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7/15北斗賞回顧

コウシュハウンカイが実力を示す!

 15日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のコウシュハウンカイが優勝。これで今季は、ばんえい十勝オッズパーク杯制覇、旭川記念2着を含めて5戦4勝、2着1回の好成績。重賞戦線の主役として、実力を見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.フジダイビクトリー 15.6
  2.キサラキク 68.7
  3.カンシャノココロ 83.9
  4.ソウクンボーイ 70.7
  5.マルミゴウカイ 15.2
  6.トレジャーハンター 109.8
  7.オレノココロ 2.3
  8.コウシュハウンカイ 2.1
  9.センゴクエース 5.5
 10.ホクショウユウキ 168.7

 充実一途のコウシュハウンカイが2.1倍の1番人気に推され、2.3倍の2番人気にばんえい記念馬のオレノココロ。今のばんえいを牽引する2頭が人気を分け合い、これに次ぐ存在となったセンゴクエースが、オッズでも2頭に続きます。やや離れた4番人気にマルミゴウカイ、古豪フジダイビクトリーが15.6倍の5番人気となり、おおむねこの5頭による争いという戦前予想になりました。

 基礎重量790キロで、馬場水分は1.9%でスタート。トップクラスが集った一戦だけに各馬とも脚どりは軽快で、キサラキクを先頭にフジダイビクトリー、マルミゴウカイなどが止まることなく中間点を通過します。ややばらけた展開ながらも大きく遅れる馬はおらず、速めのペースで第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れて仕掛けたのはキサラキクとフジダイビクトリー。マルミゴウカイとコウシュハウンカイも早めに動きます。なかでも切れのある登坂を見せたのはマルミゴウカイとコウシュハウンカイ。ひと腰で登り切り、先に仕掛けたフジダイビクトリーとともに障害を下りていきました。4番手もキサラキク、トレジャーハンター、オレノココロの3頭が並んでクリア。センゴクエースは少し遅れて7番手から追撃態勢に入りました。
 残り30メートル付近で、先頭はマルミゴウカイ。差なくコウシュハウンカイが続き、フジダイビクトリーも懸命に食らいつきます。しかし、残り20メートルから一気に加速したのがコウシュハウンカイ。数々のタイトルを手にしてきた実力を見せつけ、先頭を奪い取ります。そして、その後も確かな脚どりを見せ、マルミゴウカイに1秒7差をつけて先頭ゴールを果たしました。マルミゴウカイから1秒6差の3着にはフジダイビクトリーが流れ込み、先行勢が逃げ切る結果となりました。

 コウシュハウンカイはこれが重賞9勝目。着差こそわずかでしたが、余力十分に抜け出したレース内容からも、力の差は明らかと言えます。持ち前の堅実さに加え、しまいの粘りが増したのが、今季の好成績につながっている印象。ばんえいグランプリなど、先々の重賞での走りも楽しみです。

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藤本匠騎手「勝つことができてほっとしています。この馬のレースができました。折り合いもついており、最後は二の脚を使ってくれました。差し切るような展開は予想していませんでしたが、本当によく歩いてくれました。今シーズンは馬も落ち着いてきて力まなくなり、完成されてきたと感じています」

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