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阿部 英斗選手
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3月に玉野競輪場で行われたルーキーチャンピオンで優勝した福岡の阿部英斗選手にレースの振り返り、そしてこれからの目標などについてお伺いしました。

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― 競輪選手として本格的にデビューされて10ヶ月が経ちましたけれども、ここまで振り返ってみて阿部さんの中ではいかがですか?

そうですね、思ったようにすべてがうまくいったわけではないですけど、それなりにしっかりと結果はついてきているのかなと思います。

― デビューして1年経たずにS級にも上がってということになってますもんね。

18連勝を目標にしてた部分も少しあったんで、やっぱりそういうところも含めて、自分が思った通りにはいかない部分はありました。

― 思った通りにいかなかったというのは、何が原因というか...まあ相手関係もあるかと思うんですけど、何だったんでしょうか?

やっぱり自分の脚力というか力が足りなかった部分も大きいですし、もう少しレースできれば良かったなって、今思えば思います。

― それは、レースに臨むときにプレッシャーみたいなものがあったということですか?

デビュー戦は、先行もしなきゃいけないのかなと思って、勝ち方にこだわり過ぎたところがありましたね。

― 森田一郎選手が先にS級を決めてましたよね?

そうですね、森田さんとは一緒に練習もしていましたし、練習でも一度も勝てなかったし、結果としても勝てなかったので、本当に悔しかったです。

― じゃあなおさら、森田さんが待っているS級に自分も早く上がってやろうっていう気持ちは強かったんですね。

そういう気持ちはありました。

― レースに臨む前って、「自分が売れてるな」とか、オッズを見て感じたりすることってありますか?

自分はオッズをすごく見るタイプの選手だと思います。

― それは、あえて見るようにしてるってことですか?

あえて見ますね。控室で音楽を聴きながらレースのことをずっと考えてるんですけど、お客さんがどういう考え方をしているのか、少なからずオッズからわかるので、そういう意味も込めて見ています。

― お客さんの考え方も?

そうですね。自分はお客さん側から選手を目指しているタイプなので、お客さんがどういう意図で買ってるのかな、どうして売れているのかなっていうのは、すごく考えながら控室で待っています。

― 阿部さんが本命でライン決着はもちろんですけど、筋違いのところでも10倍切ることが多いじゃないですか?そういうところも見ながらレース展開を考えたりされているんですか?

そうですね。一番人気はだいたい自分から売れることが多いので、「この組み合わせが何で売れてるのかな」とか、そういうのを考えていると結構面白いですね。面白いし、リラックスもできます。

― 先ほどともちょっと重なるんですけど、オッズがガチガチに被ってるときとか、緊張したりはしますか?

緊張することはあんまりないと思いますね。レースの時も、自分が人気だからってなにか変わることはあまりないと思います。

― 走る前のルーティンというか、ゲン担ぎとか、そういったことはありますか?

ゲン担ぎはあまりないんですけど、靴を右から履くのが当たり前になっていて、1回だけ左から履いたことがあったんですが、無意識にすごく気持ち悪くなって、履き直したことがあるんです。そういう、何気ない行動が無意識に染み付いてるのかなと思います。

― 1月の立川でS級初戦を迎えたわけですがシリーズを振り返って、阿部さんの中ではいかがでしたか?

人生で結構落ち込んだレースではありますね。あそこがターニングポイントだったような気もします。S級の舞台で戦うのを目標にしてやってきた部分があって初めてのS級でちょっとビビってた部分もありますし。目の前にタイトルを取ったことがある人と戦うわけだったんで。緊張感はかなりありました。今までで一番かもしれません。

― その立川のレースが終わってからというのは、ご自身の中で気持ちを立て直して、また練習にぶつけていった感じですか?

立川の初戦で7着になって、ボロ負けだったんですけど、逆にそれが自信になったというか。うまく言えないんですけど、あれからすごく自信を持ってS級でも戦えている気がします。

― 確かに、あの時がね。初日は負けてしまいましたけど、そこからの成績はかなりいいですもんね。

はい。そこからは自信を持って、自分のレースができているように思います。

― その次が地元の小倉で、さらに小松島のGIII開催もありましたよね。グレードレースを振り返って、阿部さんはいかがでしたか?

