もう一人の地元出場者、川原騎手。
・・園田に移籍して1年、いかがですか?
「園田のレースは予期せぬ出来事が多いから・・2コーナーからマクられたりね。だから、ものすごく集中してないとダメだね。」
・・明日のレースに対しては?
「こういうレースは、すごくキレイなんだよ。とんでもない事をする乗り役はいないし。みんな、自分の馬のリズムを1番大切にしているから、妙な駆け引きもない。相手がどうこうより、自分の馬の能力を出す事に集中してる。
例えば地元だと、アノ馬はこうだから先に行っておこうとか、先入観があるじゃない?それがない分、素直に馬の力が出せるんだ。」
・・なるほど。馬のリズムを大切にする事が、一流たる由縁ですね。
「そうそう。俺は1番それを大切にして乗ってる。」
・・ダートと芝で乗り方を変えてます?
「基本的には全部一緒。」
・・数少ないお休みの日は、どう過ごすんですか?
「女房と2人で日帰り温泉。ドライブがてらね。」
・・仲良しですねぇ、羨ましい!
「別に仲良くないよ。」と照れる川原騎手。
インタビュー中も近くにいる後輩たちに、「俺のコーラ飲んでいいよ。」と優しい。どこのジョッキーも、コーラやサイダーが好きなのは一緒だわ・・と不思議な共通点を発見したのでした。
私が川原騎手にインタビューしてるのに、
「何年乗ってた?」
・・6年ちょっとです。
「おぉ、立派立派!笠松に移籍すれば良かったのに。どこかに所属して仕事してるの?」
と、逆インタビュー。最後にお礼を言うと、
「頑張ってね!頑張ってよ!」と、逆応援まで・・なんて優しい方♪
とっても渋くてカッコいい♪益々好きになりました!
明日は誰を応援すればいいのだろう・・
初の園田競馬場!すごくキレイな雰囲気にちょっとビックリしつつ・・
まずは明日のレースへ向けて、調整ルームで休憩中の有馬騎手にインタビュー。
・・有馬騎手にとって、ゴールデンジョッキーカップはどんな存在ですか?
「長年騎乗を続けている仲間に会えるのが楽しみだね。それに毎年顔ぶれが違うし、同じ人でも去年と今年じゃ乗り方が微妙に違う。それぞれのジョッキーの騎乗を見て、見習ってるよ。」
・・え?!有馬騎手ほどの方でもですか?
「そりゃそうだよ。まだまだ勉強だよ。」
・・2000勝以上のジョッキーたちのレースは、普段のレースとどこが違います?
「地元のジョッキーならそれぞれの癖がわかってるから読めるけど、他場のジョッキーたちはわからないからね、そこは難しいよ。中央でも地方でも、勝ってる騎手ってゆうのは自然に駆け引きが出来るんだ。簡単には勝てないね。」
・・明日のレースに向けて、抱負をお願いします。
「地元のジョッキーとして、勝ってみたいね。昔は他場から乗りに来てたから。」
・・移籍当時と比べていかがですか?
「最初は苦労したよ。とにかく苦労した。でも今は慣れたから。慣れればどこの競馬場でも一緒だよ。わかるでしょ?」
・・打ち解ければ、どこの競馬場も温かいですよね。お休みの日は何してます?
「中央競馬見てるよ。地方から行ったジョッキーたちを応援してる。やっぱり、中央と地方の乗り役は、見てすぐわかるよ。」
・・お酒は召し上がらないんですか?
「ビールが好き。酔ったら陽気になって、口数が多くなるね。」
・・あら、そんな有馬騎手も見てみたい☆最後に、有馬騎手の1番の売りは?
「追い比べじゃ負けないよ。田中騎手や木村騎手といった若手にも、まだまだ負けないね!」
初対面だというのに、有馬騎手の誠実そうな雰囲気に、すっかりやられてしまった私・・明日、応援するジョッキーが、また1人増えたのでした♪
2月に入り、メッキリ馬券が当たらない・・1月のアノ勢いはどこえやら・・。
「こんな事ではいけないわ!」と思い、ギャンブル運を上げるべく、久々にパチンコへ。
[エヴァンゲリオン最新版]のコーナーだけ、やたら混んでいる。と思ったら目の前のおじさんが退いたので、早速1000円投入。[セカンドインパクト]に比べて、映像がかなり動くので忙しい感じ。
「前の方が好きだったな。」なんて思っていたら、突然[暴走モード]に突入!
