
外枠勢による三つ巴戦
予報によると、29日から30日にかけて雨模様で、まずは濡れ走路で予想。雨での技術および実績は5~7号車が他4名を圧倒している。この3名、今節初日の雨走路はいずれも勝利できなかったが、今月10日におこなわれた浜松デイレースG1『ゴールデンレース』準決勝戦を鈴木圭一郎と金子大輔はそれぞれの出走レースで大差勝ち。対して有吉辰也は浜松の雨を今年は前述した1度しか走っておらず、整備用のデータや実戦に乗った経験に乏しい点で、逆転候補の3番手評価にとどめた。
西翔子は今節初日4着のレース後 雨用に調整したけど乗れなかったと述懐。デビュー3年目の村瀬月乃丞は浜松の雨経験は昨年7着と今節初日4着のわずか2走と、まだ実績を挙げられていない。近年は伊藤信夫や中村友和の方が雨走路をこなせている。
もし走路の回復が早くて良走路(もしくは近い状態)になった場合でも、鈴木圭一郎の速攻の切れ味は一段とアップしそうだ。
◎ 7 鈴木圭一郎
○ 6 金子大輔
△ 5 有吉辰也
▲ 1 村瀬月乃丞
穴 3 中村友和
おすすめの買い目
7=6-513
穴なら
3=6-175
文/鈴木
大月が速攻で抜け出し、ブッチ切りの優勝!
20線から先行したのは吉田恵だったが、2周目のホームストレッチで大月が差して2番手に立つ。前は山中が逃げていたが、思ったほどペースが上がっていなかった。3周3コーナーで大月が山中を交わして先頭を奪取。そこからは一人旅だった。実力者・早川は内山高を抜くのに苦労していたが、5周目に内山を含め中団を交わし、ゴール前では吉田恵をも捕えて2番手入線。しかし、大月が見事に後続を振り切ってみせた。
大月は2節前から今のエンジン『ハイプ』に乗り換わっているが、その後の調整が実り、最高の結果を出した。大月は今年2度目の優出にして、今年の初優勝。自身では通算5度目の優勝となった。これまではエンジンが安定せず、成績も散発傾向にあったが、このエンジンはベースが良さそうなので次に待っているG2稲妻賞でも大いに見せ場を作れそうだ。