7月7日、川崎競馬場で行われた『スパーキングレディカップ』は、1番人気【ラヴェリータ】が快勝しました☆
大外枠のスタートから4番手につけて向正面から仕掛け、全く危なげのないレースぶりで、連覇を果たしました!
岩田康誠騎手
「昨年以上に力をつけてくれました。横綱相撲で強気に乗りました。
すごく落ち着いていることを一戦ごとに感じています。
1600メートルは実際忙しいけど、外枠で普通のスタート切っていいところつけて行けたし、4コーナーで後ろを見る余裕もありました。
直線では弾ける手応えがありましたね。
男馬みたいな馬で、もっともっと上を目指して行きたいです!」
松元茂樹調教師
「パドックでも落ち着いていたし、まともなレースが出来ればチャンスあると思ってました。
この馬は前に行く脚もあるので、距離の融通も利きます。
無駄な力を出さないし、レースも上手で利口な馬。それが成績に繋がっているんじゃないかな。
この後は休ませて、次走はオーナーと相談して決めます」
2着は3番手から踏ん張った【トーホウドルチェ】!
四位洋文騎手
「さすがに今日は可愛がってもらえないや...
船橋の時は、他の馬たちがこの馬のこと可愛がり過ぎて残っちゃったから、今日は早めに来られましたね。
こういうレースになるのはわかっていたし、最後まで止まらずに頑張ってくれましたね」
3着は【ウェディングフジコ】。
人気馬2頭を見る形で進み、最後の直線はよく伸びて【トーホウドルチェ】を捉える勢いでしたが、クビ差及ばずの3着でした。
そしてこの日のパドック...
菊澤隆徳元騎手、現調教師がパドックデビュー!
戸田厩舎のお手伝いで、2周ほど引いていました。
「パドック引くのって...大変なんですね」
と、笑顔で話してくれました。開業する日が待ち遠しいですね♪
4着には、船橋の【テイエムヨカドー】が頑張って、地方馬最先着!
他地区からの遠征馬は...
笠松【トウホクビジン】7着。
笠松【プティフルリール】12着。
ちなみに、このこ達が着けているメンコは、ファンの方からのプレゼントなんだそうです!!
とっても似合ってますね☆
今年の『帝王賞』は...船橋の【フリオーソ】が制しました!
2番手から馬なりで抜け出して圧勝☆
強い競馬を見せてくれました!!
戸崎圭太騎手
「よく頑張ってくれました。
すごくいいメンバーが揃って、レースを楽しみにしていました。
このメンバーで勝ち切れたのは、陣営やみなさんの応援があったからこそです。
調子も良かったし、充実しているのでどこからでも大丈夫と思ってましたが、気分よく運べました。
ワールドカップ終わって寝不足かと思いますが、応援ありがとうございます!」
川島正行調教師
「【カネヒキリ】・【ヴァーミリアン】・【スマートファルコン】などすごいメンバー相手に勝ってくれて嬉しいです。
これまで、勝ちたい勝ちたいでいたけれど、必ず速い馬がいて勝てず、ファンの方もジリジリしていたんじゃないでしょうか。
万全のつくりでお披露目出来て、【フリオーソ】の強さをわかってもらえたんじゃないかな。
戸崎には自信を持って、今日勝たなきゃ勝つチャンスはないぞと言いました。
馬なりで先頭に立って、強い競馬をしてくれましたね。
この後は『日本テレビ杯』を使う予定です。
目標は『JBC』!地元で優勝したいですね」
2着には、1年以上の休養を物ともせず、【カネヒキリ】が頑張りました!
横山典弘騎手
「素晴らしい馬です。
これだけ間があいていて、おそらくはまだ完調手前。それで自分からハミを取って走ってくれるんだから。
あとはもう、この後も順調にいって欲しいです」
3着には、大井の【ボンネビルレコード】!!!
6着【スマートファルコン】
岩田康誠騎手
「折り合いもついて道中は楽に行けたんだけど...
追い出してからは、反応がありませんでした」
小崎調教師のお話では、この後は夏休みの予定ということです。
8着【サクセスブロッケン】
内田博幸騎手
「ハナに行って折り合いもついたけれど、3コーナーで手応えがなくなってしまいました...」
9着【ヴァーミリアン】
福永祐一騎手
「これだけの馬だし、自信を持って乗りました。
いいところにつけられたけど...う~ん、なんでだろう...」
高知から遠征した【グランシュバリエ】は11着。
笠松の【トウホクビジン】は14着。
兵庫の【スペラーレ】は15着という結果でした!
