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福田 知也選手
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先日松山競輪で行われた松山記念(GIII)を制し、デビュー20年目にして記念競輪初優勝を飾った神奈川の福田知也選手(神奈川・88期)にお話を伺いました。

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山本:松山記念優勝おめでとうございます。

福田:ありがとうございます。

山本:GIII初優勝となりました。少しお時間経ちましたが、お気持ちはいかがでしょうか。

福田:そうですね。素直に嬉しかったですね。

山本:2003年にデビューをされて20年目、そして40歳でのGIII初優勝というのは、改めてどのように感じますか。

福田:そうですね...長かったようで...あっという間。まあ20年はあっという間だったんですけどね。ようやく、コツコツやってきてやっとGIIIが優勝できたかなって感じですね。

山本:ちなみに福田選手はこのような形でインタビューを受けるのは、経験としてはどうですか。苦手意識とかもないですか。

福田:あ~昔にはありますけど、もう最近ではほとんどないですね。苦手意識も特にはないですね。

山本:今回の松山記念、どのような思いで臨まれましたか。

福田:脇本君(脇本雄太選手・福井94期)が欠場になってしまったということで、どの選手にもチャンスがあるかな、と思いましたね。脇本君は本当に強すぎるんで。

山本:その中で福田選手自身もやっぱり優勝を狙っていきたいなっていうような気持ちはありましたか。

福田:うーん・・・まあ優勝というよりは、今まで裏開催のGIIIには結構呼んでもらっていたんですよね。
去年の松山も呼んでもらったりとか、今年は函館とか他のところでも9レース制の4日間のGIIIを結構走ってきたんですけど、そこで優出することができてなかったんで、やっぱりとりあえずは優出っていう気持ちがありましたね。

山本:そういう気持ちだったのですね。

福田:そうですね。その中でもちょっと今回のGIIIは結構裏開催の中でもメンバーが良かったので、良い勝負ができればなっていうのはありました。

山本:今回のシリーズを迎えるにあたっての状態面がやはり気になっていたファンの方もいらっしゃったと思いますが。

福田:小倉で落車しちゃって、それまでが結構ずっと上り調子だったんで、久しぶりに落車してどうなるかなっていうのもあったんですけど、怪我は幸い擦過傷程度で打撲とかもほとんどなくて。擦過傷は結構ひどかったんですけど、そこまで練習にも影響せずにうまく回復に向かって。松山記念に合わせたっていうわけではないんですけど、うまくケアができたという感じですね。

山本:前回の和歌山の時も着をしっかりとまとめられていて、動きも悪くないように感じましたが、その時と比べてどうだったんでしょうか。

福田:和歌山はまだちょっとなんかピリッとしないっていうか、着はまとまってはいたんですけど、動きがもう少し足りなかったという感じが自分の中でありましたね。

山本:その時と比べると、松山記念の時はかなり戻ってきていたと。

福田:そうですね。

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山本:そしてレース初日ですが、鈴木陸来選手(静岡・117期)マークでしたが、鈴木選手が行ってくれましたね。

福田:そうですね。いつも陸来は頑張ってくれて1着も取らせてもらっていますね。

山本:そして鐘のところでは、中西選手(中西大選手・和歌山107期)も後方から早めに上がってきて、踏み合いになりましたが、あの辺りの対応はさすが福田選手だなと感じました。ご自身の中ではいかがでしたか。

福田:想定していた感じでしたね。陸来にも「中西は多分絶対来るから、中途半端にならないように。踏むなら踏むで、踏んでいてもらえれば、番手なり3番手なりをどかしていくことができるから」っていう風には言ってたんで、結構想定通りのレース展開でしたね。

山本:そのお話通り、中西選手が1人で来て、濱田選手(濱田浩司選手・愛媛81期)がもう1回追い上げてきたところもうまく牽制して、という動きもありましたが、あの辺りも福田選手の中では余裕があったというか、想定通りだったんでしょうか。

