最後は決めるか青山周平
前団が綺麗な枠ナリに発進すると青山周平は1周バックストレートあたりで車群を割っていく作戦を敢行しにくくなるが、10線6車の先行力には差があり松本康と早川清太郎がトップスタート候補、そこへ丹村飛竜と永井大介が続いて、松尾啓史と長田稚也はやや遅れを取るか。そのようにバラけてくれれば青山周は間を縫って早めに番手を上げていける。2日目以降は勝ちきれていないが、決勝は8周回に延長されることも、追い込む立場にとってはプラス材料だ。
松本康はSGクラスに混じると格付けが見劣る点は否めず、松尾啓はレース序盤に好位置を取れるか疑問が残り、早川が先制攻撃を仕掛けるケースもありそうだ。暮れの川口デイレースで昨年の初優勝を挙げてから今回4日目までの9走すべて2着以内と安定感を取り戻し、決勝は枠も魅力的ゆえ気合が入りそう。
注意したいのは4日目の全選手で一番時計をマークした長田稚。SSトライアル時と比較してスタートの切れ味を取り戻しており、強豪相手にも引かないハートの強さで力走しよう。
◎ 8 青山周平
○ 4 早川清太郎
△ 6 長田稚也
△ 7 永井大介
▲ 3 松尾啓史
おすすめの買い目
8=4-673
穴なら《29期作戦》
4-5=678
辻大樹の逃げ 別府敬剛が捕まえるか
最終日4日目は、2R「プレ優勝戦」を実施したあと、8R「優勝戦」がおこなわれる。
今シリーズは辻大樹の速攻が決まっており、8R優勝戦もスタートダッシュから主導権を掴むとみた。松尾隆広の開けっぷりが良く、スタート続いて出てアウト回りで追走。木山優輝も年末から状態いいが、2・3号車ほど本走タイムが出ていない点には注意が必要。
幾年月も初優勝を狙い続けてきた阿部仁志がチャンスといえる仕上がりまで到達。今回は道中の仕掛け足が冴えていて、立ち上がりから直線の先まで伸びるので、前にいる車を攻めていけるし、後ろから追われても突き放せる。あとはレース展開と、時の運。
別府敬剛のエンジンが最高潮の仕上がり。牧瀬嘉葵よりは先にスタート出られるだろう。懸念材料があるとすれば、かなり上向いてきた同期の浦田信輔が最初の攻撃目標として競りかけてくる可能性。それを振りほどいて0ハン追撃態勢を早めに整えられれば、首位到達も十分ありそうだ。
◎ 3 辻大樹
○ 6 別府敬剛
△ 1 阿部仁志
△ 7 浦田信輔
▲ 4 木山優輝
おすすめの買い目
3=6-174
逆転ホームラン
1-7=653