大井のメイショウワザシは、今年春に中央オープンから移籍し、勝ち星こそないものの、2走前のマイルグランプリトライアルでは勝ち馬から1秒2差の4着。続く前走・金沢スプリントカップ(1400メートル)は1番人気に推されるも3着だったが、中央ではダート1800メートル前後を使われていただけに、マイル戦なら能力を発揮すると見る。
インシュラーは前走サマーカップこそ勝ち馬から1秒4差つけられての4着だったが、これは勝ったファストフラッシュが、昨年来金沢の重賞でほとんど崩れることがないという実績で強かった。それまでは1600や1800メートルも含めて4戦連続連対で、飛山濃水杯では兵庫から遠征したゼットパールの2着。遠征馬相手でも今回のメンバーなら上位を狙える。
一昨年のこのレースで2着だったニホンピロヘンソンは、今年1月の白銀争覇で重賞初勝利。前走サマーカップこそ10着だったが、飛山濃水杯では2着インシュラーに続いての3着。1600メートルの実績もあり、重賞でも好走以上が期待できる。
2月のウインター争覇を制したスタンサンセイや、兵庫から遠征のナナカマドカも後方からとなって案外だった前走度外視なら上位食い込みが狙える。
◎7メイショウワザシ
○1インシュラー
▲5ニホンピロヘンソン
△8スタンサンセイ
△9ナナカマドカ
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ドゥラリュールは中央2勝クラスから転入して、昨年のこのレースを含め6連勝という快進撃を見せたときは、もはや佐賀では無敵の存在かに思えた。ところが年末の中島記念は心房細動で競走中止。その後、半年近い休み明けとなった阿蘇山賞は4コーナー手前で先頭に立ったもののパイロキネシストにゴール前で差し切られて2着。佐賀王冠賞は逃げたものの直線一杯になって4着と、ひと息の成績。それでも前走脊振山特別ではやや格下馬相手とはいえ、2着に5馬身差をつけての勝利となった。昨年8馬身差の圧勝を見せた舞台で復活を期待する。
テイエムチェロキーは、佐賀王冠賞では逃げたドゥラリュールをぴたりとマークして直線抜け出し、追ってきたゲットワイルドとは接戦となったがハナ差でしりぞけての勝利。前走吉野ヶ里記念は7着だったが、能力を発揮するのはやはり中距離の舞台だろう。
ゲットワイルドは、佐賀王冠賞がテイエムチェロキーにハナ差2着で、続く前走小岱山特別がマイネルジャストに4馬身ほどの差で3着。昨年4月以来勝ち星から遠ざかっているが、地元一線級相手にたびたび善戦。山田義貴騎手は重賞では減量がきかないなかでも引き続きの善戦、好走を期待したい。
パイロキネシストは4月の佐賀スプリングカップを制し、6月の阿蘇山賞ではドゥラリュールを負かしたが、その後の2戦がいまひとつ。巻き返しなるかどうか。
7月の小岱山特別をでゲットワイルドらを負かしたマイネルジャストまで含め、勝ったり負けたりのメンバーが多い混戦。B級の準重賞を連勝しているティアラキングにも上位食い込みのチャンスはありそう。
◎1ドゥラリュール
○2テイエムチェロキー
▲12ゲットワイルド
△9パイロキネシスト
△6マイネルジャスト
△3ティアラキング
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セイシーキングは、これまで重賞では4着が最高という成績だが、前走盛岡ダート1600メートルの3歳B1の勝ちタイム1分38秒9は、当日3レース組まれていた古馬B1もしくはB2戦の勝ちタイムより速いもの。その前走のパフォーマンスを評価する。あとは1800メートルの距離がどうか。
トーセンキャロルは浦和からの転入初戦。近2戦は二桁着順だが、東京プリンセス賞に古馬B2特別と格段にレベルの高いメンバー。それ以前の南関東3歳1組特別で勝ち負けという実力ならここでも勝負になりそう。
レディジャンは北海道から転入後、冬休みを挟んで4連勝。前走は2着馬と半馬身差だが、直線を向いて先頭に立ったら遊ぶようなところがあったので、着差以上の完勝。能力はまだまだ未知数。
