ドゥラリュールは中央2勝クラスから転入して、昨年のこのレースを含め6連勝という快進撃を見せたときは、もはや佐賀では無敵の存在かに思えた。ところが年末の中島記念は心房細動で競走中止。その後、半年近い休み明けとなった阿蘇山賞は4コーナー手前で先頭に立ったもののパイロキネシストにゴール前で差し切られて2着。佐賀王冠賞は逃げたものの直線一杯になって4着と、ひと息の成績。それでも前走脊振山特別ではやや格下馬相手とはいえ、2着に5馬身差をつけての勝利となった。昨年8馬身差の圧勝を見せた舞台で復活を期待する。
テイエムチェロキーは、佐賀王冠賞では逃げたドゥラリュールをぴたりとマークして直線抜け出し、追ってきたゲットワイルドとは接戦となったがハナ差でしりぞけての勝利。前走吉野ヶ里記念は7着だったが、能力を発揮するのはやはり中距離の舞台だろう。
ゲットワイルドは、佐賀王冠賞がテイエムチェロキーにハナ差2着で、続く前走小岱山特別がマイネルジャストに4馬身ほどの差で3着。昨年4月以来勝ち星から遠ざかっているが、地元一線級相手にたびたび善戦。山田義貴騎手は重賞では減量がきかないなかでも引き続きの善戦、好走を期待したい。
パイロキネシストは4月の佐賀スプリングカップを制し、6月の阿蘇山賞ではドゥラリュールを負かしたが、その後の2戦がいまひとつ。巻き返しなるかどうか。
7月の小岱山特別をでゲットワイルドらを負かしたマイネルジャストまで含め、勝ったり負けたりのメンバーが多い混戦。B級の準重賞を連勝しているティアラキングにも上位食い込みのチャンスはありそう。
◎1ドゥラリュール
○2テイエムチェロキー
▲12ゲットワイルド
△9パイロキネシスト
△6マイネルジャスト
△3ティアラキング
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