
サクラシャイニーは中央オープン実績があり、黒潮マイルチャンピオンシップを楽勝して、JpnIIIの兵庫ゴールドトロフィーでも3着。このあとの黒船賞JpnIIIでも地元の期待となるだけに、ここは実績的にも負けられない一戦。
バーチャルトラックは、建依別賞、珊瑚冠賞でもともに2着は、昨年夏絶好調だったファイアーフロートに先着されてもの。そして黒潮マイルチャンピオンシップは、サクラシャイニーに大きく離されての3着だったが、ここに来て2連勝と調子を上げている。見せ場をつくれるかどうか。
ハリマノワタリドリは、永森大智騎手がバーチャルトラックに騎乗することによって、船橋から期間限定騎乗の塚本弘隆騎手が抜擢された。結果を出してアピールしたいところ。
マサノエクスプレスは、昨年9月以来勝ち星から遠ざかっているが、前走A-1特別でもハリマノワタリドリにクビ差2着と上位を争う力はある。
◎5サクラシャイニー
◯10バーチャルトラック
▲1ハリマノワタリドリ
△7マサノエクスプレス
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ブルージャスティスの金の鞍賞の勝ち方は素質を感じさせるものだった。先に先頭に立っていたプリンセスボーラーと一騎打ちとなり、ゴール前では力強く抜け出した。勝ちタイムの1分31秒2というのも、金の鞍賞が再開された2010年(1月)以降で最速。距離延長も問題ないと見る。あとは輸送と初めての馬場がどうか。
地元勢では、牝馬同士ならユズチャンが断然。デビューからの2戦はいずれも一方的なレースぶりで圧勝。前走佐賀若駒賞も3コーナー手前で後続を離したときはまたも楽勝かにも思えたが、ゴール前でやや一杯になってソウルケンシにとらえられての2着。果たして距離が問題になるのかどうか。
プリンセスボーラーは、金の鞍賞では最後、ブルージャスティスに2馬身差をつけられての2着とはいえ積極的なレースぶりは悪くなかった。畑中信司騎手は昨年のこのレースを、やはり高知のクロスオーバーで制しており、その経験も生きるだろう。
レジェンドスイグンはここまで3戦1勝だが、2着に負けた2回とも、その後に九州ジュニアチャンピオンを制したイッセイイチダイに先着されてのもの。牝馬にはまだ先着を許していない。ちなみに母ハヤセスイグンは、2002年に園田ジュニアカップを勝ったという活躍馬。
前走初夢特選を好タイムで1、2着のスターオブハピネス、ワットプラケオらにも上位に食い込むチャンスはある。
◎11ブルージャスティス
◯8ユズチャン
▲3プリンセスボーラー
△6レジェンドスイグン
△7スターオブハピネス
△5ワットプラケオ
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佐賀のB級重賞だが、年末から年始にかけて格付賞金の変更があったようで、それゆえ2走前、3走前はさまざまなレースに出走していた馬たちが集まった。
エーティーランボーは、12月の休養明け初戦がA1特別で、降級となったB-4組戦を快勝。昨年1月にはA1・A2特別を勝った実力。ほとんどの馬が近走A2やB級で苦戦しているというメンバーなら、やはり中心はこの馬。
近走のA級でメンバー中唯一と言ってもいい好走をしているのがガウチョ。2走前のA2戦では勝ち馬から0秒9差の3着。その勝ち馬ロマンチックは、A2級で常に勝ち負けという実力。さらに前走A1・A2特別では着順こそ6着だがS1重賞でも好走があるマイネルパルフェから0秒6差。エーティーランボーを脅かすのはこの馬。
バカニシナイデヨは、兵庫を経由して昨年末に佐賀に移籍。初戦となったB級重賞・師走賞が3着で、前走A2戦でも0秒9差の5着という成績なら、このメンバーに入れば上位争い。
その他は近走で勝ち馬から1秒以上離されて負けている馬ばかりだが、師走賞でバカニシナイデヨから0秒2差で5着に入っていたデビルマンゼウスも上位に食い込んで来る可能性はある。
◎1エーティーランボー
◯2ガウチョ
▲5バカニシナイデヨ
△9デビルマンゼウス
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ティープリーズは、園田に遠征した園田プリンセスカップでトーコーヴィーナス相手にあわやの2着があり、そして地元では3戦行われる2歳馬の準重賞3戦を完全制覇。いよいよ重賞制覇かと期待されたライデンリーダー記念は、先に抜け出したマルヨバナーヌをとらえきれず2着という結果。今回、重賞初挑戦の好調馬との力関係がどうかだが、実績的にもここは何としても勝っておきたいところ。父アジュディミツオーにとっても産駒の重賞初制覇がかかっている。
ともにまだ底を見せていないという成績のハナノパレードとブラックスキャットが12月19日の若獅子特別で2度目の対戦。前回の対戦ではハナノパレードが勝っていたため1番人気になったが、今度は直線2頭の叩き合いとなってブラックスキャットが半馬身差で先着。とはいえハナノパレードは単騎で逃げたレーヌフェアリーをみずからつかまえに行かねばならず、対するブラックスキャットは、それを目標にという展開的なところもあった。ゆえに今回もハナノパレードを上位にとる。ハナノパレードは、ラブミーチャン記念で2着があったメモリードルマンを2走前に3馬身差をつけて勝っているだけに、重賞を勝てる能力はあると見る。ブラックスキャットも乗替って2連勝の岡部誠騎手が今回も引き続き手綱をとるだけにチャンスは十分。
ラブミーチャン記念でティープリーズ(5着)に先着しての2着だったメモリードルマンは、あらためて実力が問われる一戦。
金沢から遠征のベニバナオンリーは、中央から転入後一方的なレースばかりで3連勝中だが、対戦している相手が上級クラスというわけではないので、重い印まではつけられない。
レモンホープは、北海道では勝利を挙げることはできなかったが、ここにきて2連勝と素質開花という可能性はある。
◎2ティープリーズ
◯5ハナノパレード
▲1ブラックスキャット
△7メモリードルマン
△4ベニバナオンリー
△3レモンホープ
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岩手競馬もいよいよこれがシーズンラストのトウケイニセイ記念。ナムラタイタン、コミュニティというツートップが不在となって、これらに続く存在はどの馬かを見極める一戦。
その期待は、明け4歳のライズライン。今シーズン、岩手二冠を含めて3歳重賞を4勝。ダービーグランプリは6着だったものの、初めての古馬重賞、白嶺賞を逃げ切って快勝。いよいよ来シーズンは古馬戦線へ本格参戦ということでも、ここできっちり結果を出しておきたいところ。
キモンレッドは、南関東移籍後も重賞タイトルに手が届かず、しかし3着4着という好走続き。岩手転入初戦となったA級一組特別を6馬身差で圧勝。しかし1番人気に期待された白嶺賞は離されての3着だった。勝負弱いところはあるが、ここは巻き返しがかかる一戦。
クロワッサンは、条件特別を順調に勝ち上がってきて、重賞初挑戦となった白嶺賞でライズラインに1馬身半差の2着。近走は1600メートル戦のみを使われ、ここで一気に台頭という可能性も十分に考えられる。
カミノマーチは、勝ち切れないレースが目立つとはいえ、今シーズンの重賞で掲示板内がじつに6回。抜けたメンバーがいないここなら引続き上位を狙える。
ランドオウジは、白嶺賞はまさかの大敗だったが、今シーズンは1600メートルのすずらん賞を含め重賞3勝。その実力は侮れない。
◎10ライズライン
◯5キモンレッド
▲4クロワッサン
△9カミノマーチ
△11ランドオウジ
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