福岡鷹が初優勝へ向け大逃げ!
0ハン単騎に置かれたのは福岡鷹。40線には6車が並んだ。40線から先行する選手が、福岡との間に壁となる選手がいないので追いやすくなるが、福岡は40線勢と同等のスピードで走れるので誰も寄せ付けず逃げ切ることができそう。ここはアタマ固定で狙いたい。
追ってくる一番手はスタート行きそうな石本圭耶か吉松優輝。どちらもスピードは十分で、福岡を捕えるまではいかないが、後続の選手に割り込まれることもなさそう。この両者が2、3着の候補になる。40線勢の中で少しでも競り合いになれば、前節優勝してリズムが良い田中正樹を重視したい。辻大樹はスタートダッシュが決まれば車券圏内にまで入ってこれる。
◎ 1 福岡鷹
○ 4 石本圭耶
△ 2 吉松優輝
△ 6 田中正樹
▲ 7 辻大樹
おすすめの買い目
1-24-2467
アタマ堅そうで穴の狙いはなし
佐藤貴也が最高の流れでSGへ向かう
大外枠の鈴木圭一郎と人気を分け合いつつわずかに1番人気へ推されたのは佐藤励。ところがこの両車とも上位争いに参加できなかった。
1周1~2コーナーで10線から先陣を切ったのは佐藤貴也。外の隣の金子大輔も外めを伸びて行き、内へ包まれそうになった佐藤励は金子大と交錯。その斜め後ろに位置していた鈴木圭一郎はアオりを受けて最後方まで下がってしまった。
浜松での過去最高タイムが3.365秒の桝崎陽介が、単騎0ハンデからかっ飛ばす。ゴールしたタイムは3.355秒だったから、自己記録を更新するハイペースの逃げだった。
佐藤貴也は仕掛けられる距離まであと一歩の車間のまま何周も追走し、5周1コーナーで満を持してインに飛び込んだ。佐藤貴のタイム3.338秒もまた、これまでの3.343秒を更新する浜松での自己最速記録となった。
今回優出した8名全員が、20日~25日に川口レース場で開催される『SG全日本選抜』へ出場する。昨年後半からスピードアップの傾向が見られる佐藤貴は、6年ぶり2度目のSG制覇へ最高の形で挑むことになる。
文/鈴木