ボサノヴァは3歳になっての重賞でも好走続きで、2歳時には1700メートの金沢ヤングチャンピオンで2着好走があるだけに、この距離でも能力を発揮しそう。
ウイナーカップで復活の勝利を見せたカクテルライトは逆に距離延長がどうか。
笠松から転入初戦となった盛岡1600メートル戦を制したシャローナ、盛岡芝1600メートルのはまなす賞を制したリュウノアンらも能力的に見劣らない。
12頭立てで印7頭は多い気がするが、それだけ絞れなかった。
◎2セイシーキング
○3トーセンキャロル
▲4レディジャン
△5ボサノヴァ
△10カクテルライト
△8シャローナ
△12リュウノアン
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ルピナステソーロは佐賀でデビューし5戦4勝2着1回で中央に移籍。昨年12月にはダート1200メートルの1勝クラスを勝利し、2勝クラスでは苦戦が続いているものの、前走が東京競馬場の2勝クラスで勝ち馬から1秒3差なら、このメンバーでは評価できる成績。今回中央馬が7頭いて、ほか6頭で中央で勝ち星があるのはイチザウイナーが小倉芝の未勝利戦を勝っているだけ。そのほかの中央馬の勝ち星は、いずれも佐賀での九州産馬限定戦。実績的に頭ひとつ抜けていて、山口勲騎手が鞍上なら中心はこの馬。
テイエムラッシュは一昨年の霧島賞が4着で、昨年もえびの特別を勝って臨んだ本番で1番人気に支持されたものの2着。今年2月には阪神のダート2勝クラスで0秒6差の6着という成績あり。佐賀競馬場は今回が6度目というコース経験もあり、◎を負かす可能性があるとすればこの馬。
イチザウイナーは、えびの特別では3番手追走から余裕の手応えで抜け出し、着差以上の強さを見せた。ただ中央の1勝クラスでは一度8着があるもののそれ以外は二桁着順という成績だけに、◎○とはやや差がありそう。
大隅特別で一騎打ちのワンツーが中央のカッコヨカと佐賀のテイエムサツマオー。直線で振り切ったカッコヨカが2馬身差をつけたが、展開的に逃げてマークされたテイエムサツマオーには厳しかった。
アイアンムスメは昨年の霧島賞が7着だったが、その後2勝クラスでもまれているだけに、昨年以上のパフォーマンスを発揮する可能性はある。
昨年飛田愛斗騎手でたんぽぽ賞を制し、霧島賞でも4着だったイロエンピツは、コース相性のよさで上位食い込みまであるかどうか。
◎1ルピナステソーロ
○10テイエムラッシュ
▲11イチザウイナー
△2テイエムサツマオー
△9カッコヨカ
△7アイアンムスメ
△12イロエンピツ
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グランパラディーゾは、中央からの転入初戦だった前走スパーキングレディーカップJpnIIIが5着。とはいえ、サルサディオーネ、ショウナンナデシコの直後を追走して直線でも大きくバテることはなく、勝ったショウナンナデシコと1秒1差、3着サルサディオーネにも0秒5差というのは評価できる内容。中央では1400メートルを中心に使われていただけに100メートルでも距離短縮はプラスになるはず。
アルコレーヌもグランパラディーゾと同じく中央3勝クラスからの転入。TCK女王盃JpnIIIは10着だが、勝ったテオレーマから0秒9差とそれほど離されていない。しらさぎ賞3着、佐賀ヴィーナスカップ2着と地方馬同士では上位争い。グランパラディーゾと能力的に差はなさそう。地方の小回りコースを2度経験しているアドバンテージはあるかもしれない。
岩手の現役最強牝馬ゴールデンヒーラーが、◎○を相手にどこまでやれるか。シアンモア記念では、その後マーキュリーカップJpnIIIで3着に入るヴァケーションに0秒4差で3着、みちのく大賞典でも中央3勝クラスから転入2戦目のステイオンザトップにクビ差2着。その相手関係を考えると、◎○とも互角以上に戦える。
近走イマイチだがロカマドール、地元ではベニスビーチに食い込む余地があるかどうか。
◎5グランパラディーゾ
○9アルコレーヌ
▲8ゴールデンヒーラー
△11ロカマドール
△6ベニスビーチ
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