今週7日(土)~9日(月)の3日間でレギュラーシーズンが終了。3月18日から始まる特別開催まで約2ヵ月の冬休みに入る。
12月17日、断続的に雪が降り続けて開催取り止めとなった以外は順調に開催。今週末も天気予報では競馬に影響がない模様のようだ。とにかく人馬とも無事に、そして熱いレースを期待したい。
正月2日の金杯は1番人気に応えてオールザベストが4馬身差で圧勝した。寒菊賞はベンテンコゾウに屈したが、その雪辱を見事晴らした。
斎藤雄一騎手「同きゅう舎のニードアフレンドが逃げタイプなので2番手は予定どおり。このメンバーなら自分の馬が一番強い、スタートさえミスしなければ勝てると思って臨みました。
向う正面でサンエイリシャールが一気にまくってきて一瞬だけビクッとしましたが、手応えが良かったので問題なかった。
この馬の良さは展開に左右されず、どんな競馬にも対応できること。今後、距離が延びてどうかは分かりませんが、反応がいいすばらしい馬だと思います」
櫻田康二調教師「流れが遅かったので、サンエイリシャールの出し抜けは想定内でした。北海道で好成績を残して自分のきゅう舎に来ましたから、何とかビッグレースを取りたかった。寒菊賞は完敗でしたが、金杯を優勝できてホッとしています。わざわざオーナーも応援に来てくれた中、目の前で勝つことができて喜びもひとしおです」
父はクラスターカップを制したドスライスでお馴染みスペイツタウン。俗にいう持ち込み馬で母父がアメリカの名馬ホーリーブル。芦毛は母父から受け継いだもので今後の伸びしろも十分。オールザベストの今後に注目してほしい。
7日メインは「ガーネット特別」(A級二組 水沢1600m)。有力馬に差しタイプが多く、展開も大きなファクターとなるが、それでもスマートレジェンドは地力上位と見る。
中央新馬戦2着、南関東1勝・C1から転入。強烈なインパクトを与えたのは移籍4戦目・JRA交流戦。後方待機策から直線一気を決め、高配当を演出。前々走も逃げたシャークの流れに持ち込まれながら鮮やかなマクリを決めて快勝。2勝目を飾った。
評価に迷うのは前走6着だが、出遅れに加え、ジャーグラットがスローに落としたのが致命傷だった。前走は1番枠で今回は2番枠。スタートで後手を踏み包まれるのが不安だが、それさえクリアーできれば地力で台頭できるはず。
スパンコールはシャープな末脚を武器に今季4勝2着5回。追い込み馬ながら安定した成績を残してきた。ここ2戦は3着止まりだが、いずれもトーホウパルサーが逃げ切ったレース。流れが合わなかった。今回もスローの流れになる公算が高いが、順調さを欠くメンバーが多く出番は十分ある。
サンエイホープは岩手ダービー・ダイヤモンドカップ2着後、4ヵ月の休養を余儀なくされたが、復帰初戦の不来方賞3着。金杯優勝の地力を誇示した。ゲート入りが悪く再能力検査を課せられたが、仕上がり上々。時計速くなれば好勝負必至。
ノーノーイエースが最大の惑星馬。最後の詰めが甘く岩手未勝利だが、ここは逃げ1騎。マイペースに持ち込めれば単まであり得る。
ようやく復調気配マツリダアンバター、スンナリ2番手から競馬ができるニーマルキング押さえ。
◎②スマートレジェンド
〇⑤スパンコール
▲①サンエイホープ
△④ノーノーイエース
△⑥マツリダアンバター
△⑦ニーマルキング
<お奨めの1頭>
6R シャイニーレディ
目下3連勝と波に乗っている。キセキノヒーローとは互角の実力だが、軸としての信頼度は高い