
来月で79歳のレジェンドにも注目したい一戦
今節の看板を背負うと目されていた木村武之が準決勝戦7着大敗。対照的に初日からの3日間に全勝してきた栗原佳祐が勢いそのままに無敗で今シリーズを制圧する。
中村友和のレース足が滑らかだ。特に準決勝戦は熱走路にも関わらず車の向きの変わり方が良く、普段はアウト攻め主体のタイプだが、今回は小回りが利くぶん状況によってはイン攻めも活用して番手を上げられそう。
落合巧もここ数節はイン突いて進出するシーンの多かった印象あるが、今回の走りを見ると車を外コースへ持ち出しても浮上できよう。
逆に米里崇徳は車群のインに詰まって進めないケースが最近もあったが、鈴木辰己との攻防いかんによっては30線より先に抜け出す可能性もある。
鈴木章夫は来月23日に79歳の誕生日を迎える。常人なら衰えても止むを得ない能力や体力を整え続けて今も第一線で活躍しているのが、鉄人と呼ばれるゆえんだ。現時点で最後の優勝は2000年の11月。栗原佳祐が満2歳の時である。
今回準決勝戦は同ハン下平佳輝に先行されたが道中で逆転して、およそ2年ぶりの優出を果たした。2期生の古豪が30期以降の若手を退け、鈴木辰己との鉄人対決も制して、約25年ぶりのVを勝ち取るか、その走りに熱い視線を送りたい。
◎ 7 栗原佳祐
○ 6 中村友和
△ 4 米里崇徳
▲ 3 鈴木辰己
穴 1 鈴木章夫
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文/鈴木