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2015年1月 アーカイブ

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天馬賞 予想結果

2015年1月 4日(日)

矢野:3連単10-5-6 300円的中! 収支+4,650円
須田:3連単10-5-6 200円的中! 収支+1,100円
斎藤:3連単10-5-6 100円的中! 収支-2,450円
山崎:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×19R=114,000円

矢野  +27,670円
須田  -84,540円
斎藤  -96,710円
山崎 -110,400円

1/3天馬賞回顧

オレノココロが圧巻の勝利!

 3日(土)に行われた重賞・天馬賞(5歳オープン)は単勝1番人気のオレノココロが勝利。重賞4勝目を挙げ、世代チャンピオンの座を不動のものとしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.クインフェスタ 30.2
  2.ソウクンボーイ 34.2
  3.ホクショウサスケ 34.1
  4.コウシュハクィーン 53.3
  5.コウシュハウンカイ 3.6
  6.セイコークイン 16.2
  7.ダイコクパワー 8.9
  8.ショウチシマシタ 27.9
  9.イッキフジ 4.7
 10.オレノココロ 2.2

 定量戦ということもあり、ばんえいダービーなど世代重賞3勝を誇るオレノココロが1番人気。ばんえい菊花賞勝ちがあるコウシュハウンカイが続き、4連続連対中のイッキフジが3番人気で、この3頭が他馬をやや離して人気を集めます。実績か勢いか注目が集まるなか、馬場水分2.2%の力の要る馬場状態でスタートが切られました。

 勢いよく飛び出した10頭は、そのまま軽快に第1障害を突破。横一線のまま中間点近くまで進みます。その後も一進一退を繰り返すものの、ほぼ横並びで第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはショウチシマシタで、隣枠のイッキフジも登坂を開始。コウシュハウンカイも抜群のかかりを見せ、天板近くまで登ります。しかし、ひと呼吸入れて仕掛けたオレノココロが一気に障害を突破して先頭へ。さらにイッキフジ、コウシュハウンカイ、ショウチシマシタも僅差で続き、最後の平坦路を迎えました。
 しかし、ここからはオレノココロの独壇場。同じ重量を曳いているとは思えないスピードを見せ、スッと他馬を引き離しにかかります。これには後続もなすすべがなく、完全に独走態勢。最後は鈴木恵介騎手の手もまったく動かず、余裕の手ごたえでゴールを果たしました。懸命に食い下がろうと脚を伸ばしたコウシュハウンカイが、6秒7差の2着。さらに12秒0差の3着には、障害6番手から歩き続けたセイコークインが入りました。

 単勝人気が示すとおり、"定量戦なら"という期待感はあったものの、その期待以上の圧勝を演じたオレノココロ。特に障害を下りてからの、持続力のある末脚は圧巻でした。今後は古馬相手の戦いとなりますが、持ち前のパワーとスピードで活躍していくに違いありません。
 コウシュハウンカイは唯一これに食い下がっての2着。終始歩き続けたレースぶりも悪くありませんでした。ただ勝ち馬が強すぎただけで、今後もメンバー次第でチャンスが巡ってきそうです。
 セイコークインは障害でじっくりためたのが、しまいに生きた印象。今後もこの切れを生かせれば、展開や馬場次第で台頭してくることでしょう。

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鈴木恵介騎手「ハンデのない定量戦でしたので、ファンの期待に応えられるよう頑張りました。隣に馬のいない10コースの端枠に入ったので、スタートが少し出遅れましたが、道中でカバーできましたので、思っていた内容のレースができました。力強い脚どりを見せてくれましたし、これからの古馬戦でも力を発揮してくれる馬だと思います」

1/3天馬賞予想 山崎エリカ

2015年1月 3日(土)

弱点少ないショウチシマシタに期待!

