これを書いているのは13日(水)の昼過ぎなのだが、今日の東京は今年いちばんの暑さなのではないだろうか。Yahoo!天気情報によると最高気温29度となっているが、30度は超えてるだろう。
6月にサマーカップ?とも思ったが、ちゃんと暑くなるもんなんだと妙に感心した。とはいうものの、どうやらレース当日の明日は雨の予報で、気温も下がるようだ。そろそろ梅雨入りだろうか。
で、サマーカップだが、4月の東海桜花賞ではキングスゾーンを半馬身差で退けたマサアンビションが中心。その後はかきつばた記念JpnIII7着、さきたま杯JpnIII9着だが、どちらも勝ち馬から1秒2差とそれほど負けているわけではない。遠征馬は金沢からの1頭のみで、ほとんど地元同士というメンバーが相手なら十分に勝ち負けだろう。
相手はエイシンダイオー。笠松に転入して3着を外したのが3走前のスプリング争覇のみ。このメンバーなら勝てないまでも、馬券の対象から外れる確率は少ないように思う。
クインオブクインは、主戦の濱口楠彦騎手が鞍上なら対抗としていたところだが、今回も浦和で期間限定のため乗替りで評価を下げた。現在は重賞レースなら他地区の騎手でもピンポイントで騎乗が可能になったので、乗ってほしかったところだが……。1400メートルの経験は少ないが、地方馬同士ならそれほど流れも速くならないだろうから、心配はないだろう。
10歳になったレジェンドハンター。A2特別を3連勝後、前走オープンの東海クラウンは8着。A2とA1は開催ごとにメンバーが入れ替わるような状況で、実力的にはそれほど差がないと見る。地元でのレースならこの馬にもまだまだチャンスはあるだろう。
◎マサアンビション
○エイシンダイオー
▲クインオブクイン
△レジェンドハンター
ダービーウイークの最終戦。
8日の東海ダービまで、どのレースも売上は好調で、前年比で100%を超えているらしい。この時代にめでたいことだ。
ダービーウイーク自体が定着したということもあるだろうし、広域発売のおかげかもしれない。それからオッズパークでの売上も好調なのかもしれない(と、持ち上げておく)。
さて岩手ダービーだが、ここは2戦続けてパラダイスフラワーを差し切ったマツリダワルツの勢いに賭けてみる。前走ひまわり賞では、後方追走から徐々に位置どりを上げ、ゴール前では並ぶ間もなく差し切った。前々走のあやめ賞からは格段に力をつけたレースぶりだ。
相手には、スプリングカップから阿久利黒賞を連勝しているセイントセーリング。
この2頭で断然の人気になるのだろうが、押さえには4戦連続2着のハルサンヒコに、3歳条件戦3連勝からこれが重賞初挑戦となるモエレターボまで。
勝負は◎→○の馬単で。
◎マツリダワルツ
○セイントセーリング
△ハルサンヒコ
△モエレターボ
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アラブの全国交流レースもこれが最後となるらしい。
大井の全日本アラブ大賞典が最後に行われたのが96年のことで、あれからもう11年たった。その後「アラブのメッカ」と言われた兵庫で99年からサラブレッドが走りはじめると、加速度的にアラブが衰退していった。
早かったといえば早かったような気もするし、ずいぶんかかったと思えばそういう気もする。
今シーズンから福山ダービーがサラブレッドのレースとなったことで、来年度からは重賞体系も完全にサラブレッドが中心となるのだろう。
そして最後のアラブ全国交流が行われるまさにその日、福山では初のJRA認定レースが行われるというのも、これまた象徴的な出来事ではある。
全国交流ということで、高知から2頭、名古屋、金沢、荒尾からそれぞれ1頭ずつ遠征してきたが、現在のアラブのレース体系を見れば、地元福山勢同士の決着で間違いないと思う。他地区はせいぜいあっても3着くらいまでだろう。
ユノフォーティーンかバクシンオーか。
ユノフォーティーンは前走の惨敗がなければここは圧倒的な人気になっていただろうが、それゆえに強くは推しにくい。
