白山大賞典トライアルながら6頭立ての少頭数。しかも地元馬は1頭のみで、南関東から4頭、名古屋から1頭が遠征というメンバー。
ジュランビルは大井転入初戦が園田に遠征しての兵庫サマークイーン賞で5着。スタートでダッシュがつかず後方からとなって、最後の4コーナーでもうしろから3番手という位置取り。うまく内を突き、メンバー中唯一40秒を切る上り3ハロン39秒9で伸びを見せた。芝も含めて経験のない2000メートルという距離が課題となるが、中央ではダートで3勝クラスを勝った実力。その潜在能力の高さに期待する。
浦和のタカジョーは、重賞初挑戦だったオグリキャップ記念は9着だったが、その後地元に戻って自己条件で3連勝。前走良馬場2000メートルで2分10秒8は、C1クラスとしては優秀なタイム。まだ底を見せておらず、少頭数のこのメンバーなら通用する。
実績最上位は中央ダートオープン2勝で、3年前のマーキュリーカップJpnIIIでも3着好走があったテルペリオン。ただ一昨年7月に大井移籍後、南関東ではオープンで3着が一度あっただけ。前走金沢スプリントカップでは3コーナー過ぎで先頭に立ったものの、兵庫のハナブサに交わされ3馬身差の2着。2000メートルへの距離延長はよさそうだが、南関東での近走の走りから果たしてどこまで。
このレース連覇を狙うアイアムレジェンドだが、その後10カ月の休養があっての復帰2戦がいまいち。どこまで復調しているか。
◎4ジュランビル
○5タカジョー
▲6テルペリオン
△1アイアムレジェンド
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ダノングッド、ブラックランナーが初対戦となったトレノ賞では、逃げたダノンジャスティスをブラックランナーが早めにとらえにかかったが、これをマークしていたダノングッドが狙いすましたように4コーナーで内を突いてとらえ1馬身差をつけての勝利となった。そのレース内容からも1300〜1400メートルなら能力的にほとんど差はない。
ただ今回は、カレンリズ、ダノンジャスティス、ブレイヴコールなど、ブラックランナーにとっては逃げるかもしれない同型馬が多数いる組み合わせ。控えて前を見ながら競馬を進められるダノングッドに展開利があるとみる。
中央2勝クラスから昨年末に転入したアメージングランは連勝でA-1特別まで突破し、御厨人窟賞がブラックランナーの4着、福永洋一記念がララメダイユドールの3着で、このときはダノングッド(4着)に先着。前が競り合う展開なら、ダノングッドに導かれる形で進出しての上位食い込みはありそう。
大井B2から春に転入したゴールドプリンスはトレノ賞4着で、ここに来て力をつけた印象。
中央2勝クラスから転入して5連勝中のカレンリズ、1900メートルの二十四万石賞2着で1400メートルでも実績のあるグランデラムジーらも能力的に▲以下とは差がない。
◎5ダノングッド
○6ブラックランナー
▲1アメージングラン
△10ゴールドプリンス
△3カレンリズ
△4グランデラムジー
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中央未勝利から転入して2連勝のネイチャーミヤビを狙ってみる。2戦目となった前走は押してハナに立つと、直線では楽に後続を突き放して9馬身差の圧勝。今回は1800メートルへの距離延長だが、中央ではダート1800メートル戦で勝ち馬と3/4馬身差2着があった。中央時より20キロほどの馬体増は、おそらくまだまだ余裕の仕上げと思われ、相手強化でも勝負になるとみる。
サンエイブレーヴは、東北優駿3着のあと、ウイナーカップではカクテルライトの逃げ切りを許して2着に敗れたが、距離延長なら逆転可能。あとはそのウイナーカップ以来2カ月ぶりの実戦でどうか。
そのカクテルライトは2歳時に重賞2連勝のあと低迷が続いたが、ウイナーカップを逃げ切って復活をアピール。しかし今回と同じ1800メートルのひまわり賞では牝馬同士ながら逃げて差のある3着。圧勝したトーセンキャロルは南関東からの転入初戦で別格だったとはいえ、2着マルルットゥにも4馬身差をつけられた。あらためて距離への挑戦となりそう。