福田:はいはい、想定通りですね。

山本:そして、最後はコースをしっかりと縫って1着という形のスタートになりました。1走してみての感じはいかがでしたか。

福田:だいぶ冷静に判断もできてたし、3番手に濱田さんが入っちゃったっていうのも確認してたんで、あんまり内を開けれないなっていうのもあって、最後ちょっと陸来にも悪かったんですけど、内のコースを取らせてもらってという感じでした。

山本:そして2日目以降からは根田選手(根田空史選手・千葉94期)との3日連続の連係となりましたが、本当にお2人は相性がいいですね。

福田:そうですね。根田はいつも良いところから仕掛けてくれるし、まあ僕も離れることがないって言ったらあれなんですけど、根田はいつも「福田:さんは離れないから、全力で仕掛けられる。後ろが離れると思ったら仕掛けを躊躇して自分の仕掛けじゃなくなったり出切れなかったりということがあるけど、福田:さんが後ろの時は自分のタイミングで仕掛けて、あとは福田:さんが仕事をしてくれると思えるので、思い切って仕掛けられる」と言ってくれてますね。

山本:じゃあそこはやっぱり今まで何走も連係してきた中で、築き上げてきた信頼関係っていうのがあるんですね。

福田:やっぱり南関東勢の深谷君(深谷知広選手・静岡96期)にしろ根田君にしろ、まあ郡司(郡司浩平選手・神奈川99期)もそうなんですけど、踏み出しにキレがあるタイプが多いので。その辺を自分なりに強化してきたっていうのもあって、スピードに対応する脚力を強化してきたっていうのも自分の中ではあったんで、まあその辺がちょっと結果に現れてきて、離れなくなったっていうのが大きな成長かなと。

山本:そういったトレーニングっていうのは、この1年とか、そのぐらいのスパンでされてたんですか。

福田:うーん、ウエートトレーニング、ワットバイクのトレーニング、ジャンプトレーニングだったりとか、そういう色々なことを試行錯誤しながらやってきましたね。

山本:試行錯誤しながら少しずつ、成長に繋がっていったっていうような。

福田:そうですね。

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山本:そして決勝戦のお話なのですが、初手はまず後ろ攻めということになりましたが作戦通りでしたか。

福田:そうですね。まあ根田君はどこでもいいよって感じでしたね。

山本:あ、もう取れたところからっていう感じだったんですね。

福田:はい。

山本:ちなみにそういったところの作戦会議は、ファンの方がなかなか伺い知れないところではあるんですけども、福田選手はご自身で「こうした方がいいよ」とか「こうしようか」って提案するタイプなんですか。

福田:いや、僕はもうなにも(笑)。好きなようにやってもらってって感じですね。

山本:もう自分は自分の仕事をするよっていう感じなんですね。そして、決勝戦残り2周のところで誘導下ろして、根田選手が前を抑えてという形になりましたが、その辺りも佐々木選手は引いていくだろうっていう感じだったんでしょうか。

福田:はい、想定通りでしたね。佐々木選手は地元だったんでね。「勝ちに行きます」と言ってたしまあそこまで突っ張ることはないだろうなっていうのはあったんで。

山本:最終周回の2コーナー付近からはもう福田選手も後ろを見ながら余裕があったように見えましたが、あの辺りはいかがでしたか。

福田:そうですね、まあいつも通りの根田君のかかりがあったんで、最低限の横の動きで止められるかなっていうのもありました。冷静に後ろを見て、判断できましたね。

山本:そして最終バックぐらいに差しかかったあたりから車間を開けていたように見えました。あの辺り、焦りが出てしまう部分もあっておかしくない場面、非常に冷静に見えましたがご自身ではいかがでしたか。

福田:んー、まあ何回も、連携してる根田君なんで。後半の踏み直しとか、その辺の感覚も自分の中でもわかってたんで、 車間的にもね、あれぐらいなら仕事にしやすい車間と、最後抜け出せるような車間を取りつつという形でしたね。

山本:そして最後の3コーナー付近、佐々木選手の捲りが福田選手の外に並びかけるぐらいのところまでは来てましたが、あの辺りはもう根田選手のかかりがやっぱり良かったですか。