 今年の帯広記念も大荒れで3連単34万馬券が飛び出しました。能力拮抗でどの馬もチャンスありとは見ていましたが、◎にしたインフィニティーは序盤で置かれて、そこから焦って仕掛けたために障害ではヒザをついての5着でした。インフィニティーは障害を降りてからなるべくリードを奪いたい馬なので、ひざをついた時点で「終わったぁ・・・」と思いました。インフィニティーが崩れるとしたら、こういう競馬という、それほど多くない弱点を突かれたようなレースでした。

 今回の天馬賞も銀河賞勝ちのオレノココロに人気が集まる一戦ですが、この馬もインフィニティーとわりと似たタイプ。古馬相手の高重量戦だと、重量が軽くなることもあって序盤の追走がスムーズですが、同世代だと序盤で置かれることもしばしば。今回は定量戦で他馬と重量が同じ(牝馬は20㎏減)ことを差し引いても、スムーズに追走できるかは「?」。かといって障害でタップリ息を入れれば、障害を先に降りた馬に追いつけない可能性もあります。オレノココロノの障害のデキひとつで大波乱もあるでしょう。

 ◎にはある程度前で立ち回れて、障害も崩れないタイプが優勢という最近の傾向を踏襲してショウチシマシタを推します。この馬は、ナナカマド賞とイレネー記念を制した2歳チャンプ。その後、順調さを欠いて、2度の休養(一度は、約9ヵ月の長期休養)を余儀なくされたために、ばんえいダービーでは7着、柏林賞では9着に終わりました。しかし、昨年10月に2度目の休養から復帰してからは、順調に調子を上げてきているので、ここで一発あっても不思議ではありません。勝つかどうかはともかく、2着、3着くらいなら普通にあり得る馬です。

 ○はこの世代代表として、オレノココロとともにドリームエイジカップに出走したコウシュハウンカイ。この馬は派手さはありませんが、4歳世代の重賞では柏林賞2着、はまなす賞1着、銀河賞3着。古馬相手の特別戦でも崩れがなく、抜群の安定感です。常に藤本騎手が乗っているということもあるのかもしれませんが、他馬の動きに左右されることなく、自分の力を出し切る競馬をしてくるので、この馬を対抗評価としました。

 ▲は世代王者のオレノココロ。今回の重量760㎏は前走でも背負っていた重量なので問題ないでしょう。全体の動きが見渡せる端枠から自分の競馬をするのはなかなか難しいことですが、勝ち負けに拘らず、自分の競馬をしてくれば当然、怖い馬です。

 △は銀河賞の4着馬ソウクンボーイ。前走では障害で止まってしまってシンガリ負けしました。前走だけ見るとあまり狙いたくないのですが、相手も強かったし、銀河賞2着のホクショウサスケのほうが、前走で障害がサッパリなので、こちらのほうを評価しました。

 他では牝馬勢からコウシュハクィーン。牝馬限定重賞で上位常連のコウシュハクィーンもクインフェスタもセイコークインもそれほど大きな能力差はあまりありませんが、クインフェスタとセイコークインは前走の軽量戦・地吹雪賞を目標にしたあと。対してコウシュハクィーンはこの路線を貫き、3走前ではクインフェスタやセイコークインに完勝している点を評価しました。銀河賞で牡馬に敗れて、今回は定量戦となると厳しい条件のようにも感じますが、この馬自身も力をつけているので通用するかもしれません。

 あとは上がり馬から、その名のとおりにスピードに乗せて"一気"の競馬なら面白いイッキフジ。銀河賞では消極的な競馬で9着に敗れましたが、その後、古馬相手の特別戦で3勝するなど、めきめき力をつけています。特にライデンロックとハナ差の前走は見応えがありました。しかし、ここを本番とするならば、前走は相応しくない前哨戦(余力?)でしたので、今回はやや割引ました。

 ◎ (8)ショウチシマシタ
 ○ (5)コウシュハウンカイ
 ▲ (10)オレノココロ
 △ (2)ソウクンボーイ
 △ (4)コウシュハクィーン
 △ (9)イッキフジ

 馬複
 8-5,10 1000円 計2000円
 2-8 400円
 8-4,9 300円 計600円
 3連複
 8-5,10,2,4,9 300円 計3000円

1/2帯広記念回顧

2015年1月 2日(金)

フクドリが本格化を示す!

