今年はいわき平でのガールズドリームレースを連覇。選考順位1位で2回目のオッズパーク杯ガールズグランプリへの出場を決めた高木真備選手(東京106期)。今年こそ優勝という強い思いを話してくれました。
山口:2年連続ガールズグランプリ出場おめでとうございます。今年は選考1位での出場ですね。
高木:選考順位よりも、ガールズグランプリで優勝した人が賞金女王なので今の順位は気にしていないですね。
山口:昨年は初めてのガールズグランプリでした(6着)。いかがでしたか?
高木:昨年はずっとグランプリに出場することを目標にしていたので、出られたことが嬉しかったんです。でも他の2回目以降の出場選手は優勝するために走っていたので、その人たちと比べると勝つことへの意識が薄かったのかなと今は感じます。その時は精一杯だったんですけどね。今年はその経験を活かしたいと思います。
山口:今年もグランプリを見据えて、年頭からレースをしていたんですか?
高木:昨年のグランプリは何も出来ずに悔しい思いをしたし、応援してくれた方にも申し訳なかったです。今年は出るのは当たり前、そこで優勝するというのを目標に1年間走ってきたので、気持ちは昨年とは全然違いますね。
山口:今年のいわき平でのガールズドリームレース。優勝インタビューの時にグランプリの話題が出ました。2年連続の優勝は自信になりましたか?
高木:昨年のコレクション(2016年8月松戸)でビッグレース初優勝したときは「勝っちゃった!」という驚きの方が大きかったんですが、今年のビッグレース(ガールズコレクションやサマーナイトフェスティバル)はグランプリに繋がるように「優勝しにいく!」という強い気持ちを持って臨めたことが、昨年とは一番違うところです。なので、その強い気持ちで、狙って優勝できたのは自信になりました。
山口:その強い気持ちを持つために準備したことは何ですか?
高木:練習では、レースに行ったときに「自分が一番練習している」と思えるくらい取り組み、レースでは「自分が一番強い」と自信を持って思えるように強い気持ちで戦うのは心掛けていました。
山口:グランプリ出場が決まった時はいかがでしたか?
高木:やっと決定した、ここから更に調子を上げていこう!と更に気が引き締まりました。その直後の松戸ガールズドリームトーナメントでは、出場メンバーと戦えたのは良かったと思います。勝てなかったんですが(決勝3着)、しっかり気を引き締めていくきっかけになりました。
山口:ほかの6選手についてのイメージはいかがですか?
高木:みんな強い選手ばかりですね。誰が勝ってもおかしくないのがグランプリだと思うので、気持ちだけは負けないようにしたいです。
山口:今年の開催地・平塚競輪場のイメージはいかがですか?
高木:京王閣や立川でメインの練習をしていますが、練習をみてもらっている高木隆弘選手(神奈川64期)のホームバンクなので、平塚でもたまに練習をさせてもらっているんです。そこで優勝をすることが高木さんへの恩返しにもなると思うので優勝したいですね。
山口:高木隆弘選手とは、どういうご縁で練習をみてもらうようになったんですか?
高木:高木さんがたまに京王閣や立川のバンクにも練習しに来られていて、たまたま私もいたときに見てもらうようになりました。それまではバンク練習がメインだったんですが、ご一緒するようになって街道やウェイトトレーニングも練習に取り入れました。乗り込みが足りなかったので、街道での練習はとても力になったと思います。高木さんがいなかったら、私がグランプリに出られるような選手になっていないので本当に感謝しています! ビッグレースを勝ったらインタビューで高木さんに「ありがとうございます」と言いたかったので、初めて優勝した松戸ではやっとお礼を言えて良かったなと思いました。なので、次はグランプリ、しかも高木さんのホームバンクで優勝して言いたいですね!
山口:お客様のご声援もいつも大きいですね。
高木:私が初めてビッグレースに出られたのが2015年9月松戸でのコレクションでした。このレースはお客様の人気投票で出場選手が決まったんです。まだ全然強くない時に私に投票してくれた方がいて初めて出られたコレクションで、先行して2着に粘れたのは本当に大きな自信になりました。そこから少しずつ優勝回数も増え、ビッグレースの経験や優勝もできているので、あの時のコレクションに出られたのは周りの人のおかげです。
山口:最後にオッズパークをご覧のファンの皆様へ、メッセージをお願いします。
高木:応援してくださる皆さんに恩返しが出来る最高の舞台がグランプリだと思うので、今年こそは絶対に優勝したいと思います。応援よろしくお願いします!
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※インタビュー / 山口みのり
※写真提供:公益財団法人 JKA