福田:はい、良かったですね。

山本:もうご自身でもそんなに大きく振ることなくっていう感じでしたが、あの辺りは止まるなっていうような。

福田:決勝戦なんで、やっぱシビアに阿部君(阿部力也選手・宮城100期)もね、内をついてくると思ってたんで、あんまり大袈裟な動きはしたくないなっていうのが自分であったので、 本当に体が並んでから、体をぶつけに行くような感じで持っていこうというイメージでした。実際、横に来てる感じがなかったんで、冷静に判断できましたね。

山本:そして、直線は一気に前へ踏みましたが、やはり阿部選手の動きが気になったかと思います。あの辺りはいかがでしたか。

福田:うん、そうですね、中を割られないようにギリギリを踏んでって感じで、まあ踏んだ感触も自分的には良かったんで、抜かれることはないかなっていう感じはありましたけど。

山本:そしてゴールした瞬間、「自分が優勝した」というところの感覚、お気持ちはいかがでしたか。

福田:本当はGIIIなんでね、優勝なのでガッツポーズとかしたかったんですけど、なんかもう先行の番手で仕事をすることもなく抜け出して、なんかあっけなく終わってしまった感じで(笑)。 それでまあ何にもしてなくて、根田君さまさまでみたいな感じで終わっちゃったんで最後ちょっと恥ずかしいなと思って。

山本:そうだったんですね(笑)。ただ、ゴール後引き上げてくる時、松山競輪場はファンの方が近いと思いますが、そこでは何度もガッツポーズしたり、手を振ったりされていました。あの辺りのご自身の気持ちや、お客さんの反応はいかがでしたか。

福田:「おめでとう」とか「やったな」みたいな感じでファンの方々が祝福してくれたので、それには答える形で、応援してくれた人たちに対してはアピールさせてもらいました。

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山本:そして周りの反応と言いますと、同期の鷲田佳史選手(福井・88期)がTwitterで、学校時代から福田選手はすごく優しかったし、嬉しいというような反応がありましたね。

福田:それを見ましたけど、ああやってSNSとかで反応してくれるとすごい自分も嬉しいし、励みになるっていうか、また頑張ろうって気持ちになりますね。

山本:他の同期の方々からも祝福はありましたか。

福田:あ、そうですね。まあ同期じゃなくても色々な人からLINEとかいただいたりとかして、裏開催のGIIIだったんですけど、でも「GIII初優勝よかったね」みたいな感じで結構メッセージをいただいたんで、それで、なんか実感が湧いてきたって感じですね。

山本:ちなみに福田選手は、TwitterやインスタグラムなどのSNSをあまりされてる印象はないんですけど、実際はどうなんですか。

福田:やってないんですよね。まあ、アカウントは持ってます。

山本:見る専門みたいな。

福田:そうですね。

山本:特に最近、競輪選手の方でSNSをされてる方も増えては来てますが、あまりご自身で発信される予定はないのでしょうか。

福田:あーでも、これを機にちょっとやってみたいなっていうのはありますね。山口幸二さん(岐阜62期(2012年引退))もつぶやいて下さっていて、ああいうの見るとすごいありがたいですね。

山本:お、では今後その辺り、ファンの方も期待をしてよろしいですか。

福田:そうですね、ちょっとやっていこうかなって思います。

山本:あとはご家族の反応はいかがでしたか。

福田:家族はまあ「やったね」ぐらいの感じで、母親はね、喜んでくれてましたけど、妻とか子どもはね、まあそこまで(笑)。まあ内心は喜んでくれてはいるんでしょうけど、「おめでとうおめでとう!!」みたいな感じではなくて「よかったね~」という感じでしたね。

山本:労いのような感じだったのですね。10年以上前のインタビューの記事で、休日はお子さんと遊ぶっていうのも拝見したんですけど、もうお子さんも結構大きくなったのではないでしょうか。

福田:大きいですね。もう大きいんで、あんまりこう色々遊んだり手をかけたりとかしてあげられなくて、最近ちょっと弟子も取ったんで。ちょっと自分のことも忙しくて子どもの面倒見てあげられてないんで、もう少し子どものことに目を向けたいなってのは思いますね。