ご存知ない方には「なんのこっちゃ?」って感じでしょうが、[暴走モード]になると大当たり確実なんです。そこから3連チャンして1箱のまれたので、結局13,000円の儲け♪
前からほしかった『チャーリーズエンジェル』の中古DVDと、『デスノート』を3冊大人買いして、残りの10,000円は明日の佐賀記念の軍資金☆せっかくのアブク銭、無駄にしてなるものか。
今年の佐賀記念、「コレ!」という馬が見当たらない。昨年の覇者【マイネルボウノット】は、昨年とは明らかに異なる近走内容から思いきって消し。後藤騎手好きなので、これで勝ったら涙が出そうだけど・・。
本命は逃げ予想の【バンブーエール】。前走は久々で失速しちゃったけど、ダービーグランプリ&ジャパンダートダービー2着の実力派。
佐賀コースと相性バツグンの【クーリンガー】も押さえておきたい。ムラ駆けなタイプだけど、大敗後にいきなり勝ったりするので、前走の負けは目をつぶって対抗に。
地元最強馬の【ナムラハンニバル】と、浦和記念よりメンバー楽になっている【キングスゾーン】を入れて、
◎2、バンブーエール
○6、クーリンガー
▲5、ナムラハンニバル
△11、キングスゾーン
という印。
ここで勝って、チョコレート資金に繋げたい!この儚い夢は、叶うのであろうか?
宮下瞳騎手・川原正一騎手・丸野勝虎騎手・井上正調教師の4人が欠席だったのが、とても残念だった今回。それでも、豪華な受賞者たちや、来賓には関口房郎さんが登場するなど、とても華やかでした。
中でも、1番人気は「最優秀騎手賞」を受賞した、大井の内田博幸騎手。一緒に写真撮ってもらいたいけど、ファンの方々のお邪魔をしてはいけない・・と思い、待つ事20分くらい。やっと撮ってもらえた1枚です♪
photo:加藤雄哉
内田さんといえば・・気になるのが移籍問題。共同インタビューでも、中盤はその質問で持ちきり。内田さん、サラッと流すんだろうなぁ〜と思いきや、コレが熱く語り出したんですよ!
地方と中央の垣根の事や、地元優先主義の現状について。地方は基本的に、フリーは認められておらず、必ずどこかの競馬場に所属し、その競馬場で優先的に騎乗する。腕があっても、中央と交流がない競馬場のジョッキーは、中央遠征出来ないですからね。
でも、決して批判しているのではなく、地元に育ててもらい、地元に恩返ししたい気持ちも強いようで、
「移籍の事は慎重に考えている。」という結論。
内田さんのお話を聞いていると、本当に周りを大切にしていると思う。年間最多勝を達成した去年、周りには内緒にしていたけれど、粉砕骨折やその他、体のトラブルがいくつかあったという。
でも、みんなの期待に応えるために・・って、すごい根性ですよね。その話を聞いたら涙が出てきちゃいましたよ。
それに、自分は地方競馬のジョッキーを引っ張る存在である・・という自覚がすごい。移籍や交流といった、ジョッキーたちの問題は、トップが提言しなければ改善されませんから。中央の武豊騎手といい、やっぱりトップは技術だけじゃなく、人間性も求められるんですよね。
「スターは、また生まれます。」と言っていた内田騎手。その通り!そして、それはどこの競馬場から生まれるかわからない。
全国津々浦々、地方競馬場巡りをして、ポスト・内田騎手探しに出掛けましょう♪
袴姿がすごくカッコイイ、「最優秀調教師賞」を受賞した、船橋の川島正行先生。
5年連続、7度目という事で、すでに地方競馬の顔ですね。
photo:加藤雄哉
去年のNARグランプリのインタビューにて、
「勝率3割、連対率5割」を公言。
去年1年間は、この数字との戦いだったそう。記者さんたちに、
「今、何割?」と聞いては、頭の中で計算し、無事達成した時にはヘトヘトに疲れて2日間も寝込んだという。
「数字に疲れた・・」という事で、今年の目標はズバリ、
「重賞10勝以上」だそう。これまたすごい事を仰る。
でも川島先生が仰ると、きっと達成するんだろうな、と思える。
大きな目標を公言し、それを達成する。これほど難しい事はない。
川島先生の生きざま、素敵です・・☆