ここまで8戦6勝、3着2回というホウライマリーンに重賞制覇のチャンスが巡ってきた。ゴールドウィング賞は逃げて粘り切れず3着だったが、前半センターフォワードに執拗に突かれてのもの。そのセンターフォワードが8着に沈んだことを考えれば、ホウライマリーンはむしろよく3着に残った。血統的に距離が原因かと考えられなくもないが、レースぶりから1600メートルまでなら問題ないだろう。
笠松でデビューから3戦3勝と、まだ底を見せていないのがセブンサムライ。前走も楽々と逃げ切って、良馬場の笠松1400メートルで1分29秒1という勝ちタイムは、この時期の3歳馬なら重賞で勝ち負けになるレベル。今回、一線級との対戦が初めてになることと、初めての名古屋遠征ということで対抗にしたが、あっさりという場面があってもおかしくない。
メガホワイティはすでに4勝を挙げているものの、準重賞や重賞となるとあとひと押しが足りない。前走ライデンリーダー記念では、好位3番手の内を追走し、3コーナーからペースが上ったあたりで置かれてしまったが、直線では盛り返して3着だった。今回、相手関係もそれほど厳しくなく、マイル戦の流れもむしろ向いているように思う。
ワタシヲミテネは、ライデンリーダー記念でメガホワイティに半馬身差の4着。こちらは逆に1600メートルはちょっと長いような印象。
2走前にデビュー戦以来久々の勝利を挙げたキミノマリア、金沢から遠征のショウケンガールらは上積みあれば上位入着も。
◎6ホウライマリーン
◯10セブンサムライ
▲3メガホワイティ
△5ワタシヲミテネ
△11キミノマリア
△9ショウケンガール
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黒船賞JpnIIIに出走するために地元馬は3戦行われるトライアルのいずれかを勝たねばならず、それゆえこその初戦となるここには地元の豪華メンバーが揃った。
ここはサクラシャイニーが無事に通過するだろう。習志野きらっとスプリントは夏負けが影響しての4着で、休養後の復帰戦、再び船橋に遠征した総の国オープンでは、道営記念の勝ち馬グランプリブラッドをハナ差でしりぞけた。叩き2戦目、地元でということであれば上積みもあるだろう。
マウンテンダイヤは昨年の黒船賞JpnIII(7着)以降、連対を続けており、先着を許したのはサクラシャイニー、エプソムアーロン、メイショウツチヤマという実績馬のみ。エプソムアーロンがさすがに12歳ということもあって、ここは打倒サクラシャイニーの最右翼。
建依別賞でマウンテンダイヤ相手に勝っているのがエプソムアーロン。黒潮マイルチャンピオンシップではやや離されての3着に敗れているように、やはり距離は短いほうがいい。それでいて2400メートルの高知県知事賞を使って(6着)ということでの反動が心配だ。
上記3頭の勝負となりそうだが、食い込む可能性があればキッズニゴウハン、メイショウパーシーまでだろう。
◎3サクラシャイニー
◯6マウンテンダイヤ
▲1エプソムアーロン
△4キッズニゴウハン
△7メイショウパーシー
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門別で未勝利もシーズン終了を待たずして転入したドンプリムローズが、ここまで4連勝と断然だ。同じ1750メートル戦でも、佐賀デビュー馬のみが出走できた九州ジュニアチャンピオンの勝ちタイムが2分1秒3だったのに対し、ドンプリムローズの天山賞の勝ちタイムは1分54秒9。前者が良、後者が不良という馬場の違いがあるにしても、7秒以上もタイムが違う。このメンバーでは力が抜けている。
ライオンクイーンは門別2勝から転入して、初戦のカペラ賞こそドンプリムローズに大きく離されての10着だったが、続く前走アルデバラン賞で2着。さらなら上積みも期待できそうでの相手筆頭。
タイムオブレディーは、前走初夢特選で2着ピエールガガに8馬身差をつけての圧勝。とはいえ天山賞でドンプリムローズに差をつけられて4着だったときと走破タイムがまったく同じ。どこまで差を詰められるか。
エメラルドアイの前走初夢特別は、スタートで置かれてしまい、流れに乗れないままレースが終わってしまった。その一戦に目をつぶれば、転入後は3戦連続連対。人気を落とすようなら連下で狙ってみるのはアリだろう。
◎2ドンプリムローズ
◯11ライオンクイーン
▲7タイムオブレディー
△10エメラルドアイ
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B級馬による1400メートルのS2重賞。この開催でもうひとつB級馬によるレースは、24日(日)に1800メートルのM&Kジョッキーズカップ(第2戦)として行われる。
中央2勝から転入したテイエムチカラが危なげのない逃げ切りで2連勝中。2戦ともに1400メートル1分30秒を切る、このクラスとすればまずまずのタイムで、ここでも中心は譲れない。
大隅特別圧勝、霧島賞4着からの転入初戦となるのがカシノソラーレ。ともに湿った馬場だったとはいえ1分27~28秒台という走破タイムを考えれば圧勝まであっておかしくない。
前走門松特別でテイエムチカラの2着だったのがカシノボルト。ここ3戦連続連対と好調なだけに、どこまで差を詰められるか。
ほかは近走不調というメンバーばかりで、強いて挙げれば2戦連続3着のナイルエクスプレスだが、ともに勝ち馬から1秒以上の差をつけられているだけに、上記3頭のどれかが崩れたときにという可能性まで。
◎9テイエムチカラ
◯2カシノソラーレ
▲3カシノボルト
△5ナイルエクスプレス
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牝馬限定重賞を勝ちまくったエーシンサルサだが、前走園田金盃では牡馬を相手に見事に逃げ切った。夏に調子を挙げる印象があったのだが、ここのところは冬になっても好調だ。1700メートルを中心に使われているが、2年ほど前まではむしろ1400メートル戦で力を発揮していた。サウスヴィグラス産駒だけに、むしろこの距離でこそというところもありそうだ。
ヒカルカミヒコーキの3走前、園田に遠征した姫山菊花賞では、ダイナミックグロウと競り合うように先行し、直線ではエーシンクリアーにとらえられたものの、よく2着に粘った。道中はかなり行きたがるのを抑えていた様子で、これまでに使われてきた距離からも、この距離ならさらに力を発揮するように思う。
中央オープンから名古屋に移籍したゲシュタルトの初戦は、2番手から直線半ばで逃げていたトップフライアーを交わしての勝利。中央ではダートでの実績がなかったが、なんとかダートもこなせそう。明けて9歳になったが、2戦目での慣れと上積みがあればチャンスはある。
9月に1400メートルの園田チャレンジカップを制しているヒシサブリナ、前走名古屋記念で3着だったベルライン、前走東海ゴールドカップで3着のメモリージルバなど、近走好調な粒ぞろいのメンバーが揃った。
◎1エーシンサルサ
◯10ヒカルカミヒコーキ
▲8ゲシュタルト
△2ヒシサブリナ
△3ベルライン
△4メモリージルバ
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