山本:今回GIII初優勝ということで、家族みんなでご飯に行ったりとか、美味しいもの食べたりとかは。

福田:家族では家でやりましたね。ケーキ買ってきてもらって(笑)。

山本:家でちょっとパーティー的な感じですね。慎ましくというか、どこかのお店でとかいう感じじゃなくて。

福田:そうですね。

山本:いいですね。その美味しいもの繋がりで、ファンの方から1つ質問がありまして、福田選手は甘いものはお好きですか。

福田:あ、好きですね。

山本:ファンの方が美味しいおすすめのスイーツがあったら教えてほしいという質問が来てたんですけど、何かあれば(笑)。

福田:そうなんですね(笑)。あ~あの、「アンジェリーナ」っていうお店のモンブランがあるんですけど、そこのモンブランは非常におすすめです。大人の味ですね。そこまで甘すぎない感じで。

山本:お店はもう全国とかにあるわけじゃなくて、1店舗っていうような。

福田:基本は店舗で、たまにどこかのデパートとかで出していたりしていますね。(アンジェリーナ・モンブランで検索すると出てきました。常設店、催事店の情報がHPにありましたのでぜひご覧ください)

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山本:そして今回川崎競輪場が改修工事に入り、愛着があるバンクへの寂しさもあると思いますが、その辺りは福田選手ご自身はどう感じてますか。

福田:やっぱりバンクで練習してる人が多かったので、そこに関しては不便だと思うんですけど。ただ、結構バンクにダメージが来ちゃってたんで、練習する人たちも走り辛いという意見も多くて、まあ、そういう面ではね、改修して綺麗になったバンクで気持ち新たにみんなで練習できたらいいなっていう感じはありますよね。

山本:その川崎競輪場で1番思い出に残ってるレースやレース以外のことで思い出があれば教えていただければ。

福田:この間、10月2日(日)なんですけど、最後にファン感謝祭みたいなもの(かわさき競輪場 選手交流ファン感謝祭)があって、結構な人数、家族連れの人たちも来てくれたんで、競輪場を色んな人に知ってもらえたし、ああいう感じでイベントでできれば、色んな人に競輪を知ってもらえるし、新たなファンの獲得に繋がるんじゃないかなと。リニューアルしたらまた大きなイベント、リニューアルイベントみたいなのはしたいなっていうのは思ってますね。

山本:レースでの思い出は何かありますか。

福田:レースはあんまりないんですよ。でも、それこそ引退された村上さん(村上義弘さん・京都73期(先日引退))と桜花賞で走ったことがあるんですけど、まだ20代で自力でやっているときに先着したことがありますね。

山本:すごい。それは思い出に残りますね。そして今回GIII初優勝となりましたけども、今後はどのようなことに目標を置いていきますか。

福田:そうですね。やっぱり同じGIIIと言えども、次は12レ-ス制のSS班もいるようなGIIIを勝ちたいですね。

山本:その先にはやはり特別競輪というところも見据えてという感じになりますか。

福田:まあ、そうですね。年齢も年齢なんで、もう1戦1戦やっていくだけなんですけど、今回もね、チャンスが巡ってきて取れたんで、そういうチャンスをものにできる体作りは常にしといてって感じですかね。

山本:最後になりますが、オッズパークの読者の皆様にメッセージをお願いします。

福田:そうですね。今回皆様の応援のおかげで GIIIで初優勝することができて、本当に嬉しく思うんですけど、これからも1戦1戦、40を超えて弱くなったって言われないように、練習を頑張って努力していきたいと思いますので応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / ナッツ山本(なっつやまもと)
公営競技の実況に憧れ、一年発起し脱サラ。今年別府競輪と飯塚オートレースの実況でデビューを果たすことになった期待の新星。
まだデビューから間もないが、競輪中継の司会も経験し徐々に活躍の場を広げつつある。星の観測と手品が趣味。

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※写真提供:株式会社スポーツニッポン新聞社

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2022/11/17

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