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2016年6月 アーカイブ

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今週の見どころ(6/25~6/27)

2016年6月24日(金)

 先週6月19日(日)に実施された重賞・旭川記念は、コウシュハウンカイが逃げ切って、同レース連覇を達成しました。次の古馬重賞は、7月17日(日)の北斗賞ですが、今週26日(日)のメインに組まれているミントスポット杯が、早くも前哨戦となります。ぜひご注目ください。

【第6回開催1日目】
 6月25日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 今季、B2級特別で1、2着と堅実な◎ホンベツイチバンに注目します。前開催のジュノー特別(B2級-1・2組決勝)では1番人気で2着でしたが、3頭による追い比べの末、勝ったオホーツクノタカラにコンマ2秒だけ先着されたもの。障害のキレも文句なしで、この馬らしさを十分見せました。引き続きチャンスがありそうです。
 ○スピードフジはA2からの降級馬で、3開催前のつつじ特別(5月14日・B2級-1組特別)で2着があります。近2走では不発に終わっていますが、抜群の決め手の持ち主。今回は人気落ちも考えられるだけに、狙って妙味がありそうです。
 ジュノー特別で接戦をモノにした▲オホーツクノタカラは、これで2連勝。ようやく先行力が蘇ってきました。とはいえ、流れ次第という面は否定できないため、やや評価を下げたいところです。
 つつじ特別で3着の△アグリナデシコは、障害力が持ち味。今回は紅一点でハンデが有利なだけに、先行してどこまでやれるでしょうか。

【第6回開催2日目】
 6月26日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 前開催の重賞・旭川記念から5頭が参戦していますが、1着コウシュハウンカイ、2着ニュータカラコマは回避しています。
 注目は旭川記念には不出走だった牝馬◎セイコークイン。前々走のオッズパーク賞スタリオンカップ(6月5日・3歳以上選抜)では、スムーズな障害クリアから押し切って、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー、オレノココロらを破って勝利しています。同レースは旭川記念の前哨戦でしたが、今回も、オープンの一線級は北斗賞を控えているため、目いっぱいのレースは考えにくいところ。仕上がりの差で勝機ありと見ます。
 ○オレノココロは、旭川記念では唯一、賞金別定10キロ増ながら、2着ニュータカラコマに1秒2差まで迫っての3着は、やはり地力があります。今回も引き続きトップハンデですが、相手がやや楽になることで、巻き返しが期待できます。
 ▲フジダイビクトリーは、旭川記念が6着でしたが、こちらも今回のメンバーを考えれば、差のない戦いが可能でしょう。
 △トレジャーハンターは、5月29日の大雪賞(オープン・A1級混合)では、勝ったコウシュハウンカイと競り合って3着に善戦。A1と格下ですが力差は感じません。

【第6回開催3日目】
 6月27日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)
 オッズ・パーク賞スターライト特別(3月19日・5歳オープン)以来となる、同世代限定のオープン戦。同レースからは2~6着馬(勝ったのは牝馬キサラキク)が出走しています。当時より80~90キロ軽い負担重量での争いなら、スピードある◎カイシンゲキに注目できそう。4歳シーズン二冠目の銀河賞では720キロで鮮やかな抜け出しを決めているように、700キロ台前半の負担重量なら、長くいい脚を使えるタイプ。スターライト特別では、さらに決め手強烈な牝馬キサラキクが相手では分が悪かったようですが、760キロでしかも牡馬最先着の2着なら評価は下がりません。好位で障害を抜ければ圧勝までありえるでしょう。
 ○カゲホウトウは、4歳シーズン一冠目・柏林賞を圧勝して以降、約1年間勝ち星がありません。とはいえ、スターライト特別ではすんなり障害を越え3着と、同世代限定戦なら侮れない力があります。マイペースで先行できれば、前残りに警戒が必要かもしれません。特に軽めの馬場になれば、変わり身が見込めます。
 ▲カンシャノココロは、障害巧者ですが勝ち切れないのが悩み。テンに動けないのが原因ですが、4歳シーズン三冠での5、2、3着、スターライト特別5着など善戦傾向がある同世代限定戦なら、見直せそうです。
 △ハクタイホウは、4歳シーズンは無冠も、三冠目・天馬賞で2着、3月に行われた明け4歳との混合重賞・ポプラ賞で5歳最先着の3着など、力のあるところは見せていました。ここはハンデとの戦いとなりそうです。

