明日は地方全国で、4つの重賞が行われます!
帯広『旭川記念』
水沢『みちのく大賞典』
金沢『百万石賞』
高知『黒潮ダービー』
まずは『旭川記念』。
旭川記念出走表
別定戦で、牡馬770キロ、牝馬750キロを曳く今回は、やはり実績のある馬たちに分があるんじゃないでしょうか。
ということで【カネサブラック】。
ここ2戦は連続2着と勝ちきれないレースが続きますが、前走の『ばんえい十勝オッズパーク杯』では、勝った【ナカゼンスピード】とは斤量差が30キロありました。
同斤量の他の馬たちには負けてないですからね。
これまで絶対王者として君臨して来た【カネサブラック】ですから、ここはあっさり王者の威厳を取り戻して欲しいところ。
対抗は【フクイズミ】。
今年は『ばんえい記念』に出走して、自身初の斤量980キロを体験。
並み居る牡馬たちを相手に4着に健闘したため、その反動が心配でしたが...
約2ヶ月の休養を挟んで挑んだ前走のオープン特別では、疲れを見せず快勝!改めてこの馬の強さを見せてもらった気がします。
牡馬と20キロ差があれば、十分勝負になる馬ですから、ここも好勝負必至でしょう。
◎3、カネサブラック
〇2、フクイズミ
▲8、ライデンロック
△4、ニシキダイジン
続いては水沢『みちのく大賞典』。
みちのく大賞典出走表
名古屋・笠松・船橋からの遠征馬5頭を迎え、バラエティー豊なメンバーが揃いました。
その中で注目しているのは、東海の両雄【マルヨフェニックス】と【キングスゾーン】。
同じ水沢の舞台で戦った『シアンモア記念』では、【キングスゾーン】が1/2馬身振り切って1着。
他の馬たちに6馬身の差をつけて、2頭の一騎打ちを演じました。
今回は、そこから2ハロン距離が伸びて2000メートルでの戦い。
そして枠順からいっても【マルヨフェニックス】に分があると思います!
もう1頭注目しているのが、同じく東海・笠松からの遠征馬【スズノマグマ】。
前走の『ローレル争覇』では、約半年ぶりの実戦、移籍初戦というマイナス要素を克服して、【ヒシウォーシイ】の2着と健闘。
勝った【ヒシウォーシイ】にはかなり離されましたが、激しい2着争いを制して、東海トップクラスで通用する実力を見せました。
一度叩いた効果は大きいし、先の2頭に食い込める可能性はあると思います!
◎6、マルヨフェニックス
〇2、スズノマグマ
▲9、キングスゾーン
△10、ライジングウェーブ
そして金沢『百万石賞』。
百万石賞出走表
ここは金沢に移籍してから10連勝中の【ジャングルスマイル】中心でしょう。
前走の『白山スーパー林道特別』では、初のA級馬相手に6馬身差の圧勝。
今回はさらに相手が強くなりますが、今のレースぶりを見ているとまだまだ上に行ける内容ですから。
11連勝濃厚と考えます。
相手は【コーワキング】。
金沢に移籍して3戦。3着・2着・1着という成績ですが、負けた2戦も差はなく、すでに金沢トップクラスの実力を証明しました。
元は南関東重賞戦線で活躍していた馬ですし、【ジャングルスマイル】の連勝阻止もあるんじゃないでしょうか。
◎1、ジャングルスマイル
〇7、コーワキング
▲5、ナムラグローリー
△10、バチェラー
4つ目は高知『黒潮ダービー』です!
高知優駿・黒潮ダービー出走表
このレースは牝馬【ナロウエスケープ】が断然でしょう。
高知に移籍して来てから4連勝中。
特に強さを見せ付けたのは、前々走の『黒潮皐月賞』。
他の馬たちを8馬身突き放し、余裕の勝利☆
牝馬ながら三冠達成もあるかも?と思わせてくれるレースでした。
まずは無事に二冠達成をして欲しいです。
2着争いの筆頭は【コスモスティール】。
大井の戸崎圭太騎手が騎乗するのも注目ですね。
この馬も高知に移籍して4戦を消化。
初戦は【ナロウエスケープ】と同じレースでかなり離されてしまいましたが、2戦目3戦目と勝利。
前走は初戦で負けた【プラウドメアリー】に再び土を付けられましたが、初戦の時よりも差は詰めましたから。
◎8、ナロウエスケープ
〇7、コスモスティール
▲10、ポルカドット
△4、マルチトップセダン
それぞれの発走時間は...
