好枠を生かす荒尾に期待する!
準決は不安定な走路で行われたが、タイムは出ていたので良走路と同等のモノと思ってもそれほど問題ない。そこで上がり一番時計が出ていたのは荒尾。優勝戦は10メートルオープンになったが、現ランクを考えるとハンデ位置が魅力。枠ナリ以上のスタートを決めて、序盤で先頭に立てそうだ。
その荒尾を追って行くのは佐藤励と金子大。佐藤励はスタートの切れにやや不安はあるが、試走タイムは連日出ているようにエンジンの仕上がりは上々。金子大もここまで連対を外しておらずエンジンは安定している。この両者は追い込み型なので、記念レースの優勝戦で8周回になるのは有利に働くだろう。丹村飛も枠的にチャンスがある。トップスタートを切るようなら外枠勢を振り切るかも。準決で好タイムを出した石本は、元々スタート巧者で先行するようなら大金星もある。
◎ 5 荒尾聡
○ 7 佐藤励
△ 8 金子大輔
△ 4 丹村飛竜
▲ 2 石本圭耶
おすすめの買い目
5-2478-2478
穴なら 石本の大駆けだ
2-4578
栗原佳祐のハイスピード逃走
今節2日目の7R、栗原佳祐は速攻派の1級車・赤堀翼と互角の飛び出しから1周回1~2コーナーの大外捲りで伸び勝って先制攻撃。3日目8Rの準決勝戦は10メートル線にいずれ劣らぬスタート巧者が4名ズラリと並んだが、栗原佳は叩かれずに発走するとまたもや独走。今節は風の強い日が続いたが、1級車よりパワーの劣る2級車でも初日に3.376秒の好タイムで渡辺篤に大差をつけて圧勝しており、出足・時計とも死角がない。決勝戦は浅野浩幸の抵抗をものともせず一気に抜け出して後続を引き離そう。
松山茂靖の仕上がりも非常にいい。準決勝戦で米里崇徳や藤波直也の近くを走っていた際は、伸びが明らかに強めだった。アウト攻め主体のタイプだが今節は鋭い突っ込みが決まっているのも、車の状態に自信を持てているから攻めていけているのだろう。
ただ10線は外寄りの柴田健治と平塚雅樹が元来の先行力は上位であり、内枠の松山や米里崇徳より先回りして0ハン追撃体制を作るかも。
◎ 2 栗原佳祐
○ 4 松山茂靖
△ 5 柴田健治
▲ 7 中村友和
穴 1 浅野浩幸
おすすめの買い目
2-4=571
穴なら 浅野浩幸が栗原佳祐を張りながら粘っての連絡みは好配当を望めそうだ
1=2-457
文/鈴木