バクシンオーも、ユノフォーティーンの2着に2度続けて敗れて以来の休み明け。
ならばヤスキノショウキやフジノコウザンにもチャンスはありそう。勝負はこの4頭だろう。
ここは5歳にして重賞10勝という実績に敬意を表してユノフォーティーンを中心にする。
相手は、久々のバクシンオーより、ヤスキノショウキ。
◎ユノフォーティーン
○ヤスキノショウキ
▲バクシンオー
△フジノコウザン
アラブ最後の全国交流は、現地で見届ける予定だ。
ダービーウイークも早くも後半戦、第4戦として行われる東海ダービー。昨年は東海・北陸・近畿・中国地区交流として行われ、他地区からは兵庫のスマイリングフィルが遠征してきて2着だった。今年は東海・北陸・中国地区交流となり、どうやら兵庫所属馬には出走資格がなくなったようだ。兵庫ダービーは地元所属馬だけのレースで、たしかに去年のままだと兵庫所属馬だけダービーウイークの2つのレースに出走可能になるための措置なのだろう。
今回は福山から2頭が遠征してきた。東海ダービーを東海・北陸地区交流として、兵庫ダービーを近畿・中国地区交流としたほうが地理的にまるくおさまるような気がするのだが、そういうわけにはいかない何らかの事情があるのだろう。
今年の3歳世代は、兵庫でもそうだったのだが、2歳時とは勢力図がガラリと変って力関係がはっきりしない。
そんな中、ここにきて力をつけてきたのがワイティタッチだろうか。前走、駿蹄賞では3コーナーからスパートすると、シンメイジョアー以下に楽に5馬身差をつけた。これで新緑賞から重賞連勝。2歳時のゴールドウィング賞勝ちもあり、重賞3勝はここに入れば実績最上位。
その駿蹄賞では1番人気に推されながらも2着だったシンメイジョアーが相手。中央遠征を除けば8戦6勝、2着2回という成績。前々走で古馬のA級4組を勝っているのも心強い。
以下は、兵庫チャンピオンシップJpnII4着のトミノダンディ、3走前の3歳1組特別から古馬B級1、2組を連勝しているケイウンフレンド、新緑賞2着のリックフィオーレなど。
そのほか、重賞2勝のマルヨフェニックス、地元笠松では安定した成績のグレースガール、兵庫から移籍2戦目となるプラチナクラウン、福山ダービーを勝ったモエロアルカングなども連下なら十分可能性はありそうだが、さすがに印はまわらない。
一応印はつけるが、当日の調子次第でここに馬名を挙げた馬ならどれが来ても不思議はない感じの混戦。
◎ワイティタッチ
○シンメイジョアー
▲トミノダンディ
△ケイウンフレンド
△リックフィオーレ
兵庫で期間限定騎乗をスタートさせた直後、怪我をして休んでいた内田利雄騎手が復帰していた。恥ずかしながら兵庫ダービーの予想をしようと思って枠順を見るまで気づかなかった。
それから金沢の吉原寛人騎手もピンポイントで参戦。さまざまなところで書いているので、このブログで書いたかどうかはわからないが、トップジョッキーがいろいろな競馬場で乗れるような機会はどんどん増えてほしい。
さて、今年の兵庫の3歳世代は確たる中心馬がなく、重賞レースのたびに着順が入れ替わる大混戦。この状況なら、今回も重賞初挑戦組の台頭があっても不思議ではなく、難解な一戦となった。
ここは兵庫チャンピオンシップJpnIIで、地方最先着の3着に食い込んだ牝馬、エンタノメガミが中心。勝ったフェラーリピサは次元の違う強さだったが、エンタノメガミは3コーナーからロングスパートで、直線混戦の3着争いを制した。同じ1870メートルなら今回も期待できそう。
どちらを本命にしようか迷って、ほとんど差はないのだが対抗にはユキノアラシ。地元勢同士のレースでは、ここまで6戦3勝、2着3回と連対を外していない安定感がある。
重賞初挑戦組からは、リヴァーフィールド。中央遠征を除けば、5戦4勝、2着1回。昨年11月には、菊水賞1番人気だったマイシスドリームを差し切った経験があるが、その後急激に成長しているとはいえず、中心とまでは推しにくい。