金沢『百万石賞』→16:05
水沢『みちのく大賞典』→16:50
帯広『旭川記念』→20:05
高知『黒潮ダービー』→20:20
となっていますので、お見逃しなく♪
今週は16日『関東オークス』、17日『北海道スプリントカップ』と2つの交流重賞が行われました!
まずは川崎『関東オークス』。
勝ったのはダート初挑戦となった【シンメイフジ】でした。
レースは1枠から飛び出した【アイシークレット】が逃げる展開。少し離れて【ギンガセブン】【トーセンウィッチ】【シンメイフジ】が続きます。
2周目に入ると馬群の間隔が詰まって来て、勝負所では【シンメイフジ】が抜群の手応えで上がって来ました。
直線では、粘る【ギンガセブン】を【シンメイフジ】が捉え、その後ろからは【ハーミア】が猛追!
結局1と1/2馬身振り切って【シンメイフジ】が勝利☆
2着は【ハーミア】、クビ差の3着には10番人気【ギンガセブン】が頑張りました。
【シンメイフジ】を管理する、安田隆行調教師
「正直、初のダートでどれだけ走れるか不安もありました。
オークスで結果を出すことが出来なかったけれど、その後疲れもなく、かい食いも良く、順調に来ていたので勝ててよかったです。
内田騎手には、ゲートの中でふわふわするのでそれだけ気をつけてと言いました。
あとは泥を被らず、完璧に乗ってくれましたね。
レースは安心して見てられました。
今日の結果次第で先の路線を決めたいと思っていたので、ダートも走ってくれて大いにプラスです。
具体的にはまだ決まっていませんが、ダートも頭に入れて考えます。
この馬は素直で掛かったりせず、100の力をフルに出せる。そこが強みですね」
騎乗した内田博幸騎手
「責任を果たせてよかったです。
少し遊ぶ面があると聞いていたので、集中するようゲートの中から最後までいい形で運べるように考えていました。
いい感じのスタートが切れて、いい手応えだったのでやってくれるなと思ってました。
初のナイターで少し戸惑ってるところはあったけど、ゲートを切ったら集中して走ってくれました。
4コーナー手前から上がって行って、まだ力も残っていたので最後までしっかりと伸びてくれましたね。
後ろから来たら、また伸びてくれると思ってました。
距離はオークスも走ってるので問題はなかったです。精神面だけ、いかに気持ちよく走らせるかがポイントでしたが、この馬の力を出せたと思います。
身体が柔らかくて、力みがない分距離も持ちますね」
2着は大井の【ハーミア】でした!
他地区からの挑戦は、笠松の2頭。
『東海ダービー』を制した【エレーヌ】は、後方から追い上げるも6着でした。
騎乗した筒井勇介騎手
「コーナーコーナーで外に張っていたので、少し左回りを気にしていたのかもしれません。
重馬場で前が残る展開の中、よく差して来てくれたと思います」
27歳でダービージョッキーとなった筒井騎手。
「ダービーを勝てたのは、本当に嬉しかったですね。
この後はエレーヌと一緒にジャパンダートダービーを目指します!」
グランダム・ジャパン3歳シーズンの優勝も手にしましたからね。
今後もこのコンビ、要注目です☆
もう1頭笠松から遠征して来た【プティフルリール】は12着。
もともと小柄な身体ですが、この日はマイナス9キロでなんと347キロでした。
華奢な女の子ですが、本当に根性のある馬ですね。
さ~そして17日は門別競馬場で『北海道スプリントカップ』が行われました!
注目は...なんといっても【ラブミーチャン】。
古馬&牡馬一線級の中に入って、2番人気に支持されました。
レースは激しい先行争いから、【ラブミーチャン】がハナを奪いますが、終始外から競いかけられて、かなり厳しい展開になりました。
直線を向いても【ラブミーチャン】先頭でしたが、4番手にいた【ミリオンディスク】が抜け出して快勝☆
2着は中団から追い上げた【ガブリン】。【ラブミーチャン】は3着でした。
それでも、かなり苦しい展開の中、よく3着に頑張ってくれたと思います。
競いかけた馬たちは直線で失速していく中、最後まで粘りましたから!