明日はいよいよ、ダート界の一大イベント『帝王賞』ですっ!
交流重賞ということで、オッズパークでも発売しますのでお見逃しなく♪
帝王賞出走表
今年もかなりすごいメンバーが顔を揃えました☆
昨年の『かしわ記念』後から休養していた【カネヒキリ】がいよいよ復帰!!
[2009、川崎記念 パドック]
屈腱炎、そして骨折を乗り越えてのカンバックは、本当に頭が下がります。
今回は長い休み明けということで多少の割引が必要ですが、この馬がいるのといないのとでは、ダート界の盛り上がりも違いますからね。
ダートグレードではすでにお馴染みですが、今回一級線とは初対戦となる【スマートファルコン】。
いよいよ出て来ましたね~。
[2010、さきたま杯 ゴール]
若馬の頃はとにかく折り合いに苦労していましたが、今は番手でも折り合えるようになりました。
唯一大負けした『浦和記念』では、スタート直後に激しく身体をぶつけられて、かなり掛かってしまいました。
このレースは度外視でしょう。
初めての強敵との戦いになりますが、前に行って自分でレースを作れる馬なので、ペースや展開にはそれほど左右されないはず。
ここは本命に推します!!
対抗は約5ヶ月ぶりとなる【ヴァーミリアン】。
[2010、川崎記念 パドック]
この馬はとにかく安定感抜群です!
地方場所はパーフェクト連対中ですからね。
休み明けでも鉄砲は利くタイプだし、距離もOK。特に死角は見当たりません。
【ヴァーミリアン】とは全く違うタイプの【サクセスブロッケン】は、強い時はかなり強いし、負けちゃう時は負けちゃうけれど...。
[2009、東京大賞典]
昨年の『フェブラリーステークス』といい、『東京大賞典』といい、力を発揮した時の強さは半端じゃないですよね。
気性的に難しいところがあり、内田博幸騎手が跨ってからも、厩務員さん・助手さんが引き手綱を引いて、慎重に馬場入りしています。
『東京大賞典』の時には、途中で離して返し馬が出来たということで、当日の落ち着きもポイントになってきますね。
他にも、地方最強馬【フリオーソ】。
[2010、かしわ記念]
『大井記念』を勝ってここに挑む、船橋の【セレン】。
[2009、東京大賞典]
『マーチステークス』を勝った【マコトスパルビエロ】。
[2010、マーチステークス]
『白山大賞典』を勝った【アドマイヤスバル】。
[2009、JBCスプリント]
などなど......とにかく超豪華メンバーです!
発走は20:10。
どんなレースが見られるのか、楽しみですね♪
明日・明後日と、福山競馬場では2つの重賞が行われます!!
まず明日27日(日)は、3歳馬の戦い『福山チャンピオンシップ』。
高知から1頭の遠征馬を迎え、9頭で戦います。
福山チャンピオンシップ出走表
ここは『福山ダービー』を勝った【フォーインワン】に注目しています!
『福山ダービー』では2番人気でしたが、9戦無敗の牝馬【ムツミマーべラス】に初めて土をつけました。
好位から早め先頭で押し切る競馬で、本当に強い内容でしたね。
続く『東海ダービー』では、初めての遠征でマイナス7キロと身体が減りましたが、それでも東海勢を相手に5着と頑張りました!
この時期の3歳は、強い馬と戦ってさらに強くなる印象。
地元に戻って改めて力を証明して欲しいです!
対抗は【ムツミマーベラス】。
デビューから9戦無敗でしたが、『福山ダービー』で初黒星。
中団からいつものように上がって行きましたが、勝負所の3,4コーナーで前を行く【フォーインワン】と脚色が同じになり、捉えることが出来ませんでした。
圧倒的な人気に支持されていたし、なんといっても無敗を誇っていたということで...あの負けはショックも大きかったと思います。
それでも前走は7馬身差の圧勝で、強さを見せてくれました。
ただ、今回は距離が『福山ダービー』と同じ1800メートルに変わります。
そう考えると、【フォーインワン】に分があるのかな...という感じ。
◎1、フォーインワン
〇4、ムツミマーベラス
▲6、リワードシャンヴル
△8、ビクトリーヒマワリ
そして明後日28日(月)は、『西日本グランプリ』。
名古屋・金沢・兵庫から4頭の遠征馬、迎え撃つ地元馬は2頭と、6頭という少頭数になりましたが、豪華なメンバーが集まりました!
