平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
もう一人の地元出場者、川原騎手。
・・園田に移籍して1年、いかがですか?
「園田のレースは予期せぬ出来事が多いから・・2コーナーからマクられたりね。だから、ものすごく集中してないとダメだね。」
・・明日のレースに対しては?
「こういうレースは、すごくキレイなんだよ。とんでもない事をする乗り役はいないし。みんな、自分の馬のリズムを1番大切にしているから、妙な駆け引きもない。相手がどうこうより、自分の馬の能力を出す事に集中してる。
例えば地元だと、アノ馬はこうだから先に行っておこうとか、先入観があるじゃない?それがない分、素直に馬の力が出せるんだ。」
・・なるほど。馬のリズムを大切にする事が、一流たる由縁ですね。
「そうそう。俺は1番それを大切にして乗ってる。」
・・ダートと芝で乗り方を変えてます?
「基本的には全部一緒。」
・・数少ないお休みの日は、どう過ごすんですか?
「女房と2人で日帰り温泉。ドライブがてらね。」
・・仲良しですねぇ、羨ましい!
「別に仲良くないよ。」と照れる川原騎手。
インタビュー中も近くにいる後輩たちに、「俺のコーラ飲んでいいよ。」と優しい。どこのジョッキーも、コーラやサイダーが好きなのは一緒だわ・・と不思議な共通点を発見したのでした。
私が川原騎手にインタビューしてるのに、
「何年乗ってた?」
・・6年ちょっとです。
「おぉ、立派立派!笠松に移籍すれば良かったのに。どこかに所属して仕事してるの?」
と、逆インタビュー。最後にお礼を言うと、
「頑張ってね!頑張ってよ!」と、逆応援まで・・なんて優しい方♪
とっても渋くてカッコいい♪益々好きになりました!
明日は誰を応援すればいいのだろう・・