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2014年9月 アーカイブ

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9/14銀河賞予想 山崎エリカ

2014年9月14日(日)

高重量戦ならコウシュハクィーンから

 前哨戦の山鳩賞で牝馬が上位3頭を独占したように、ハンデ差を考慮しても、今年の4歳牝馬はなかなか強いです。しかし、山鳩賞の1着馬クインフェスタも2着馬セイコークインも重賞タイトルがありません。重賞となると高重量が堪えるからでしょう。

 よって今回の◎は、ばんえい大賞典勝ちの実績があり、山鳩賞の3着馬コウシュハクィーンとします。前走では障害で止まってしまいましたが、そこから立て直してふた腰めで障害をクリアしているので、増量に対する大きな不安はないでしょう。これと言った武器がないので勝ち切るまではどうかと思いますが、総合力の高さから2着、3着あたりにはこられそうです。

 ○は柏林賞の2着、はまなす賞1着のコウシュハウンカイ。今回はトップハンデを背負いますが、素直に実績を評価しました。オープンの前走は相手も強かったし、今回は休養明け2戦目。パフォーマンスを上げてくる可能性が高いです。

 ▲は目下3連勝中のクインフェスタ。この馬はゴール寸前で止まった菊花賞がインパクト大ですが、ここへ来て本当に体力をつけました。どんどん体が大きくなってきているので今がまさに充実期かもしれませんが、1開催休ませたことが気掛かりで狙い下げました。ここが大目標の可能性もありますが、疲れが出てしまった可能性もあります。

 △にダービー馬で今年のポプラ賞でも1着のオレノココロ。古馬一戦級相手に相応の重量で差のない競馬を繰り返してきた実績は、ここではナンバー1。しかし、ちょこちょこ障害で膝を付いては敗れる危うさもあるので狙い下げました。

 他では近2走ではクインフェスタやコウシュハクィーンの2着に敗れていますが、3走前はコウシュハクィーンを降して1着のセイコークイン。しかし、前で立ち回るこの馬は、よくクインフェスタの目標にされ、この馬が障害で仕掛けたところで、クインフェスタも仕掛けて、障害の上手さでクインフェスタが先着するというパターンが続いているので狙い下げました。

 あとは昨年のばんえいダービーの2着馬で、2歳時のヤングチャンピオンシップ勝ちの実績もあるソウクンボーイ。スピードも決め手もあるので、苦手な障害さえ無事に克服なら大駆けがありそうです。

 ◎ (5)コウシュハクィーン
 ○ (3)コウシュハウンカイ
 ▲ (10)クインフェスタ
 △ (9)オレノココロ
 △ (8)セイコークイン
 △ (1)ソウクンボーイ

 馬複
 5-3,10,9,8 各900円
 1-5 400円
 3連複
 5-3,10,9,8,1 各200円 計2000円

9/14銀河賞予想 斎藤修

2014年9月13日(土)

ハンデ差を生かして好調牝馬から

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8セイコークイン
 ○3コウシュハウンカイ
 ▲10クインフェスタ
 △7イッキフジ
 △6ホクショウサスケ
 △5コウシュハクィーン
 △9オレノココロ

 今シーズンの重賞は難しい。荒れたかと思えば、わりと堅く収まったりして、当たってもトリガミばかり。とはいえ今回も100円60点で、なんとかドカンとしたところが来てくれないだろうか。

 3連単
 3,8,10→3,6,7,8,10→3,5,6,7,8,9,10 100円 計6000円

9/14銀河賞予想 須田鷹雄

大一番で強いオレノココロ

 柏林賞のときに「コウシュハの二択をよく間違える」というネタを書いたところ、結局その時も二択を間違えていたという......。だいたいネタというのは書くと裏目に出るものである。

 今回の◎はコウシュハ以外の馬から。◎オレノココロだ。障害で膝を折り負けるシーンがたびたび見られるが、実はこのところ1走おきに失敗していて今度は成功する番......というのは冗談半分本気半分だが、レースの流れが落ち着き、この馬自身もゆっくり仕掛けられる形のほうがよいと思う。馬場状態ごとの成績が示すように、軽くなると周りのテンポに巻き込まれがち。日曜は雨も降らないようだし、互いにじりじり仕掛け合うような形になるとよさそうだ。
 今回はトップハンデになるが、ポプラ賞では750キロを引いて上の世代を負かした馬。馬格もあるし重量への不安はない。大一番に強いところを見せてくれるだろう。

