田野くんは体格が合わないと言われ、何か他のスポーツをやりたいと思ったそうです。
体験乗馬から始めて、中学で3年間通ったそうです。
「やっぱり乗馬と競走は全く違いますね。特にバランス重視で乗るところが、もう全然違います」
大阪出身ですが、ジャイアンツファン。
センターを出たら、スノボがしたいそうです!
好きな有名人は、戸田恵梨香さんと岡村隆史さんということでした!
続いては、高知所属の岡村卓弥(おかむら・たくや)くん17歳。
小学生の頃、地元・高知競馬場に連れて行ってもらった時に、騎手に憧れたそうです。
現在は、下半身強化中。
「実習に行った時、先輩騎手からも言われたので、毎日筋トレしてます」
目標とするジョッキーは、高知リーディング・赤岡修次騎手と、兄弟子である永森大智騎手。
ついに23歳のジョッキー登場ですね!
現在高知競馬場には、御神本訓史騎手が限定騎乗中。
「姿勢がすごく綺麗だし、レースや乗り方など勉強したいです!」
と話していました。
センターを出たら、「先輩たちと、カツオが食べたいです!」
高知のカツオ、美味しいですもんね。
そして8人目は、佐賀所属の村松翔太(むらまつ・しょうた)くん17歳。
山梨出身の村松くんは、子供の頃に牧場に行った時に馬が好きになったそう。
「最初に厩舎に行った時は、テレビで見てるのとは違う雰囲気でした。
すぐに慣れたんですけど、とにかく言葉に苦労しました...。
最初は何を話してるのかわからなかったけど、今では自分も九州の言葉を話してますね(笑)」
所属の山田義人厩舎のOP馬、佐賀を代表する1頭【ヘイアンレジェンド】の調教にも跨ったそうですよ。
目標とするジョッキーは、山口勲騎手、真島正徳騎手、新原健伸騎手の3人。
現在は、とにかく筋力アップを頑張っているそうです。
好きな有名人は、辺見えみりさん、山本モナさんと年上好き...
男性では相川翔さんで、Vシネ好き...渋い17歳でした!
写真撮影では、恒例の「南関東だけ集まって~」が始まったので、こちらも対抗して、恒例の「南関東以外集まって~」で撮影して来ました!
オッズパーク組6名。
ポーズ取ってって言ったら最初拒否られましたが...最後はハニカミ笑顔でハイポーズ☆
こっそり南関組も撮ってますけど。
各競馬場で、みんな頑張れ頑張れ~
3月6日、地方競馬教養センターにて、第88期騎手候補生たちの修了記者会見が行なわれました!
今年もそういう季節なんですねぇ...
卒業予定者は8名。これから免許試験に挑むということです!
17歳から21歳の、フレッシュヤングたち☆
8人中7人が平成生まれですよ!怖いですねぇ~...
それでは北から1人づつ紹介して行きましょう!
まずは、岩手競馬所属の菅原辰徳(すがわら・たつのり)くん17歳。
名前を見てお気づきの方もいると思いますが、お父さんがジャイアンツ・原辰徳監督のファンなのだそう。
でも本人は、宮城県出身ということで楽天ファン。
そして、プロフィールで一際目を引いたのが、目標とするジョッキー。
中央競馬の、田辺裕信騎手なんだそうです。
「昔から競馬をよく見ていて、一人だけ姿勢や追い込みが綺麗だな、と思う騎手がいたんです。
それが田辺騎手でした」
昔からって...田辺騎手はまだ26歳なんですけどっ!
怖いですねぇ~...
身長165cmありますが、毎日ランニングして体重を保っている努力家です。
「自分はどんなに辛いことがあっても、くじけずにやり通せます!」
と、力強い言葉。
ちなみに好きな有名人は、女性がAKB48の渡辺麻友さん、男性がやっぱり田辺裕信騎手ということでした!
続いては大井所属の2人☆
千田洋(ちだ・ひろし)くん20歳。
生まれは岩手県で、水沢競馬場の近く。
高校時代は乗馬部に所属していて、国体やインターハイに出場したほどの腕前です。
ただ、その豊富な乗馬経験故に、モンキー乗りには悩んだそうです。
「もう全然違いましたね。
馬術のクセで、ハミをいじってしまい持っていかれることが多かったです。
色々考えて、馬を気持ちよく走らせるようにしました」
目標とする騎手は、クリストフ・ルメール騎手、柏木健宏騎手、桑島孝春騎手の3人。
「信頼されて、愛される騎手になりたいです!まずは初勝利!1年目は10勝が目標です」
好きな有名人は、こちらもAKB48。中でも篠田麻里子さんがお気に入りとか。
男性ではトータルテンボスということでした!
