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競輪界を代表する男子選手、ガールズケイリン選手にインタビューを実施します。他では聞けない素顔や本音、競輪にまつわるエピソード、今後の抱負などをご紹介します!

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齋藤 登志信選手
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去る7月17日・立川競輪FⅠ(2日目)にて通算500勝を達成されました齋藤登志信選手(宮城80期)にお話をうかがいました。
最強競輪忍者にして勝負師。そんな異名を持つベテランマーカーの走りの裏付けである強さの秘密にも少し触れました。

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大村篤史:大きな節目の達成おめでとうございます!

齋藤:ありがとうございます。

大村:大台の数字を目の前にして意識はされましたか?

齋藤:まず、去年の夏頃に『暮れには残り一桁にしたいな』と考えていました。
それは叶ったのですが、今年に入り前半はなかなか思うように身体が動かず...。
『正直言うと年内に出来るかな』と思ってました。

大村:5月の武雄記念(GIII)2日目に3ヶ月ぶりの1着でした。

齋藤:あの1着から何か変わったようでして、気持ちの面も上向きました。その後の大宮、宇都宮も前を走ってくれた後輩たちがいいレースをしてくれたので『次の立川で...!』という気持ちになりましたね。

大村:500勝のレースは予選でも任せた板垣昴選手(北海道115期)に再度マーク、後ろを紺野哲也選手(宮城69期)の並びでした。ラインを組んだおふたりは意識していましたか?

齋藤:知っていたでしょうし、意識もしていたかも。板垣君はいつも頑張ってくれます。
そして同県で同級生の紺野君が固めてくれて心強かったです。

大村:米嶋恵介選手(岡山119期)が捲りで迫った2センターは紺野選手が牽制していました。

齋藤:紺野君が3番手で仕事をしてくれたのをレース映像で観て...、前後のふたりには本当にもう感謝しかないです。

大村:500勝達成し周りの方の反応はいかがでしたか?

齋藤:おめでとう!とお祝いの言葉をたくさんいただきました。
ひとくちに500勝と言っても考えてみれば1着を500回も取ったということ、それも大学時代に練習でお世話になった思い出の場所で叶ったのは大きいですね。

大村:2004年のグランプリ出走も立川バンクでした。

齋藤:ええ。そしてサテライト中越さんを通して競走以外でも繋がり(注:トークショーイベントで出演)がありますし、立川でという意識は正直ありましたね。

大村:そして501、502勝目も上げました!

齋藤:今回の大きな節目を達成して気が抜けてしまうんじゃないかと思いましたが、続けて1着が取れて嬉しかったです。

大村:ここまででもプロ生活27年、アマ時代を含めますと40年弱の選手生活の中で思い出のレース又は思い入れのある1勝は?

齋藤:実を言いますとこのレースだけは特別!・・・というのはないんですが。
そうですね、川崎のFⅠで後閑信一さん(東京65期)が捲ったのを9番手から中コースを追込んで差した優勝です。(注:2015年8月10日ナイターFⅠ・《日刊スポーツ新聞社杯》決勝)

大村:いつまでも強いヒミツについて伺いたいです。

齋藤:強さですか?正直言うと自分は特別競輪を優勝できる努力はできなかったので。
いつ頃からかな、いつか引退をするときになって後悔をしないように頑張ろうと考えるようになりました。トレーニングに励んで、駄目なときでも自分なりに修正をしていく。それを続けていることが大きいんじゃないかと思います。

大村:レースをあきらめない、展開が厳しくなっても自ら仕掛ける勝負強さも魅力です。

斎藤:それは九州の場で或る記者さんに言われたことが頭にありまして。
「どんなにダメな結果でもお客さんはレースを捨てずに走ってくれれば納得する」
結果はどうあれ、お客さんは頑張っている姿を見れば納得してくれる。納得してくれたお客さんは必ずまた買ってくれるんだって言われたんです。やっぱり力を出し切らないで終わったら観てるお客さまにはそれが分かるんですね。現代競輪は展開八割なんて言われ方もしますが、流れが味方しなくても出し惜しみしなかったことが伝われば一番だと思います。

大村:現在の競輪といいますとスピードレース化が挙げられます。そちらへの対応は?

斎藤:今の若手は環境が違います。ネットを通して情報もたくさん入りますし、僕らの若い頃ではまだ本格的でなかったナショナルチームがあり、それを参考にしたトレーニング方法も存在します。ただそれを我々の年齢で今からやろうとしても無理なので・・・なんだろうな、裏を返すといいますか。裏のトレーニングとでもいいますか。これまでの経験、自分がずっとやってきたことで対応していくというか。

大村:それはこれまでのやり方を変えないということでしょうか。

斎藤:敢えて変えない部分もありますが、もっと広い視野に立って進化にとらわれないようにしています。皆んな何でも新しいものに飛びついて、必要なものを残してそうでないものを捨てて、また変えていきます。それらを繰り返し見ていると、結局は基本は変わらないんじゃないかと思うんですね。それに身体は進化していくものに対応しつづけられないから、どうしても自分の身体と相談しながらになります。なので基本は基本で、あとは自分の経験から判断してアレンジしていこうと考えています。

大村:この夏は酷暑がつづいていますけれど、体づくりで気を付けていることはありますか?