 ◎9オレノココロ
 ○8セイコークイン
 ▲5コウシュハクィーン
 ☆3コウシュハウンカイ
 △10クインフェスタ
 △2ナナノチカラ

 3連単
 9→2,3,5,8,10→2,3,5,8,10 各200円 計4000円
 2,3,5,8,10→9→2,3,5,8,10 各100円 計2000円

9/14銀河賞予想 矢野吉彦

セイコークインから総流し

 天高く馬肥ゆる秋。ばんえい競馬はいよいよこれからおもしろくなっていきます。重賞予想合戦も中盤戦に突入。ただし当分は、順位云々より、赤字解消を目指して頑張らなきゃいけませんね。

 さて今回は、混戦続きの4歳馬限定戦、銀河賞。柏林賞の時にも書きましたが、とにかくこの路線では1番人気馬が苦戦しています。ここは、堅実味のあるコウシュハウンカイがオレノココロと並んでトップハンデになったこと、絶好調のクインフェスタが10番枠に入ったこと、ホクショウサスケやイッキフジが勢いに乗って臨んできたことなどが相まって、ますます混戦に拍車がかかっているようです。うまいこと柏林賞を当てた私ですが、どうやって買ったらいいか、ふだん以上に頭を悩ませています。
 いろいろ考えると、バッサリ消せる馬がいないんですよ。柏林賞の時のようにボックス馬券を買いたいのですが、どうにも絞りきれません。そんな時は、思い切って軸馬を決めての総流し作戦。柏林賞で勝手に「1番人気候補」の1頭に挙げたセイコークインから流してみます。
 負けるときはサッパリの馬ですが、それ以外はとても堅実。このところ7戦続けて連対を果たしています。この馬を買うなら、コウシュハクィーンを買ったほうがいいんじゃないの?という方もいらっしゃるでしょうが、なんとなくこっちのほうが分がいいような気がしているもので。
 ということで、まずはセイコークインからの馬複総流しを400円ずつ。それに、同馬を頭にした馬単を200円ずつ流します。残った600円で同馬の複勝を押さえておきましょう。
 ◎は付けたけれど、〇や▲がいないレース。でも、敢えて印を付ければ、以下の通りです。では、今回はこのへんで。

 ◎8セイコークイン
 〇5コウシュハクィーン
 ▲9オレノココロ
 △4ダイコクパワー
 △2ナナノチカラ
 △10クインフェスタ

 馬複
 8-総流し 400円 計3600円
 馬単
 8→総流し 200円 計1800円
 複勝
 8  600円

今週の見どころ(9/13~9/15)

2014年9月12日(金)

 9月14日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の二冠目・銀河賞が行われます。昨年は、一冠目・柏林賞、前哨戦の山鳩賞とも勝っていたホクショウユウキが快勝。2着テンカムソウも、柏林賞3着、山鳩賞2着の実績がありました。しかし今年は、柏林賞ではいずれも馬券外に敗れた牝馬3頭が山鳩賞で上位を独占したことで、予想が難しそう。高配含みの一戦といえるかもしれません。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 9月13日(土)のメイン第10レースは、銀河の森特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級-1組は平場戦(8月31日)として実施され、2着キュートエンジェル、3着トモエエーカン、5着アアモンドヤマトは、白露特別(A2級混合)と2走使いされました。その3頭はここにも出走していますが、注目は前走の白露特別で5着だったキュートエンジェル。相変わらず障害のキレもよく好位で第2障害を越えると、離れた5番手から追ってきたトモエエーカンに差し切り勝ちを許したものの、4秒7差なら悪くありません。今回は両馬のハンデ差が前走よりさらに5キロひらくことで逆転も十分でしょう。
 3歳馬ハクタイホウは、前開催のB1級-1組戦で障害2番手から差し切って勝利。トップで障害を抜けたキュートエンジェルはやや決め手を欠く面はありますが、末脚上位のトモエエーカンを最後は突き放した走りは圧巻でした。白露特別は回避しましたが、6月にはB1級-1・2組決勝混合特別で逃げ切り勝ちを収めている実績を考えればこちらを上位に取る手もありそうです。
 もちろん、決め手あるトモエエーカンや、前開催のB1級-1組戦4着で障害巧者のコサカコブラも押さえが必要でしょう。

