青山周平が114度目の優勝
伊勢崎3日制の最終日がおこなわれた1月29日、2024年のオートレース表彰選手が発表されて、青山周平は『優秀選手賞』と『特別賞』を受賞した。前者はSGレース2度の優勝など、後者は通算100V達成などを表彰されたものである。
通算114度目の優勝を狙って今節の決勝戦に臨んだ青山周は、他7名を大きく上回る試走タイムを計時して圧倒的な1番人気に支持された。
発走は単騎0ハン新井淳がスタート残してハナを切り、10線の内寄り枠から新井日和と西原智昭が出て、佐久間健光は遅れる展開。その外から矢のように伸びたのが青山周平。1周回4コーナーで新井淳のインへ入り先頭へ立つと、あとは後続を引き離す一方。勝ち時計は3.338秒で、同ハンの2着選手が3.399秒では太刀打ちできるはずもなかった。
新井日は2周回で西原の差しを抑えると、3周回で新井淳のインへ飛び込んだが回りきれず、この攻防の間に先頭との差がますます開くことになった。終盤に新井日はふたたび新井淳を捌いて今度は綺麗に回ると、6周回に三浦康平の追撃を封じて2着確保。高橋貢は予選~準決勝戦ほどのタイムを出せず、それでも4着まで追い上げてゴールした。
文/鈴木
有吉辰也には逆らえまい
準決勝戦までの4日間、天候および走路状態に左右されず結果を出し続けてきた有吉辰也が、最終日の決勝戦も先頭でゴールして、4戦4勝した前節の川口デイレースに続いての完全Vを決めそうだ。
川口裕司が準決勝戦の後に「スタート切れていない」とコメントしていて、高宗良次が20線の中枠から追いの主導権を掴むケースも考えられる。今節の高宗は攻めが的確に決まっている。ただ川口裕はレース後半の伸びが良いので周回を重ねるごとに追い上げてきそうだ。
番田隆弘は雨で連勝して勢いあるが、良走路で振り切れるスピードがあるかは疑問が残り、独走力では番田より上回る中村颯斗が早めに先頭を奪うようだと見せ場を作れそうだ。
準決勝戦は雨だったが素早く進んだ田中進が前団を一気に捲って行けると激走十分。
◎ 7 有吉辰也
○ 6 高宗良次
△ 2 中村颯斗
▲ 5 川口裕司
穴 4 田中進
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文/鈴木