斎藤:うーん、それに関しては特にないですね。不摂生もしませんしね。

大村:お酒も控えめなんですか?

齋藤:そうですね。普段は晩酌の習慣もなくて、たまに飲んでも妻とふたりで缶ビールを一本空ける程度です。ビールと言えば...500勝に残り7か8くらいのときかな、達成までアルコールは飲まないぞ!って決めごともしてましたね。立川を終えて帰ってきて飲んだひと口はなんだか今までと酔い方が違いました(照れ笑)妻が「そういえばしばらく飲んでなかったわね」と言ってました。傍にいるから当たり前かもしれませんが、見てくれてるんですね。

大村: 摂生するのも体づくりの一環なんですね。

齋藤:毎日の積み重ねをちゃんとやっていれば体は作られるのかなと思います。
本当にひとりでやっているんですが、基本を積み重ねることで暑さにも負けない体になると思います。

大村:また、プライベートのエピソードや時間の過ごし方は?

斎藤:今年に引退した井上善裕君(埼玉75期)が「斎藤さん、仙台にどこか美味しいお店ないですかね?」そう言って埼玉から仙台まで来たことがあるんですね。
僕が「どうやってくるの?」って聞いたら「自転車です!」って。彼は無類のロード(長距離)好きなんですけど距離にして340kmですかね、それを自転車で。
これに刺激を受けまして『俺もやってみるか!』と思いまして妻の郷の青森まで距離にすると井上君より短くなるけど310kmを走りました。朝3時半にウチを出て夜7時ごろに到着。休憩をはさみつつ乗車時間は10時間くらいです。普段のトレーニングとは違うんですけど、根性トレーニングのようなことをやってみたり。

大村:すごい!まさに"気持ちで走る"に通じますね!

斎藤:いつも同じことをやって繰り返しても仕方がないと思うときもあって、歩くことは体幹トレーニングになるので春には登山をします。頂上で見渡す景色はなんとも言えない素晴らしさですね。近くに蔵王があるので冬場はスノーボードでバックカントリー(注:スキー場の管理区域外を自力で登り、自力で滑ること。立入禁止でないエリアで行う)もしました。ボードを担いで10kmを1時間かけて登り、滑って下るんです。

大村:現在やってらっしゃるのはスキーでなくスノーボードなんですね。

斎藤:ええ。夏場はスノーボードに変わる何かをと思いまして今年は初めてサップをしました。サーフィンの板に立って景色を眺めながらオールを漕ぐんです。気持ちを安らげながら体幹もトレーニングするんです。こういった趣味を兼ねたトレーニングも500勝へつながったのかな、いろんなことが無駄にならなくて良かったと思っています。

大村:話は変わりますが、1990年の世界選手権タンデムでペアを組んだ稲村成浩選手(群馬69期)が引退されました。

斎藤:松戸記念(GIII)に参加中のことだったので戻って今日(取材日の8月5日)に電話で話しました。実は三日目に発走機についたときにお客さまから「おい斎藤!お前の相棒がやめたぞ!」って声がかかりまして。その時はショックと驚きで走りに集中できない部分が出てしまいました。そして遡って前の日の二日目の捲りが自分自身久々に体感したスピードでした。松戸は稲村さんがダービー(GI)を取ったバンクで、1着をとった2日は稲村さんが選手手帳を開いて引退を決断した日。あとから思ったのはこれはそういう巡りあわせが生んだ力だったのかな、相棒が力を貸してくれたのかなぁって。

大村:斎藤選手のこれからの目標を教えてください。

斎藤:僕はそのときどきの身近なものや手が届きそうな目標を立ててやってきました。500勝もそうで『近づいてきたなあ、だったらそこを目指してみよう』と。達成できてその次の501・502勝も上げられて、今は次は何にしようかと模索しているところでした。
...そうですね、やっぱり1着って一番の薬じゃないですか。それだけで気分が高まりますし。だからこれからも優勝でなくてもとにかく目の前のレースで1着をめざして頑張る!
これが目標ですね。

大村:1班復帰へ向けてはいかがでしょうか?

斎藤:うーん、出来たら嬉しいけど強く意識はしていないです。
今期なら年末を走り終えたときに頑張ったなと思えるように。

大村:最後に記事を読んでくださったオッズパーク会員のみなさんと全国の斎藤登志信ファンへメッセージをお願いします。

斎藤:一時期は500勝は無理なのかなと思ったときもありましたが、ひとつひとつ積み重ねることとレースを観てくださるお客さまがいてくれたお陰で叶いました。
これからも先へ向けて頑張りますので応援をどうぞよろしくお願いします。

大村:本日はありがとうございました。

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※インタビュー / 大村篤史(おおむらあつし)
2012年4月から小倉競輪場を中心にレース実況を担当。
名前と同様の"熱い"実況スタイルでレースのダイナミズムを伝えることが信条。
2022年7月からは小倉ミッドナイト競輪CS中継の二代目メインMCとしても出演中。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

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2024/09/19

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