西日本グランプリ出走表
まず注目は、なんといっても名古屋の【ヒシウォーシイ】。
現在は笠松で4連勝中!
特に強かったのが、前走の『ローレル争覇』で、2着に8馬身もの差をつけて圧勝して見せました。
今は本当に充実していて、死角が見当たらない感じ。
これまでの成績を見れば、小回りは問題なく、初の福山コースもこなしてくれるでしょう。
距離もちょうどいいですし、他地区重賞初制覇を期待してます!
対抗は、兵庫からの遠征馬【マルサンチーフ】。
中央在籍時はなかなか安定した結果が出せませんでしたが、兵庫に移籍して2戦は圧倒的な強さを見せています。
初戦は逃げ切り、2戦目は好位から差し切りと、レースの幅もありますね。
今回はいきなりの相手強化になりますが、少頭数ということで、レースはしやすいんじゃないでしょうか。
新たな地方スター候補として、注目しています。
◎4、ヒシウォーシイ
〇2、マルサンチーフ
▲6、マイネルマニセス
△1、コスモアブソルート
20日に行われた4つの重賞、帯広『旭川記念』・水沢『みちのく大賞典』・金沢『百万石賞』・高知『黒潮ダービー』。
どのレースも白熱したレースが展開されました!
まずは帯広『旭川記念』。
勝ったのは3番人気【フクイズミ】でした。
レースは【ニシキダイジン】が引っ張る展開に。
第2障害を1頭ですんなりクリアすると、最後の直線もスルスルと逃げます。
2番目に第2障害を越えたのは1番人気【カネサブラック】。並ぶように【フクイズミ】も追いかけます。
逃げる【ニシキダイジン】を巡って、【カネサブラック】【フクイズミ】が追いかける直線の攻防。
ゴールにかかった辺りで【フクイズミ】が出て勝利☆3頭大接戦を制しました。
2着は【カネサブラック】、3着は【ニシキダイジン】という結果。
勝った【フクイズミ】は9歳牝馬。
昨年に続いてこのレース2連覇を果たしました。
この馬の末脚、底力は本当にすごいですね。
9歳になっても衰え知らず、まだまだ活躍を見せてくれそうです♪
水沢の『みちのく大賞典』は、名古屋【キングスゾーン】と笠松【マルヨフェニックス】の一騎打ちとなりました。
『シアンモア記念』では半馬身届かなかった【マルヨフェニックス】が、今回は頭差差しての勝利☆
前走の雪辱を果たしました。
管理する柴田高志調教師は...
「またやられたかと思ったよ。相手の馬も渋太いね~。
レース後も特に変わった様子はないです。この後は、7月15日名古屋オッズパークグランプリを目指す予定。
またキングスゾーンと勝負だろうな。いいライバルですね」
と話してくれました。
本当にこの2頭は、東海の両雄、そして地方競馬を代表する2頭ですからね。
次の対戦も楽しみに待ちたいと思います!
金沢『百万石賞』は、1番人気【ジャングルスマイル】が初の重賞制覇を飾りました!
道中は折り合いもついて、勝負所では馬なり、直線も後続を7馬身ちぎる圧勝ぶりでした。
管理する金田一昌調教師は...
「気性が難しいところがあって、調教でもクセが強いんですが、ようやく今年に入って上手に攻め馬出来るようになりました。
まだ本気で走ってるわけではないのに、本当に強い馬です。
今後は最大目標である白山大賞典を目指して使っていきます」
ということでした。
金沢に移籍して、無敗の11連勝。
この後どれだけ連勝を伸ばすことが出来るのか...注目の1頭です!
高知『黒潮ダービー』は、圧倒的な1番人気に支持された【ナロウエスケープ】と、逃げた5番人気【モルフェキープオフ】の一騎打ちになりました。
最後の最後までその差は詰まらず、【モルフェキープオフ】が1馬身差の勝利☆
終わってみれば、『黒潮皐月賞』の1・2着が、逆になった結果でした。
2着に負けたとはいえ、牝馬【ナロウエスケープ】も不良馬場の中、よく追いかけたと思います。
1日で4重賞、熱い熱い時間でした♪