NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
コパノエミリアは名古屋大賞典JpnIIIに選定されていたが、回避してこちらを狙ってきた。重賞初挑戦となった東海クイーンカップは4コーナー4番手からの差し切り。園田に遠征したのじぎく賞は8馬身差の圧勝。関東オークスJpnIIは、勝ったメモリアカフェには5馬身離されたものの、前が飛ばしたハイペースを中団から追走し、4コーナー6番手から直線よく伸びて2着に入った。兵庫クイーンカップは逃げ切り完勝。前走1400メートルの笠松グランプリはさすがに流れが忙しく、前の争いからは離れた5着だったが、それでも上がり最速の36秒5という脚を使って能力の高さは見せた。逃げも差しも相手なりに自在なレース運びができ、何より2100メートルの関東オークスJpnIIのレースぶりから、おそらくここを狙ってきたのだろう。東海ゴールドカップは、3歳馬の勝利はたびたびあるが、牝馬は2008年のオグリシルク以来、3歳牝馬となると2004年のロイヤルセランガー以来となる。
ゴールドギアは、前走レジェンドハンター記念(旧ウインター争覇)では58キロを背負って、1キロ軽いコヴィーニャとの追い比べをアタマ差で制した。元々中央時代も芝長距離の実績で、岩手では2500メートルの北上川大賞典3着、そして10歳の今年も芝2400メートルのせきれい賞を制した。2500メートルの舞台なら、前走レジェンドハンター以上のレースが期待できそうだ。
中央3勝クラスから転入したニホンピロタイズは、7カ月の休養から復帰し、B2特別からA級特別まで3連勝。その前走は、東海菊花賞当日に行われた昇竜戦で、同じ名古屋2000メートルで東海菊花賞の勝ちタイムより3秒2遅かった。さらなる上積みがあれば上位を狙える。
ヒストリーメイカーは、佐賀在籍時に姫路の白鷺賞、そして中島記念を制した実績。今年11歳だが門別の旭岳賞で2着。笠松転入初戦の前走で1年2カ月ぶりの白星をマークして臨む一戦だ。
前述のとおりレジェンドハンターでゴールドギアと接戦を演じたコヴィーニャには重賞初制覇がかかる。
イイネイイネイイネは、過去3年連続で出走していて5着、11着、5着。距離克服が課題となりそう。
◎3コパノエミリア
◯12ゴールドギア
▲1ニホンピロタイズ
△9ヒストリーメイカー
△10コヴィーニャ
△5イイネイイネイイネ
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