NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
エコロクラージュは今年6歳の春以降、調子を上げている。サマーチャンピオンJpnIIIできわどい3着好走もあり、5月の兵庫大賞典以降、3着以内を外したのは南部杯JpnIの5着だけ。それも中央のGI/JpnI実績馬を相手に地方馬で唯一掲示板を確保。今回、サマーチャンピオンJpnIIIより2kg増の55kgとなるが、中央勢は古馬2頭が59kg、3歳馬2頭が57kgというハンデ差なら勝負になる。鞍上の小牧太騎手は、今年すでに200勝を超え、兵庫リーディングを確定的にしているだけに、最後にグレードタイトルも期待したいところ。
サンライズフレイムは、地方初参戦となったオーバルスプリントJpnIIIでは3コーナー先頭から直線突き放して完勝。そのレースぶりから、今後地方の小回り1400メートルの舞台での活躍が期待できそう。今回はトップハンデ59kgがどうかだが、オープン特別では58.5kgや59kgでの好走があるだけに、ここでも好勝負必至だろう。
北海道のスペシャルエックスは2歳時に兵庫ジュニアグランプリJpnIIで2着。その後、3、4歳時にこのレースに出走して3着、4着。今年1月には兵庫ウインターカップでエコロクラージュをクビ差でしりぞけての勝利もあり、園田1400メートルは得意のコースといえそう。ハンデは昨年より2kg増の56kgだが、中央の古馬2頭とは3kg差なら勝負になりそう。
ハッピーマンは、前走オープンのオータムリーフSでは古馬相手に直線鋭く伸びて快勝。兵庫チャンピオンシップJpnII、サマーチャンピオンJpnIIIでは先行して好走しており、地方の小回りコースではその自在な脚質が生かせそう。
サンライズホークはここ3戦がいまひとつだが、もともと好走と凡走を周期的に繰り返すタイプ。その周期は3走ごとが多く、今回は好走する順番。一昨年1着、昨年2着と得意の舞台だけに軽視はできない。
高知のロレンツォは中央3勝クラスから移籍して目下3連勝。園田チャレンジカップの勝ちタイム1分27秒9(稍重)はダートグレードでも通用する時計。中央では3勝クラスで頭打ちだったが、あっと言わせる場面はあるかもしれない。
マテンロウコマンドは、古馬相手となったここ2戦がいまひとつ。グリーンチャンネルカップは2着だったが、60kgのトップハンデで制したオメガギネスに4馬身離された。人気になるならむしろ軽視したい。
◎6エコロクラージュ
◯1サンライズフレイム
▲5スペシャルエックス
△3ハッピーマン
△9サンライズホーク
△2ロレンツォ
×11マテンロウコマンド
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