お客さんがあまりいなかったので、GIIIっていう感じは正直あまりしなかったですけど、目の前に新田さんとか、強い選手がいたので緊張感はありましたし、そういうところはすごく参考になったと思います。

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― 新田さんとはお話ししたり接する機会はありましたか?

ナショナルチーム時代に新田さんに指導していただいていて、3年くらい一緒に練習させてもらっていました。なので顔見知りではあるんですけど、あまり込み入った話はできなかったですね。レースが終わった後は「お疲れ様でした」くらいしか話せませんでした。

― なるほど。じゃあレースについてのやりとりは特にはなかった感じですね。

はい、特にはなかったです。

― そのシリーズ、全部で最終バックを取るような競走をされていたと思うんですけど、そのあたりは意識されてたんですか?

そうですね。心がけている部分ではあります。

― そして、その次が優勝された玉野でのルーキーチャンピオンだったわけですが、やっぱりこのルーキーチャンピオンに出るっていうことは、一つの目標みたいなものもありましたか?

そうですね、やっぱり出たいレースでしたし、一つの目標ではありました。

― 実際にルーキーチャンピオンを迎えるにあたっての阿部さんのコンディション面は、いかがでしたか?

もう全く問題なかったと思いますし、精神面もすごくいい状態で入れたと思います。

― 先ほどまでは7車立てでのレースが多かったと思うんですけど、今回は9車立てでのレースでしたよね。そういったところで何か対策などはされていましたか?

小倉の1週間前ぐらいに練習で、9人全員単騎でデモレースみたいなことをやってくれたんです。練習仲間の方たちが、ルーキーチャンピオンを想定して、シミュレーション的な感じでやってくれて。めちゃくちゃありがたかったですね。

― それはすごくありがたいし、嬉しいですよね。

本当に不動会の皆様には感謝しています。

― その先輩たちの思いにも応えるためにも、「負けられない」っていう思いは強かったですか?

そうですね。自力じゃない選手たちも、自力でデモレースしてくれたので、そういう面でも本当にご迷惑をおかけした分、良い形で恩返しができてよかったなと思います。

― 阿部選手の中で特に意識していた選手はいましたか?

やっぱり125期のトップは森田さんだったと思いますし、今まで一度も勝てていなかったので、最後この機会に勝ちたいっていう気持ちは強かったです。

― どんな作戦でそのレースに臨まれたんですか?

小倉の合宿で練習した時に、やっぱり後ろがちょっと不利だなっていうのは強く感じたので、スタートから前を取りに行って、取れた位置から前々でレースしようって考えてました。

― 確かに、レースを見ていても前々で攻めていく姿勢を感じました。勝負どころでは、ちょっと詰まるようなところもあったと思うんですが、ああいった場面は苦にしないタイプですか?

そうですね。最悪こじ開けることは自分ならできると思ってましたし、焦らず、いつでも前に行ける気持ちでレースをしてました。

― そこからまた巧みなコース取りもあって、森田選手とのゴール前勝負になったんですが、あのあたりは振り返ってどうでしたか?

あんまり記憶がないわけじゃないんですけど、レースの中で自然と起きたことだったので、「次こうしよう」って考えたわけではないです。ただ、四コーナーを回った時に前に森田さんしかいなくて、「この人を交わせば1着だ」と思って踏んだのは覚えてます。

― ゴール前では、「かわしたぞ」っていう感触はあったんですか?

はい、ありました。毎日しっかり積み上げてきたので、確信を持ってゴールできました。

― あのガッツポーズもかなりかっこよかったですよね。

しようと思ってたわけじゃなくて、体が勝手に動きました。

― 最後に場内を回っていた時、ファンの声援はどう感じましたか?

すごくありがたかったです。卒業記念の時から応援してくれている人たちが多かったので、ようやく目の前で恩返しできたかなっていう感じがしました。

― 周りの人たちに対する思いも、すごく強いですよね。終わったあと、ご家族や師匠、練習仲間の皆さんの反応はいかがでしたか?