旭川記念 予想結果

2016年6月20日(月)

須田:3連単6-4-8 500円的中! 収支+4,350円
矢野:馬複4-6 400円的中! 収支-4,000円円
荘司:3連複4-6-8 600円的中! 収支-4,140円
山崎:ハズレ 収支-6,000円s
目黒:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円


【集計】投資額 6,000円×2R=12,000円

矢野  +3,500円
須田  -1,650円
山崎  -9,300円
荘司  -10,140円
目黒  -12,000円
斎藤  -12,000円

紅組 -31,440円
白組 -10,150円

6/19旭川記念回顧

コウシュハウンカイが連覇を果たす!

 19日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のコウシュハウンカイが優勝。ばんえい記念3着馬が地力の高さを見せつけ、このレース連覇を達成しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.オイドン 11.9
 2.キタノタイショウ 15.7
 3.ホクショウユウキ 43.8
 4.ニュータカラコマ 3.4
 5.ハクタイホウ 79.8
 6.コウシュハウンカイ 3.9
 7.キサラキク 61.8
 8.オレノココロ 2.2
 9.フジダイビクトリー 15.6

 今後のばんえいを占う好メンバーがそろった一戦となりました。昨年後半から調子を上げ、重賞に限れば4連勝中のオレノココロが1番人気。地力あるニュータカラコマ、コウシュハウンカイが続き、この3頭が人気を分け合う形。馬場水分2.3%のなか、注目のゲートが開きました。

 フジダイビクトリーが第1障害で多少もたついたものの、それ以外はほぼ横一線。各馬ともリズム良く進んでいる印象で、並んだまま第2障害を迎えました。
 ひと息入れて仕掛けたのはコウシュハウンカイで、オレノココロ、ニュータカラコマ、キタノタイショウもこれに反応。しかし、コウシュハウンカイが難なく突破し、先頭で障害を下りていきます。差なくニュータカラコマが続いて、オレノココロが3番手でクリア。以下ハクタイホウ、ホクショウユウキ、フジダイビクトリーと続きました。
 後続も懸命な追い上げを見せますが、先頭を行くコウシュハウンカイの脚どりは軽く、楽な手応えで残り10メートルを通過。むしろ追いかけるニュータカラコマの脚が鈍った印象で、セーフティーリードを保ったまま、コウシュハウンカイが先頭で荷物を運び切りました。4秒9差の2着にニュータカラコマ、さらに1秒2差の3着にオレノココロが入線しました。

 ばんえい記念3着を含め、これで9連続3着以内と充実一途のコウシュハウンカイ。昨年のこのレース以来、1年ぶりのタイトル奪取で勢いに乗ってくることでしょう。引き続き注目の存在です。

成績はこちら
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藤本匠騎手「馬は落ち着いていたし、スタートダッシュも良く前方の位置を取れたので、思い通りのレースになったと思います。先頭で第2障害を越えましたが、ゴール際で追い込まれるタイプなので、最後まで気を抜かず追いました。まじめな馬ですから、今後もひとつでも多く重賞を獲れるよう頑張ります」

6/19旭川記念予想 山崎エリカ

2016年6月19日(日)

オレノココロが昨年の雪辱を晴らす

 この時期の重賞はハンデ差が少ないこともあり、ほぼ能力どおりに決まっています。昨年のこのレースは乾燥馬場で、ばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったオレノココロこそ障害で大苦戦したものの、勝ったのはばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬コウシュハウンカイ。2着は順調に使われて調子を上げたフジダイビクトリーでした。基本的には実績重視で予想を組み立てるのが上策のレースです。

 よって、◎には今年もばんえい十勝オッズパーク杯を勝ったオレノココロを推します。この馬自身が昨年のこの時期と比べると障害が上手くなっているし、前を意識したレースをすることで、これまでのように障害で多少は膝を付いてもリカバー出来ています。また、今年は昨年よりも馬場が軽いのもプラス。唯一の問題は前走で4着に凡退したことですが、障害はひと腰でまとめられていたので大きな問題はないでしょう。ばんえい十勝オッズパーク杯の前哨戦でもセンゴクエースの2着に敗れたように、「前哨戦だから」で処理しても0.K.と見ています。