 9月14日(日)のメイン第10レースは、4歳シーズン三冠の第2弾・第22回銀河賞(20:10発走予定)。重量格による別定重量戦で、オープン・740キロからA2級の牝馬・700キロまで最大40キロのハンデ差がつきました。
 注目はホクショウサスケ。B1格付で牡馬としてはいちばん軽い710キロでの出走です。前走のB2級-1組特別(670キロ)では、第2障害ひと腰4番手クリアから先行3頭を次々と交わし、残り30メートルで先頭に躍り出てからは島津新騎手も手綱を抑えたままという楽勝でした。710キロは初ですが、今年3月のB2級-1組戦では695キロで僅差2着に追い込んでおり、こなせないことはないでしょう。障害で苦戦しても、10メートルくらいの差であればすぐに逆転できるくらいの世代屈指の決め手を生かし、初重賞制覇を狙います。
 前哨戦の山鳩賞(4歳オープン)は、1着クインフェスタ、2着セイコークイン、3着コウシュハクィーンとA2級の牝馬3頭が上位を占めました。いずれも先行タイプの障害巧者で、展開次第で着順は入れ替わりそう。ホクショウサスケが障害で手こずるようなら、再び上位独占もあるかもしれません。
 前述の牝馬3頭が引っ張る速めの流れが予想されるだけに、4歳一冠目・柏林賞を制したダイコクパワー(720キロ)や、同3着の牝馬ナナノチカラ(710キロ)らの追い込み馬にも警戒が必要かもしれません。

 この日の第9レースは、いちい賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)。1着馬には10月12日に行われる重賞・ナナカマド賞への優先出走権が与えられます。
 2歳牝馬のオープン特別は、8月10日に白菊賞が行われており、第2障害を5番手で降りた5番人気のタキニシサンデーが差し切り勝ちを収め、9番人気のアスリートが2着に逃げ粘る波乱となりました。
 白菊賞は雨中のレースとなり、1番人気だったホクショウモモは障害2番手クリアから5着。同馬は前走の2歳A級-1組(9月7日)でも2番人気で8着と思わぬ大敗を喫していますが、牡馬の強豪ホクショウキズナが大逃げを打ったレース。ともに障害はひと腰でこなしており、ハイペースを苦にするのかもしれません。2走前の1組戦では、ホクショウキズナを2着に下し勝利しており、実力上位なのは確か。今回も展開次第ということになりそうです。
 白菊賞では3着だったウィナーエミはその後も4、1着と崩れなく走っています。ここも先行策から上位をうかがいます。
 白菊賞4着で前走3組戦での勝ちっぷりが圧巻だったワタシハサクランボや、前走1組戦で2着に好走したコムギも牝馬同士であれば好勝負が期待できるでしょう。

  9月15日(祝・月)のメイン第10レースは、ポテト特別(オープン・20:10発走予定)。9月28日に行われる重賞・岩見沢記念を睨む9頭が集結しました。
 前開催のマロニエ賞は、オイドンが第2障害3番手から差し切って、2開催前のJRAジョッキーDAY特別からのオープン特別2連勝を決めました。引き続き730キロで臨めるここはオイドンの3連勝が濃厚といえます。
 ニシキエーカンは、前開催では5歳オープンの朱雀賞を使われ、逃げ切って快勝しています。2走前のJRAジョッキーDAY特別では、オイドンに残り10メートル手前まで食らいついて2秒9差の2着。当時は同重量だったオイドンと今回は5キロ差つくことで、さらに接戦が予想されます。
 キタノタイショウは、マロニエ賞ではこの馬らしい末脚を披露して2着。障害のキレもよく、ここでも引き続き上位争いできそう。
 JRAジョッキーDAY特別、マロニエ賞とも3着だったニュータカラコマも大崩れは考えられません。

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