
メンバー中唯一の転入馬、エイシンイワハシルが強そうだ。門別のフレッシュチャレンジを制したあと、2歳最初の重賞・栄冠賞はダッシュがつかず後方からとなったが、直線大外から脚を伸ばし、勝ち馬から1馬身半+1馬身半差の3着。勝ったベストグリーンはその後ブリーダーズゴールドジュニアカップも勝ってデビューから3連勝。2着だったゴッドバロックはサッポロクラシックカップを制した。出世レースとして知られる栄冠賞だが、勝ち馬だけでなく2着、3着馬からも活躍馬が出ることが多い。
相手筆頭は2戦2勝のミルトイブニング。1400メートル1分31秒台でデビュー戦を勝った馬が複数頭いるなかで、2戦目の1分32秒2はそれほど速くはないものの、上がり勝負の2着馬と一騎打ちとなってクビ差で競り勝ち、3着馬には6馬身差をつけた。そしてその上がり勝負で脱落して4着だったのが、その後に園田プリンセスカップを制したココキュンキュン。レベルの高い一戦だった。
1戦1勝の4頭の中ではゴッドフェンサーに期待。スタートでは押さえきれないような手応えで一旦はハナに立つも、かかり気味に進出した馬に先頭を譲ったが、3コーナーでこれをとらえると8馬身差、3着馬には7馬身という差をつける圧勝だった。
1400メートルの持ちタイム最速は、1分31秒3のリーガルタイムとアングレ。7月31日の新馬戦ではこの2頭の一騎打ちとなり、リーガルタイムがクビ差で制した。一方のアングレも2戦目で危なげなく逃げ切った。
◎5エイシンイワハシル
◯4ミルトイブニング
▲1ゴッドフェンサー
△3リーガルタイム
△6アングレ
兵庫ジュベナイルカップの出走表はこちら