改めて、【ラブミーチャン】の強さを見せてもらったレースでした。
勝った【ミリオンディスク】は交流重賞初制覇ですが、これまでずっと強いメンバーと戦って来ましたからね。
レコードのおまけもついて、また1頭短距離のスターが誕生しました☆
11日笠松競馬場で行われた『サマーカップ』。
園田・金沢・福山から遠征馬を迎えたこのレース、勝ったのは2番人気【エーシンアクセラン】でした!
[SAKAMOTO*CHIZUKO]
好スタートを決めてスイスイ逃げると、勝負所の3,4コーナーで後続を突き放し、終わってみれば5馬身差の圧勝となりました。
【エーシンアクセラン】にとっては、重賞初制覇☆
そして騎乗した花本正三騎手にとっては、笠松に移籍してから初のタイトル奪取となったのです!
早速喜びの声をお聞きしました。
:おめでとうございます!強かったですね。
「ありがとうございます。本当、強かったです。
これといって変わったところはなかったんですが...
最近ずっとやられてるから、もうハイピッチで行っちゃおうと思って。
距離も短いし、開き直って、これでつかまってもしょうがないと思って乗ったんです」
:その覚悟が功を奏したんですね。
「もう何度も乗せてもらって、何勝もさせてもらってるけど...改めてこの馬に合った乗り方が出来た感じです。
道中ペース速いのに手応えいいし、乗ってる方はアレ?って感じでした(笑)」
:普段はどんな馬なんですか?
「何やっても大人しいんですよ。
調教もかからないし、スタートのセンスは抜群。たいがいトップスタートだから、そこから位置取りを決めることが出来るんです」
:乗りやすそうですね。
「本当、乗りやすいんですよ!
ただね...揉まれるとすごく脆い面があるんですよ。だから展開が大事かな。
あと、これまでも何回か県外に挑戦したんですけど、輸送が苦手なのか何なのか大人しくなってしまうんです。
この馬の好調のバロメーターは、装鞍所で立ち上がることなんです。
ワーっと立ち上がった時は、百発百中くらい好勝負してる。
でも県外に行くと、シュンとなってしまう...。
だから『内弁慶』と呼ばれてます(笑)」
:初重賞制覇をして、今後の予定は決まってますか?
「まだ具体的には聞いてないんですけど、とにかく1つタイトルを獲れたことが嬉しいですね。
いつも新聞に『タイトルがない』って書かれるから、これからはもう書かれないでしょ。
それに県外にも改めて挑戦してみたいです!」
:そして花本騎手ご自身にとっても、移籍後初タイトルとなりましたね。
「そうですね~。なんか、もう重賞は勝てないのかな、なんて思ってたから、すごく嬉しいです」
:2007年に高知から移籍したんですよね?
「はい。最初は半年の予定でね。
高知の所属調教師が引退したし、そろそろ調教師になろうかな...と考えていて。
その前に、全国回れるところを全部回ってみようと思ったんです。
その最初が笠松でした」
:そしてそのまま腰を据えることに?
「笠松の方々から、『もったいない!もっと騎手を続けた方がいい!』って言ってもらって...。
必要とされてるのが嬉しかったし、まだ乗りたい気持ちもあったから。
色々考えて家族に相談したら、『好きにしていい』って言ってくれたんです」
:素敵なご家族ですね。そして笠松の関係者も。
「たくさんの人に感謝ですね。
移籍して良かったのかどうかは、まだ答えは出ていません。
騎手を引退する時に出るんじゃないかな。
でも今たくさん乗せてもらって、勝たせてもらって、本当に楽しいんですよ。
騎手として、毎日やりがいがあります」
:それでは今後の目標を教えて下さい。
「エーシンアクセランともそうですけど、やっぱり県外に行って大きいレースで勝負したいです。
一度浦和で勝たせてもらったことがあるんですけど、あの時は嬉しかったな~。
笠松にも、いい人馬がいるんだ!ってことをどんどんアピールしたいです」
1963年生まれの47歳。
44歳で高知から笠松に移籍。その後も勝ち星を重ねて、通産勝利は2113勝。
頑張るお父さんジョッキー、花本正三騎手。
今後の活躍にも注目です♪
本日笠松競馬場では、北陸・東海・近畿・中国交流『サマーカップ』が行われます!