ヴラディアは、東北優駿ではサンエイブレーヴやコイビトサンタからさらに遅れての5着だったが、前走3歳B1戦で9馬身差圧勝。ここに来て力をつけた。
コイビトサンタも、ここ2戦、自己条件での2、3着の内容は悪くない。東北優駿4着で、1、2着馬が抜けた相手ならチャンスはありそう。
◎2ネイチャーミヤビ
○1サンエイブレーヴ
▲4カクテルライト
△3ヴラディア
△6コイビトサンタ
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リュウノユキナの連覇に期待する。一昨年9月以降ダート短距離でほとんど連対を外さない好走を続け、JBCスプリントJpnI(金沢)は5着だったが、必ずしも得意とはいえないコーナー4つの1400m。カペラステークスGIII、前走北海道スプリントカップJpnIIIではダンシングプリンスに先着されているが、今回は別定重量でリュウノユキナのほうが1kg軽くなった。
一方のダンシングプリンスも、サウジアラビア遠征も含めて目下4連勝と底を見せていない快進撃。別定重賞ではリュウノユキナに対して不利な立場になったが、今回56kgは前2走より1kg軽くなった。得意とするダート1200m戦で甲乙つけ難い成績だが、おそらくダンシングプリンスのほうが人気になるであろうことから、配当に期待してリュウノユキナを本命とした。
斤量的なことでいえば、3歳のリメイクは重賞勝ちがなく51kgでの出走。1番人気に期待された前走ユニコーンステークスGIIIは6着だったが、勝ち馬とはコンマ2秒差。直線半ばまでは勝ったかという手応えで最後100メートルで失速してしまったが、レース後の福永祐一騎手のコメントによると「距離に限界がある」とのこと。今回初めての1200メートルだが、むしろ距離短縮はプラスではないか。さすがにこの時期だけにこれまで3歳馬は出走自体が少なかったが、今年27回目のクラスターカップJpnIIIで史上初の3歳馬の勝利となるかどうか。
オーロラテソーロも一昨年のユニコーンステークスGIIIで12着に惨敗した後は1400メートル以下を使われてきた。初めての地方のダートと真夏の輸送競馬がどうかはやってみないとわからないが、時計の速い盛岡ダートなら問題ないだろう。
ジャスティンはJpnIIの東京盃制覇を含めダートグレード3勝で別定4kg増の58kg。前走大和ステークスは58.5kgで勝っているが、他の中央馬が56kg以下でのこの重量は楽ではない。2016年には60kgを背負ったダノンレジェンドが勝った例もあるが、あれはさすがに別格だった。
◎14リュウノユキナ
○1ダンシングプリンス
▲4リメイク
△13オーロラテソーロ
△11ジャスティン
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『オッズパーク杯』の冠がついた新設のばんえいスタートロフィーは、レース名が公募で選ばれた。ばんえいグランプリのファン投票から、ばんえいグランプリ出走馬を除く投票上位10頭(B2以上)が出走する。
コウシュハレガシーは今シーズンB1に降級してのスタートから着実にクラスを上げてきた。A1では勝ちきれないレースが続いているが、前走とかち桂冠賞はメムロボブサップと10kg差で3着。A1格付けの700kgなら、勝ちきれずとも連軸なら中心として狙える。
メンバー中唯一のオープン格付けはウンカイタイショウ。3走前、2走前は障害で苦戦したが、前走サマーカップは立て直して一線級相手に4着と好走。トップハンデでも障害さえ好位で越えれば勝ち負けまである。
ノエルブランはA2戦を連勝しての2走前、オープン・A1混合戦は、2着コウシュハレガシーと差のない3着。前走サマーカップ7着は障害3番手もさすがに相手が強く、ここはメンバーが楽になって巻き返す。
3歳ヤマカツエースは自己条件では4走前のB2から2走前のB1と連勝。トップハンデと40kg差の670kgなら出番はありそう。
◎3コウシュハレガシー
○2ウンカイタイショウ
▲10ノエルブラン
△6ヤマカツエース
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