同じく大井所属の横川怜央(よこがわ・れお)くん17歳。
おそらく...日本初ではないでしょうか。
彼は両親共に、元ジョッキーなんだそうです!
お父さんは横川健二元騎手、お母さんは神野治美元騎手で、お2人とも名古屋競馬所属でした。センターに合格した時には、とても喜んでくれたそうです。
目標とするジョッキーは、戸崎圭太騎手と有年淳騎手。
有年騎手は25歳ですから、最近の傾向としては、活躍している若手ジョッキーを目標に挙げるケースが増えてますね。
横川くんは教官からの評価も高いですし、注目度も抜群☆
「何事にもチャレンジ!」
と、笑顔で話してくれました。
お次は笠松所属の森島貴之(もりしま・たかゆき)くん21歳。
88期最年長の彼は、中学を卒業してから4年間鉄工所で働いていました。
小柄なこともあり、職場の先輩に勧められて、競馬の世界に入ったそう。
「出身の三重県には競馬場がないし、見たことがなかったんです。
でも先輩に教えてもらって、全く違う世界に入りたいなと思っていたので、思い切って飛び込みました。
最初は馬が大きく思えて近づくのも怖かったですけど(笑)、入った以上辞めるのはカッコ悪いし、もう意地でしたね。
今は、馬が大好きです!あの時辞めなくて良かった」
阪神ファンの森島くんは、センターを出たら野球観戦に行ってみたいそう。
「今まで、本当に狭いところで生きてきたから...。少しずつ、色んなものが見たいです!」
ブルーハーツと西野かなさんを愛する、21歳でした。
24日は川崎競馬場で、牝馬重賞『エンプレス杯』が行なわれました!
1番人気は1,4倍で【ラヴェリータ】
2番人気は4,9倍で【ウェディングフジコ】でした。
レースは交流重賞初挑戦の【ブラボーデイジー】が先頭に立ちましたが、大外から【シスターエレキング】が押して押して先頭へ。
1周目のホームストレッチではペースが落ち着き、【シスターエレキング】【ブラボーデイジー】【ツクシヒメ】【ラヴェリータ】という好位は一団で1コーナーに入ります。
向正面に入ると【シスターエレキング】が後退。
【ラヴェリータ】騎乗の岩田騎手の手が少し動いて、先頭の【ブラボーデイジー】に並びかけて行きました。
直線は2頭の叩き合い。
一瞬【ラヴェリータ】が捉えるように見えましたが、結局【ブラボーデイジー】が渋太く粘ってクビ差の勝利☆
3着争いは、積極的なレースで1,2着馬に挑んでいった【ツクシヒメ】と、内めでロスなく道中回った【コスモプリズム】の戦いになりましたが、ゴール前で【コスモプリズム】が頭差捉えて3着でした。
1着:【ブラボーデイジー】
武豊騎手
「先行出来ればと思っていましたが、イメージ通りの競馬が出来ました。
相手は気にせず、自分のペースで動きました。
最後叩き合いになりましたが、ずっと前に出ていて手応えも良かったです」
音無調教師
「前にダートを使った時は、まだ力がなかったですが、今は力つけてますからその時とは比較出来ませんね。
武騎手には好きに乗っていいよと伝えました。
次は中山牝馬ステークスを考えていたんですが、今日勝ってくれたので、次走はオーナーと相談して決めます」
2着:【ラヴェリータ】
岩田康誠騎手
「ここ最近に比べてゲートは出てくれました。
落ち着いていたし、いい状態でしたね。
ただ、終始外を回って無駄な脚を使ってしまった...。
次は巻き返したいです!」
3着:【コスモプリズム】
戸崎圭太騎手
「内枠だったし、無理せずじっくり乗りました。
最後までよく頑張ってくれたと思います。
このメンバーでも十分戦えますね」
そして5着【ウェディングフジコ】に騎乗した菊澤隆徳騎手は、28日付けで騎手を引退し、調教師の道に進みます。
重賞は、このレースがラスト騎乗となりました。
最後は脚が上がって5着でしたが、道中は好位の内で我慢して、勝負所の3,4コーナーで仕掛けると、前の2頭を捉えようと懸命に追い込んで来ました。
「積極的なレースが出来て、負けても納得出来ました。
悔いはないです。
馬場に出る時には、胸に込み上げるものがありましたね...。
やっぱりジョッキーはいいです!