 ○は、ばんえい記念1着から、今シーズンも順調に調子を上げているフジダイビクトリー。同馬は馬場状態やハンデの影響を大きく受けることなく、幅広いレースに対応できるのが長所。今年も昨年と同じくらいのレースは出来そうです。

 ▲は、ばんえい十勝オッズパーク杯の3着馬オイドン。ばんえい十勝オッズパーク杯ではおっつけて障害を早めに下ったこともあり、オレノココロやコウシュハウンカイに先着を許しましたが、あわやの場面はありました。苦手の障害を上手にこなせていたのは好材料。それでも人気がないのなら、積極的に狙います。

 あとは△にばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬コウシュハウンカイ。ばんえい十勝オッズパーク杯は、切れ味では歯が立たない◎オレノココロを意識して相当に積極的な策に出ましたが、結果オイドンに迫られる形。昨年のように乾燥馬場ならば、この馬の障害力と他馬の自滅に期待する手もありましたが、今年は昨年よりも馬場が軽いことから狙い下げました。障害は抜群に上手いので、大きく取りこぼすようなこともありませんが、3着、4着くらいで終わる可能性もありそうです。

 他ではばんえい記念から直行のばんえい十勝オッズパーク杯こそ4着に敗れましたが、特別戦でも重賞でも安定した走りが魅力のニュータカラコマ。重賞になると障害でエネルギーを使い果たして直線で切れ味が見せられないのがネック。重賞ならば馬場が重いほうが好ましいですが、昨年のこのレースでもフジダイビクトリーとの写真判定に持ち込んだほどの実力を考えると、侮れないでしょう。

 ◎ (8)オレノココロ
 ○ (9)フジダイビクトリー
 ▲ (1)オイドン
 △ (6)コウシュハウンカイ
 △ (4)ニュータカラコマ

 馬複
 8-9,1,6,4 1500円 計6000円

6/19旭川記念予想 目黒貴子

2016年6月18日(土)

ここを目標にオレノココロ

 今季2戦目となる重賞。前回のオッズパーク杯は3着が抜けただけにここは当てにいきたい。
 ◎はオレノココロ。前走のスタリオンカップは少し間隔のあいた一戦。目標をこのレースにおいたいわゆる叩きのレースとすれば結果4着でも納得といえる。勝ち馬ともそれほど大きな差にはならず、今回はさらに良くなってプラスαが望める。他馬よりも10kgの斤量差(一部30kg)はあるがこれまでの実績から心配はいらない。軽い馬場が予想されるのもプラスと考えたい。
 最近の充実ぶりからこちらも有力、◯コウシュハウンカイ。今年の2月然別賞から常に2、3着を確保、そして前走の大雪賞で1着、久々の優勝となった。この季節が合うのか、昨年もこの旭川記念は優勝しているが、勝ったり大きく負けたりと波の大きい印象だったが、最近は堅実さも加わった。オッズパーク杯もほとんど差のない2着で、勝ちに等しいと言っていい内容。障害に不安が無いのも頼もしい。
 こちらも充実のニュータカラコマに▲。オッズパーク杯では4着と馬券対象ならずも、他の一線級のメンバーとのレースも勝ち負けの実績は素晴らしい。さすがはばんえい記念2着の馬。昨年の秋からをみてもほとんどが1、2着のレースでグンと力をつけてきた印象だ。
 端枠の2頭は△で。まずはフジダイビクトリー。ばんえい記念の後は今ひとつのレースが続いたが、ここ2戦でようやく復調の兆しが見えてきた。調子さえよければヒケをとらないはず。さらなる良化も期待できる。そしてオイドンにも△をつけよう。障害に課題があるだけに信頼度は低くなるが、それをうまくクリアすればこのメンバーにも充分通用する。

 ◎8オレノココロ
 ◯6コウシュハウンカイ
 ▲4ニュータカラコマ
 △1オイドン
 △9フジダイビクトリー

 3連単
 8→6→1,4,9 1000円
 6→8→1,4,9 1000円  計6000円

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