クスダマは勝ち運に恵まれず、これまで8戦して1勝、2着7回。ネクストスター高知では、圧倒的に強かったエンドレステイルに7馬身離されたが、その後の2戦はクビ差、3/4馬身差という僅差。特に前走は、今回の出走メンバー中唯一古馬に編入されての結果だけに評価できる。この世代で圧倒的な存在感を見せているエンドレステイルが不在となって、ここはタイトル奪取のチャンスだろう。
　トサノシュジンコウは、堆金菊特別では2着クスダマに1馬身差3着、続く潮菊特別では、3コーナー過ぎで先頭に立ったクスダマをゴール前で半馬身まで追い詰めた。ネクストスター高知では、2着クスダマからやや離れての4着だったが、勝ち馬が圧倒的に強かっただけにその着差はあまり気にしなくていいだろう。デビュー2戦目ではクスダマを負かしており、展開ひとつで能力的に差はない。
　ジョウショーボビーも2戦目でクスダマを負かした経験があり、その後の準重賞・重賞の3戦ではクスダマに先着されているものの着差はわずか。前走2歳-1組戦を勝っての上積みがあれば再び逆転の可能性も。
　堆金菊特別を逃げ切ってクスダマ、トサノシュジンコウを負かしたのがサンフラワームーン。ただその後のネクストスター高知、土佐寒蘭特別が案外な結果。今回、堆金菊特別を勝ったときの鞍上、吉原寛人騎手に戻って巻き返しがあるかどうか。
　スレイラーはマイペースで逃げたときに連下に粘り込むシーンもありそう。
　前走1300メートル戦を逃げ切ったザガラの1分26秒台の持ちタイムは、印上位の馬たちにも見劣らない。
　◎６クスダマ
　◯８トサノシュジンコウ
　▲10ジョウショーボビー
　△７サンフラワームーン
　△５スレイラー
　△11ザガラ
　
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