金沢から【ゲイリーアイトーン】
兵庫から【コスモシンドラー】と【ゲイリーディライト】
福山から【ビッグボス】
という4頭がやって来ました。
『サマーカップ』出走表
本命にしたのは、兵庫からの刺客【コスモシンドラー】。
JRAで長年活躍して来ましたが、なんといっても2006年の『阪急杯』2着が光ます。
重賞勝ちは出来なかったものの、ここまでの実績、そして戦って来た相手が違いますね。
昨年兵庫に移籍して、約半年ぶりのレースとなった復帰戦からなかなかこの馬らしさが見られませんでしたが、3月の『サンテレビ賞』でキッカケを掴むと、ここ2戦は安定したレースぶり。
抜けた存在のいない今回、重賞初制覇のチャンスです☆
対抗は、地元笠松の【エーシンアクセラン】。
昨年のこのレースは6着でしたが、その時と比べると今年の方がメンバー的には楽な感じ。
距離的にはもう少しあった方がいいのかな、という気もしますが、前々走で『東海クラウン』を快勝している舞台ですから、注目の1頭です!
そして【トウホクビジン】。
彼女は本当に頑張り屋さんで頭が下がります。
今年すでに13戦戦って、そのほとんどが他場の中央交流重賞。
前走の『さきたま杯』では、浦和まで遠征して、強豪の牡馬たちを相手に4着に頑張りましたからね!
あの伸び脚は感動ものでした。
使い詰めとはいえ、地元の重賞となったら外せない存在です。
◎1、コスモシンドラー
〇5、エーシンアクセラン
▲2、トウホクビジン
△8、ゲイリーアイトーン
それでは後半戦参りましょう~♪
4日目は大井競馬場、『東京ダービー』でした!
ここも、勝ったのは1番人気【マカニビスティー】です☆
騎乗した戸崎圭太騎手は...
「馬を信じて、邪魔しないように乗りました。
羽田盃の時には、僕の慌てっぷりでああいう形になってしまって...
厩舎スタッフ、そしてファンのみなさんに迷惑をかけているので、今日はとにかくジックリと乗りました。
ここまで馬も順調だったし、ファンの方の応援があったから勝てました!」
前走での悔しい負けを糧にして、自身3度目のダービー制覇を果たしました。
管理する松浦備調教師にとっては、初めてのダービー制覇!!
「騎手時代含め、初めて勝たせてもらいましたが...なんだか夢みたいですね。
今はまだ身体が落ち着かないです。
羽田盃は残念な結果でしたが、今日も1番人気に支持していただいて、なんとか巻き返したいと思っていました。
先行する馬ではないですが、3コーナー辺りの位置取りでちょっとまずいかな...と思ったら、直線に入って他馬とは脚色が違いましたね。
最後は安心して見ていられました。
この馬は馬主さんが、羽田盃・ダービーを目標に中央から移籍させてくれた馬。これで安心しました。
今は感無量で、ただただありがたい気持ちでいっぱいです」
息子である、松浦裕之調教師と喜びを分かち合っている姿が、とても印象的でした。
そして5日目は姫路競馬場『兵庫ダービー』です!
今回初めて姫路に行って来ました♪
初めてなのになんだか懐かしい感じ。コースは小回りで、パドックやスタンドも綺麗でしたよ。
これで地方競馬全場制覇!!やっと達成できました☆
さて、話をレースに戻しますが...
ここまですべて1番人気馬が勝って来た今年のダービーウイーク。
このレースで初めてその神話が崩れました。
レースは【タガノパンデミック】と【オキナワノペガサス】が引っ張る展開。
1番人気【フィオーレハーバー】は少し離れた3番手を追走して、外に【ブリリアントストーム】、後ろに【ハイパーフォルテ】が続きます。
2周目の向正面から前2頭の脚色が鈍り始めて、馬なりのまま【フィオーレハーバー】が先頭に。その外から【ハイパーフォルテ】が上がって来ます。
直線を向いた時には【フィオーレハーバー】の圧勝か?と思いましたが、【ハイパーフォルテ】が並ぶ間もなく突き抜けて勝利!
2着争いは6頭の大接戦となり、後方から伸びて来た【フウリンカザン】が2着、粘った【フィオーレハーバー】が3着という結果でした。
勝った【ハイパーフォルテ】は、断然の人気に支持されていた【フィオーレハーバー】と同じ、平松徳彦厩舎の管理馬。
これまで1度も【フィオーレハーバー】に先着したことはありませんでしたが、ダービーの舞台で逆転して見せました。
騎乗した田中学騎手は...
