JBCと同日開催となって、1着賞金が昨年までの400万円から、2歳牝馬のJpnIII・エーデルワイス賞と同じ2000万円に大幅アップ。そうなれば他地区から芝に期待する一線級の馬たちが遠征してくるのは当然。
北海道の田中淳司厩舎からは、中央の芝を使った3頭が遠征。ジョリダムは芝1500メートルのクローバー賞を逃げ切り勝ち。道中2、3番手を追走していた馬が6、7着に沈んでいることから、最後2着馬にハナ差まで迫られたとはいえ強い勝ち方。2週前の調教で、クローバー賞のときよりも速い門別坂路で35.4秒という好時計を出しているだけに、調子はさらに上向きと見る。
盛岡ダート1600メートルの南部駒賞を逃げ切ったエイシンケプラーも能力は高い。芝は初めてだが血統的には向きそう。前回のようにマイペースで逃げられれば芝の実績馬を一蹴という可能性も。
田中淳司厩舎のもう1頭、札幌芝1200メートルのすずらん賞を勝ったのがコスモイグローク。3〜4コーナーで外からまくって差し切るという、こちらも強い勝ち方。門別ダート1700メートルでは5着に負けているが、芝の1600メートルならこなせておかしくない。
船橋のナイトオブバンドは、南部駒賞ではエイシンケプラーの2着だったが、うしろの人気馬を気にして楽に逃してしまったとのこと。この馬も芝さえこなせば能力的に差はない。
田中淳司厩舎のさらにもう1頭ラビュリントス、1番人気に支持された知床賞でラビュリントスに差し切られクビ差2着だったメンコイボクチャンにも可能性はありそう。
◎11ジョリダム
○9エイシンケプラー
▲4コスモイグローク
△1ナイトオブバンド
△10ラビュリントス
△12メンコイボクチャン
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