
10歳のゴールドギアはここにきて2連勝と復活した印象。4年も前になるが中央芝のオープン勝ちがあり、一昨年盛岡の芝で3戦好走。OROカップは3着だった。昨年盛岡の芝コースが使えなくなったのは、この馬にとっては残念だったと思われる。ただダートでも、すずらん賞、北上川大賞典でともに3着と好走していた。名古屋に移籍して笠松のA1特別を勝って再転入初戦となった前走せきれい賞は、道中縦長の中団から徐々に位置取りを上げると、手応え十分に4コーナーを回って直線突き抜けた。岩手では2023年のかきつばた賞以来、じつに2年ぶりの勝ち星となった。得意の盛岡芝コースで連勝を狙う。
浦和から遠征のリュウノアンは、3年前の3歳時に盛岡芝のはまなす賞を制した。今年春はC1で足踏みしていたが、ここ3戦、浦和2000メートルの特別戦で1、3、1着と上昇。その実力で、盛岡芝実績があれば勝ち負けまで狙える。
マンダリンヒーローはアメリカ遠征から帰国して以降、勝てそうで勝てないまま5歳になった。特にここ3戦は着外が続いて、人気を落とすなら狙ってみたい。芝初挑戦となるはずだった昨年のせきれい賞は、前述のとおりダート変更となって、それでも2着好走。ダートコースで予定されていたOROカップは悪天候で取止めになるなど運もない。1年越しとなる芝への初挑戦で変わり身を見せるかどうか。
中央で芝オープン勝ちの実績があったシャイニーロックは、今年岩手に転入して下級条件から連勝、前走いしがきマイラーズを6馬身差で圧勝した。しかしながら、11番人気で2着だったグレートキャンベラは続くせきれい賞で8着、3着だったカナオールウェイズもせきれい賞で5着と、いしがきマイラーズはレースレベルにやや疑問が残るだけに、シャイニーロックは相手候補まで。
一昨年のせきれい賞を制した大井のヴィゴーレ、南関東のA2B1特別で好走しているペルマナントらも軽視はできない。
◎6ゴールドギア
◯2リュウノアン
▲9マンダリンヒーロー
△3シャイニーロック
△7ヴィゴーレ
△4ペルマナント
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