
3・4歳の混合重賞で、一般的に年長の4歳有利と言われるが、過去10年のデータを見ると4歳馬6勝、3歳馬4勝。3着内では4歳馬18頭、3歳馬12頭と、やはり若干ではあるが4歳馬有利となっている。ただ、ここ2年は4歳馬が3着まで独占、3年前は3歳馬が3着まで独占。これは世代間の能力差といえるかもしれない。実際に、2022、23年は同じ3頭が順序を変えて3着以内に入っていた。その中の1頭、クリスタルコルドは昨年5歳で北斗賞、旭川記念を制し、今年も旭川記念勝利。同世代には、2歳シーズン二冠、3歳二冠、4歳シーズン三冠を制したキングフェスタもいるので、2年連続で3着以内を独占した現6歳世代は、やはりレベルが高い。
まず消去法でいくと、トップハンデ・ライジンサンは、今季初戦が柏林賞7着で、それ以来の2戦目ということでは、まだここではないだろう。となると4歳の主力はスマイルカナ、カフカだが、ともに牝馬で680キロを背負うのはいかにも厳しい。カフカは柏林賞を680キロで勝ったが、今回は670キロ以下が4頭もいることで、柏林賞とは違って流れが厳しくなる。
そうしたところで4歳馬では、柏林賞2着のあとも好調で、前走山鳩賞も2着だったショータイムの680キロが有利に映る。
3歳のキョウエイエースは、ライジンサンに次ぐ690キロだが、ばんえい大賞典2着時と同じで、前走オッズパーク杯・ばんえいスタートロフィーを制した実力なら勝利を狙える。
スーパーシンもばんえい大賞典と同じ670キロ。今回も20キロ差のキョウエイエースとは、そのばんえい大賞典では僅差の3着だったが、逆転まで可能。
ウンカイダイマオーもばんえい大賞典(5着)と同じ660キロなら馬券圏内を狙えそう。
ウルトラコタロウは、柏林賞3着で重賞3着がじつに7度目。臨戦過程の着順は悪くても重賞ではきっちり3着にもってくるので、ここも3着に押さえておきたい。
◎5ショータイム
◯8キョウエイエース
▲9スーパーシン
△10ウンカイダイマオー
△1ウルトラコタロウ
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