「よく獲った!」って褒めてくれました。やっぱり嬉しかったですね。なかなか形になってなかったんですけど、本当に最後、125期での最後のレースで形として残せたのは良かったなと思います。

― 確かに、同期の方たちだけで走るっていうのは、もうなかなか無いですよね。

そうですね。もう無いに等しいと思います。

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― 終わったあとに同期の皆さんでご飯とか行かれたんですか?

塩島さんと遠藤さん以外とはご飯に行って、みんなでいろいろ話しながらご飯を食べました。

― やっぱりレースが終わったら敵じゃなくて「同期」っていう感覚なんですね。

はい、そうですね。逆に同期があそこまで集まるってことは、なかなか無いと思うので、楽しかったですね。

― ちょっと突っ込んだ話になりますけど、優勝賞金が140万円くらいありましたよね?なにか、ご自身へのご褒美とかってありましたか?

うさぎを飼うのが憧れだったので、うさぎを飼い始めました。

― そうなんですね!じゃあ、もうご自宅に迎えてから1週間くらいですか?

はい、そうです。すごく可愛いです。

― うさぎのいる生活になって、なにか気持ちの面での変化とかありましたか?

癒やされますし、帰る楽しみができたというか、落ち着きますね。

― そのルーキーチャンピオンを獲られて、次は地元・小倉での凱旋となりましたが自分の中で何か意識の変化ってありましたか?

ルーキーチャンピオンだけじゃなくて、その前からもいろいろと気持ちは高まっていたので、自信を持って突っ張れるようになってましたし、「何に対してもできる」っていう自信のもとでレースが運べたかなと思います。

― 気持ちの面でかなりプラスに向かっていったんですね。

はい。やっぱりメンタル面が弱い部分があったので、あれを獲ったことで、自分の中で考え方も変わってきたように思います。

― こないだの小倉の決勝でも横の動きがすごく目立ってました。なんでそんなに横が強いんですか?

自分は8歳から自転車競技をやっていて、競輪の選手たちに育ててもらったようなもんなんですけど、併走の練習とか横の練習とかを、小学生のころから選手の人たちが一緒にやってくれてたんです。だから、人が横にいることも正直そんなに怖くないし、その人を信頼して当たることが、小学生の頃から普通にできてたんですよね。

― すごいですね!逆に阿部さんにとってはそれが"当たり前"だったんですね?

はい、普通だと思ってました。でもデビューしてから「横が怖い」っていう選手の話を聞いて、初めて自分がちょっと特殊なんだって知りました(笑)

― 確かに、自転車に乗ってない人からすると、あのぶつかり合いは本当に怖いですよね。それを新人の段階で平然とやってるのはすごいなと感じてました。もう横に関しては、10年くらいやってる感じなんですね。

そうですね。横はずっとやってきてるんで、今は縦の脚力ももっと強くしていければ、と思ってます。

― じゃあ、その縦が強くなってきたら、もう本当に"最強"になっちゃいますね!

いや、でもSSの選手だったり、眞杉匠さんみたいな選手を見ると、やっぱり自分にはまだ足りないところがあると思います。この前の決勝で優勝できなかったのも、まだまだ甘い部分があるからだと感じてます。

― そういう選手を目標にされてるってことですか?

目標というか、自分の脚質的にも眞杉さんに近いものがあると思うので、すごく参考にさせてもらってます。

― 今、レースや練習の中で意識していることは何かありますか?

本当にどうしようもない時はあると思うんですけど、自分の中で意識してるのは、誰が見ても「これは仕方ない」と思ってもらえるように、最後までレースでは全力を尽くすっていうことですね。

― それも、やっぱり阿部さんが"お客さん目線"を持ってるからこその考え方ですよね。

はい、そう思います。

― ルーキーチャンピオンも獲られて、これから本当に活躍が楽しみなんですが、今の目標があれば教えていただけますか?

ヤンググランプリ出場を目標に頑張ってます。

― 最後にオッズパークの読者の皆様に一言お願いします。

はい。最後まで諦めない競走を心がけます。応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 大津尚之(おおつなおゆき)
ソフトな見た目と裏腹にパワフルで安定感のある重低音ボイスが魅力。
実況、ナレーション、インタビュー、俳優など活躍の場は多岐にわたる。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

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2025/04/03

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