ダートグレード以外の地元重賞では3戦していずれも3着と堅実に走るホクセツファミリーも連下まで。
菊水賞では1番人気に推されたものの、出遅れてまったく勝負にならなかったマイシスドリームだが、どうだろう。続く3歳のT1特別を勝ってはいるものの、評価できるほどのレースでもない。菊水賞の1番人気は未知の魅力が評価されすぎたような感じで、今回は狙いを下げる。
◎エンタノメガミ
○ユキノアラシ
▲リヴァーフィールド
△ホクセツファミリー
△マイシスドリーム
ばんえい十勝の重賞は柏林賞。
4歳オープンの定量戦ということで、これまでは旭川記念として行われていたレース。
ところで、とある方から「柏林(はくりん)て何ですか?」と聞かれたのだが、単に帯広競馬場の近所の地名からとったものだと思う。
帯広競馬場の住所は帯広市西13条南9丁目だが、そのすぐ西側には柏林台公園があり、それを中心として、帯広市柏林台中町、柏林台北町、柏林台西町、柏林台南町、柏林台東町という住所(地図を拡大してみてください)になっている。そして根室本線の帯広駅のとなりは柏林台駅。おお、なんだか地理の勉強みたいだ。
まったく関係ないのだが、ドイツのベルリンは中国では「柏林」を当てるらしい。
というか、Wikipediaにはもう柏林賞の項目ができているのには驚いた。
狙いはマルミシュンキから。今シーズンはこれが初出走だが、ばんえい競馬にはめずらしく、使い詰めではなく狙ったところをきっちり獲りにくるタイプ。今回は、圧勝した昨シーズン最後のクリスタル特別と同じようなメンバー構成でもある。
逆転があるとすればホクショウダイヤ。そのクリスタル特別では4着に敗れたものの、マルミシュンキより20キロ重かった。直前のライラック賞では2着だったが、このときも勝ったテンカよりも10キロ重い。
今シーズンすずらん賞、ライラック賞と4歳オープンの特別を勝っているテンカと、この3頭の争いだろう。
押さえにダービー馬ナカゼンスピード、堅実なメジロショウリキまで。
◎マルミシュンキ
○ホクショウダイヤ
▲テンカ
△ナカゼンスピード
△メジロショウリキ
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2〜3日前にある方から「ダービーウイークはどうします?」と言われてハッとした。ダービーウイーク関連の原稿をお願いしていたのだが、もっと先のことだと思っていた。6月3日からというのはなんとなく認識していたのだが、それがまさか今週末とは、という感覚。ああ、びっくり。
ダービーウイークの幕開けとなる九州ダービー栄城賞には多彩なメンバーが揃った。
九州皐月賞荒尾ダービーを勝ったタイガンジョウジュに、牝馬の重賞を2勝しているナンブラッキーワン、トライアルの鯱の門特別を制したブラックマンバ、飛燕賞勝ちのフーマ、九州ジュニアチャンピオンを勝ったハシリノキョショウ、そして高知からは黒潮皐月賞を制したスパイナルコード、金沢・兼六園ジュニアカップ2着のあと大井を経由して佐賀に転入したミスエリエールなどなど、それぞれが残してきた実績を挙げるだけでたいへんなもの。力関係がわからなかったり、上がり馬がいたりで、難解な一戦。
ここは飛燕賞で1番人気に押され、ナンブラッキーワンやタイガンジョウジュを退けているフーマでいいだろう。前走古馬B1B2のレースでも5着とはいえ、勝ち馬からはそれほど離されていない。勝てば、鮫島克也騎手は昨年のユウワンに続く連覇となる。
相手筆頭というか、逆転までありそうなのがナンブラッキーワン。ル・プランタン賞ではトコナツ以下に8馬身差をつける圧勝。飛燕賞で3着に敗れたときより確実に力をつけている。
あとは、前走古馬B2級勝ちのギオンパワー、大井から転戦してきたミスエリエール、荒尾ダービー勝ちのタイガンジョウジュなど。ブラックマンバも中央から移籍して1戦しかしていないだけに未知の魅力はあるが、さすがに印が回らない。あくまでも上位2頭が中心。
◎フーマ
○ナンブラッキーワン
▲ギオンパワー
△ミスエリエール
△タイガンジョウジュ