いつか調教師として、また挑戦したいですね」
爽やかな笑顔で、ラスト重賞を締めくくりました!!
2100mで最強牝馬を競う『エンプレス杯』
この日の誘導馬ちゃんは、姫仕様でした☆
毎回毎回川崎の誘導馬のコスプレは、素敵ですよね。
しかも写真を撮られ慣れているので、ポーズも決まってます♪
23日に荒尾競馬場で行なわれた、九州産3歳馬の頂上決戦『たんぽぽ賞』。
1番人気に推された【コウユーヒーロー】が快勝しました!
スタートしてからなかなか進んでいかず、1,2コーナーを回る時すでに濱中騎手のステッキが入っていましたが、向正面から外に出して追い上げ始めると、3,4コーナーでアッサリ前を捕らえました。
最後の直線も余裕の脚色。
内から【カシノピストン】の必死の追い上げもありクビ差の勝利でしたが、着差以上に強い内容でした。
濱中俊騎手
「人馬共に初めての荒尾競馬場で、最初は砂を被って戸惑っていました。思ったより進んで行かなかったです。
でも外に出したら強かったですね。
初めてで重賞を勝たせてもらって...また荒尾競馬場で乗りたいです!」
管理する大根田調教師は、
「中央と違う砂質に戸惑っていましたね。
今日は3歳同士だから、前半進まなくても勝てたけど...次は『霧島賞』を考えているので、帰ってしっかり調教して来ます」
ということでした!
九州産馬チャンピオン決定戦となる『霧島賞』!
間にどのレースを使うかは、まだ未定ということです。
『霧島賞』は古馬との対決になりますから、今回の荒削りのレースから、どんな風に成長を遂げるか楽しみですね♪
そしてこの日は、レディースジョッキーたちが大活躍でした!
まず岩永千明騎手☆
1レース、4人気の【ハクコウガイカ】で2着に追い込むと、続く2レースは2番人気【ホーマンパキラ】で快勝!
そして、岩手のオフシーズンで荒尾に滞在している皆川麻由美騎手☆
3レースは4番人気の【シーカード】に騎乗して、あわやの2着に粘りました。
すでに荒尾で2勝を挙げ、地元シーズンに向けて幸先のいいスタートを切りましたね。
[競馬場グルメ]
荒尾といえば...とんこつラーメン!
スタンド2階のラーメン屋さんです。
もう本当に、濃厚クリーミーなスープが絶品☆
細麺なので、サッパリと食べられます♪
激戦の後には...恒例の親睦会が催されました♪
ゴールデンカップ出場ジョッキーと、園田のジョッキーたちの交流会。
全国で活躍しているトップジョッキーと接することは、若手・ベテラン問わず刺激になることでしょう。
そしてここでは...中津トリオを発見!
右から尾林幸彦騎手、有馬澄男騎手
そしてもう一人は...
尾林幸彦騎手の弟さんで、中津廃止後は園田に移籍、現在は調教師として活躍している尾林幸二調教師です!
恥ずかしがっているお2人をたきつけて、ツーショットを撮らせていただきました♪
「30年ぶりのツーショットだ~」と、かなり照れくさそうで、「肩組んでください」と言ったら拒否されましたが...
素敵なご兄弟です☆
似ているような、似てないような...
この日の9レースには、尾林厩舎の馬に尾林騎手が騎乗して、兄弟初勝利か...と思われましたが、小牧太騎手の弟さんである小牧毅厩舎の馬に阻まれました。。
今年のゴールデンジョッキーカップも、熱く盛り上がりました♪
平均年齢44,8歳の戦い。
偉大なジョッキーたちのレースは、本当に面白いですね!
【おまけ】
生まれて初めて、焼きそば定食に挑戦してみました!!!
園田競馬場内、勝乃屋さんにて。
お味はとっても美味しいんですけれど...群馬県出身の私には、ちょっと馴染めない感じ。
関西では当たり前なんですよね~
次はお好み焼き定食にチャレンジしてみようかな...