「とても繊細な馬なんですが、厩務員さんがよく仕上げてくれて、今日はすごく落ち着いていました。体重も戻してくれたし、僕は乗っているだけでした。
いつもフィオーレハーバーの後ろばかりだったけど、大舞台で結果が出せて嬉しいです。
前走で差のない競馬が出来たので、そろそろ逆転もあるかなと思ってました。
道中もリラックスしていたし、いいとこ取れたので思い通りの競馬が出来ましたね。
瞬発力と長い脚が使える馬なので、信じて3コーナー手前から行きました。
JRAに挑戦した時にすごく力をつけてくれたし、とにかく落ち着きが出たのが大きいですね」
田中騎手は、これでダービー3勝目!JRAに移籍した小牧太騎手に並ぶ、最多タイ記録となりました。
2着は8番人気の【フウリンカザン】!
大山真吾騎手は、
「勝てるかと思った~!
最後追い出すのを2呼吸3呼吸我慢しました。本当にいい脚で伸びてくれました」
と笑顔で話してくれました。
そして3着が、1番人気【フィオーレハーバー】。
これまでパートナーを組んで来た木村健騎手が腰痛で休養中のため、この日は板野央騎手が騎乗。
「道中は折り合っていたし、いい位置につけられました。
早めに抜け出さないよう気をつけて、追い出しを待ったんですけど...敗因は、よくわからないです」
悔しさを押し殺しながら話してくれた板野騎手。隣にいた坂本和也騎手から、
「文句ない騎乗やったで」
と声をかけられ、小さく頷いていました。
ダービーでの初コンビ、断然の1番人気、そしてリーディングジョッキーである木村健騎手からの乗り替わりと、板野騎手にとっては大きなプレッシャーがあったのではないでしょうか。
その中での騎乗ぶりに、平松調教師も高い評価をしていました。
「とにかく遊ぶところのある馬だから、逃げてた馬が早めに後退したのが大きかったですね。もう少しいてくれたら...。
板野くんも、大きなプレッシャーの中で、いい騎乗をしてくれました」
勝った【ハイパーフォルテ】は、平松調教師と小・中学校同級生だった蒲牟田浩さんの持ち馬。
「クロフネの仔が欲しいと言って、探して勝ってもらったんだけど、男馬の割りに食が細くて身体を作るのに苦労した面もありました。
ダービーを獲らせてもらって...ありがたいですね。
この後は放牧に出して、秋・来年を目指します!」
まだまだ成長の余地があるということですから、今後も大注目の1頭ですね☆
[おまけ②]
初めての姫路で頂いたのは...『駅そば』です!!
コレ、お蕎麦でもうどんでもなく、中華麺なんですよ。
温かい汁を入れて天ぷらを乗せれば出来上がり。
以外にさっぱりしてて美味しかったです♪
なんで『駅そば』っていうのかな~...
最終日の6日目は、名古屋『東海ダービー』!
勝ったのは1番人気の牝馬【エレーヌ】です。
先行争いを尻目に後方からの位置取り。2周目の向正面で外に出すと、スルスルと上がって先団へ。
4コーナーから【メモリーキャップ】との一騎打ちとなり、直線半ばで振り切ると、今度は後ろから【ラッキーサンライズ】が迫って来ましたが、これを1/2馬身凌いで快勝!
ゴール前には鞍上の筒井勇介騎手が、早々とガッツポーズをして喜びを表していました。
【エレーヌ】は今年10戦目。
京都・中京と2度のJRA遠征を経験し、水沢・佐賀・園田と全国に遠征して勝ち星を積み上げて来ました。
本当にタフで強い...【エレーヌ】の頑張りには、頭が下がります。
今年のダービーウイークも、悲喜こもごも、たくさんのドラマがありました。
ここから、『ジャパンダートダービー』を目指す馬、他のレースに行く馬、休養に出る馬など様々ですが、まずはダービーという勲章を手にした馬たちに、拍手を送ります!
ダービーウイーク特別ファンファーレがまた1年聴けないのか...と思うと寂しいですが、来年のダービーウイークに向けて、各地で2歳馬たちがデビューして来ますから、要チェックですよ!!