オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
試走通りに木村武之が勝つ
発走前まで割れに割れたオッズ。一番試走の木村武之が3.30、2番目は松尾啓史の3.31と26期コンビが売れ筋。大外の金子大輔は3.33と見た目も今イチだった。締め切り前に割り込んできたのは10m前の永島潤太郎。試走も3.33と20線勢にそん色なし。2連単は6-2、6-8のみ10倍を切っており、3連単は6-8-7が29倍、6-2-8、6-7-8と続いた。
満村陽司の後ろへ永島が付ける前に木村武はインから攻めて3周で先頭立つ。永島は満村を差したが松尾啓史がイン伸びてきて2着へ。木村武は今年の初優勝、昨年11月以来のV87に。山陽では20年のG1スピード王から4年経つ。
このあとはヤングの祭典「G2若獅子杯」の裏開催にあたる川口デイレースに10/15~出場予定。
鈴木圭一郎が今年12度目の優勝
良走路と雨走路が2度ずつあった4日間を無敗で通過した鈴木圭一郎が決勝戦もケタ違いの強さ・速さで快勝。これで今年の勝利数は94となり、昨年に青山周平が打ち立てた年間最多勝利記録97に残り3と迫った。今月10日から開催される山陽G2『若獅子杯争奪戦』で新記録を樹立する可能性はかなり高い。
対抗馬と目された荒尾聡は発走時に前輪を浮かせてしまいスタート後手に。道中も上位争いに参加できなかった。2周回1コーナーで田中進を差して逃げた桝崎陽介が2番手で粘ったが、追い上げてきた有吉辰也が最終周回3コーナーで差して2着に入った。
文/鈴木