 2日(金)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝6番人気のフクドリが優勝。北見記念に次ぐ重賞2賞目を挙げ、高重量戦での強さを見せつけました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.ホクショウユウキ 7.4
2.ニュータカラコマ 3.9
3.フクドリ 8.8
4.インフィニティー 3.5
5.ホッカイヒカル 27.6
6.ホリセンショウ 4.4
7.フジダイビクトリー 45.9
8.シベチャタイガー 59.9
9.トレジャーハンター 24.9
10.キタノタイショウ 7.8

 一長一短がある難解なメンバー構成。実績を買われてインフィニティー、ニュータカラコマがともに単勝3倍台。ただ、6番人気のフクドリまで単勝ひと桁台と大混戦の様相で、馬場水分2.3%のなかスタートが切られました。

 力の要る馬場のなかでの高重量戦とあって、ゆったりと進みます。ニュータカラコマ、フクドリあたりが馬群を引っ張り、キタノタイショウ、トレジャーハンターなども先行。ただ、各馬とも一進一退を繰り返し、ほぼ横一線の状態で第2障害を迎えました。
 じっくりと脚をためたのちホリセンショウが仕掛けますが、トレジャーハンターもそれを見て登坂を開始。しかし両馬とも掛かりは今ひとつで、さらにひと息入れていた他馬がいっせいに仕掛けはじめます。高重量もあって苦戦が続くなか、なんとか先頭でクリアしたのはホリセンショウ。ホッカイヒカルが差なく続き、やや離れてトレジャーハンター、インフィニティー、フクドリ、ニュータカラコマ、シベチャタイガーが並んで突破しました。
 先頭で軽快に障害を下りたホリセンショウでしたが、重量と馬場の影響もあったか早々と脚を止め、ホッカイヒカルが先頭へ。ところがそのホッカイヒカルも、残り20メートル付近でストップ。ここで先頭に立ったのが、末脚に絶対の自信を持つフクドリ。900キロ前後の重量に各馬が苦しむなか、確かな脚取りでゴールを目指します。残り10メートルを切って再度ホッカイヒカルが差を詰めにかかりますが、追撃はそこまで。最後は脚いろが一緒になり、フクドリが先頭で荷物を運び切りました。ホッカイヒカルは2秒7差の2着。さらに7秒3差の3着に、障害9番手から追い込んだフジダイビクトリーが入線しました。

 26度目の挑戦で重賞初制覇を飾った北見記念からおよそ2カ月。これまでの詰めの甘さがうそのように、フクドリが重賞連勝を果たしました。得意の力の要る馬場での高重量戦が増えたことに加え、最近は障害の安定感が増してきた印象。これなら昨年のばんえい記念(2着)の雪辱も期待できそうです。
 ホッカイヒカルは2013年の岩見沢記念以来、久々の重賞連対。もともと重い荷物も曳けるタイプでしたが、ここでの快走には驚かされました。積極的に運んだレースぶりもよく、復調のきっかけをつかんだと言ってよいでしょう。今後も、そのレースぶりに注目です。
 3着にはフジダイビクトリーが入線しました。今季の旭川記念、ばんえいグランプリの勝利で重量を積まれていましたが、それをものともしない鋭い末脚はこの馬の実力を示すもの。多少でも重量面で恵まれた際には要注目の存在です。

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安部憲二騎手「北見記念を優勝していただけあって期待も大きく、今は無事勝つことができてホッとしています。マークしていた馬が思っていたほどペースが速くなかったので、自分のレースに徹しました。近走は障害をうまく上がっていたので、このレースも呼吸さえ合えばいいところまで登るのではないかと考えてましたし、実際天板近くまで上がることもできました。第2障害後は先に行っているのが意外な馬だったので少し焦りましたが、止まることなくゴールできたので良かったです」

1/3天馬賞予想 斎藤修

三冠目こそはコウシュハウンカイ

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎5コウシュハウンカイ
 ◯10オレノココロ
 ▲9イッキフジ
 △7ダイコクパワー
 △1クインフェスタ
 △6セイコークイン

 3連単1頭軸マルチ
 5→1,6,7,9,10 100円 計6000円


##それにしても帯広記念。「勝負になるのは以上5頭と見る」と断言したら、なんと見事に無印3頭での決着。トホホ。今シーズンのばんえい重賞は、この天馬賞を含め、あと7戦も残っているのに白旗を上げたい気分です。。。##

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