1着賞金が昨年の1000万円から3倍増の3000万円。その賞金ならさすがに中央の芝オープンの実績馬が狙いにこようというもの。
ここは大井のコズミックフォースに期待する。日本ダービーで人気薄ながら3着があったが、その後中央ではダートのオープン特別で5着が最高という成績。しかし大井に移籍しての昨年は5戦4勝、年末には勝島王冠を制した。今年は3戦して馬券がらみがないが、それでも7月のマイルグランプリは5着で、その後、外厩の坂路で乗り込んで状態上向きなら、芝への適性は間違いなく、3年ぶりの芝で期待したいところ。
アトミックフォースは昨年夏以降、中央の芝では二桁着順が続いたが、船橋に移籍して2戦目から3連勝。前走は盛岡芝のせきれい賞を制した。それで復調なら、中央での終盤以上にやれるはず。
近走の中央芝で実績最上位は、7月の函館記念で4着だったウインイクシード。大井移籍初戦の川崎ダートでは大敗したが、あらためて芝での期待。
ソロフレーズも中央では芝で3勝クラスまで勝ち、芝の桂樹杯、いしがきマイラーズと連勝しているだけに、状態は確実に上向き。
マウントゴールドは中央から岩手への移籍初戦が、いしがきマイラーズでソロフレーズにハナ差2着。さらにクビ差3着がバスカヴィル。このレース連覇のかかるロードクエストは今年復帰して2戦がさっぱりだが、状態を戻していれば。
リッジマン、ロードマイウェイまでは印が回らなかった。
◎4コズミックフォース
○7アトミックフォース
▲5ウインイクシード
△2ソロフレーズ
△9マウントゴールド
△11バスカヴィル
△13ロードクエスト
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JBCと同日開催となって、1着賞金が昨年までの400万円から、2歳牝馬のJpnIII・エーデルワイス賞と同じ2000万円に大幅アップ。そうなれば他地区から芝に期待する一線級の馬たちが遠征してくるのは当然。
北海道の田中淳司厩舎からは、中央の芝を使った3頭が遠征。ジョリダムは芝1500メートルのクローバー賞を逃げ切り勝ち。道中2、3番手を追走していた馬が6、7着に沈んでいることから、最後2着馬にハナ差まで迫られたとはいえ強い勝ち方。2週前の調教で、クローバー賞のときよりも速い門別坂路で35.4秒という好時計を出しているだけに、調子はさらに上向きと見る。
盛岡ダート1600メートルの南部駒賞を逃げ切ったエイシンケプラーも能力は高い。芝は初めてだが血統的には向きそう。前回のようにマイペースで逃げられれば芝の実績馬を一蹴という可能性も。
田中淳司厩舎のもう1頭、札幌芝1200メートルのすずらん賞を勝ったのがコスモイグローク。3〜4コーナーで外からまくって差し切るという、こちらも強い勝ち方。門別ダート1700メートルでは5着に負けているが、芝の1600メートルならこなせておかしくない。
船橋のナイトオブバンドは、南部駒賞ではエイシンケプラーの2着だったが、うしろの人気馬を気にして楽に逃してしまったとのこと。この馬も芝さえこなせば能力的に差はない。
田中淳司厩舎のさらにもう1頭ラビュリントス、1番人気に支持された知床賞でラビュリントスに差し切られクビ差2着だったメンコイボクチャンにも可能性はありそう。
◎11ジョリダム
○9エイシンケプラー
▲4コスモイグローク
△1ナイトオブバンド
△10ラビュリントス
△12メンコイボクチャン
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地元兵庫勢には、兵庫ダービー馬バウチェイサーをはじめ、園田オータムトロフィーを制したエコロクラージュ、笠松に遠征してぎふ清流カップを勝ったクリノメガミエースなど重賞勝ち馬がいるが、さすがに1着2000万円というダートグレード並みの賞金となると、南関東からの4頭に加え、高知から二冠馬も遠征してきた。
船橋のリヴィフェイスは、羽田盃8着、東京ダービー6着と、南関東三冠では掲示板に届かず重賞タイトルもないが、ニューイヤーカップ、クラウンカップでの2着を含め、1500〜1600メートルでは6戦して1勝、2着4回。その距離実績なら、はじめての1400メートルにも対応できそう。なにより前走、南関東の古馬B1B2特別で僅差の2着は評価できる。ホッコータルマエ×タイムパラドックスという、日本のダートで大活躍した血統にも期待だ。
2番手も船橋のミゲル。2歳時にはハイセイコー記念で2着があり、ニューイヤーカップではリヴィフェイスをハナ差でしりぞけ勝利。その後は馬券にからんでいないが、1200メートルの優駿スプリントでは、勝ったプライルードに0秒6差の4着。距離適性面ではマイル以下がよさそう。前走浦和の1400メートル戦では8着に負けているが、中央2勝クラスとの交流ということではマイナス要因にはならない。
地元兵庫勢では、重賞実績馬よりも今回重賞初挑戦となるグッドライズに期待。2歳秋のデビュー戦2着のあと半年の休養があり、3歳5月に復帰以降7戦6勝。デビューから一貫して1400メートルのみを使われ、前走古馬B2戦の勝利は価値がある。この馬もスマートファルコン×サウスヴィグラスという日本のダートで大活躍した血統だ。
前走でそのグッドライズの3着だったのがローグネイション。兵庫ダービーで3着好走はあるが、適性は1400メートルにありそう。
羽田盃で13番人気ながら2着に入った浦和のライアンは、その後結果が出ていないが、1400メートルであらたな面を見せるか。
高知二冠馬ガルボマンボは距離を伸ばすことで結果を残してきた。しかし前走であえて1400メートルの古馬との準重賞を使い、そこから連闘での遠征。この距離を狙ってのことと思われ、軽視はできない。
◎4リヴィフェイス
○8ミゲル
▲5グッドライズ
△7ローグネイション
△1ライアン
△3ガルボマンボ
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