金子大輔が新年初頭を見事に飾った!
0ハン単騎の泉田は粘れず、10線最内の佐藤裕が交わして逃げに入った。その後ろで佐藤励がジカ付けしていたが攻略の糸口が見つからないでいた。そんな中、金子が5周3コーナーで渾身の突っ込みを見せ、前2車をまとめ差しした。一番人気の鈴木圭はゴール前で佐藤裕を交わして準優勝だった。
1度は鈴木圭に前を行かれた金子だが、前3車の競り合いに手間取っていた鈴木圭を道中で逆転できたことが優勝の要因の一つ。レースの中でチャンスどころを逃さない金子のクレバーな走りが光った優勝戦だった。勝負どころの5周3コーナーでも、強引な差しに見えたが、4コーナーで流れることなく回ってみせた。やはり金子はレース運びが巧い。あとは好スタートを安定して切れるようになると、再び大舞台でも存在感を示すことができるだろう。
SS王座Vの青山周平が地元へ凱旋
2023年の大みそか決戦「SGスーパースター王座決定戦」を制した青山周平が今年の緒戦を地元ファンの前で迎える。
伊勢崎勢では他に高橋貢も王座決定戦を戦った。トライアル4走のラスト4日目を快勝して決定戦8番目の椅子へ滑り込んだあたり、さすがの千両役者ぶりだ。西原智昭は決定戦へは進めなかったがトライアルで好タイムを出していた。
吉原恭佑は今月4日の浜松デイレースでV。2回乗りを含めて4日間5走4勝・2着1度と勢いバッチリ。
川口勢は黒川京介と中村雅人が王座決定戦へ進出した。永井大介はトライアル初日いきなりフライングしてしまい、その後の着順はふるわなかったが、今回は心機一転で臨む。
浜松勢は佐藤貴也と鈴木宏和が年末SSフェスタで好成績を挙げたのに対して、木村武之は先月伊勢崎、正月の浜松とも優勝できず、勢いの点でやや見劣る。
飯塚の荒尾聡も最近の数節は勢いに乗れていない。「SSシリーズ戦」を準優勝した中村杏亮の方がフレッシュな魅力がある。長田稚也は初参加のSSトライアルで切れなかったスタートの修正が当面の課題。
山陽勢は今回のSSフェスタでは目立った活躍をできず。とはいえ丹村飛竜と松尾啓史はレース場や昼夜に関わらず安定して動けるし、山本将之は最近の成長ぶりが秀逸。
ランキングA級から伏兵になりうる選手を挙げると、地元の三浦康平、佐久間健光、仲田恵一朗が昨秋から活躍中。野本佳章は直前の浜松でスタートの切れ味を大きく上げていた。辰巳裕樹と平塚雅樹もダッシュ力は高値安定。
緒方浩一、中野憲人、鈴木一馬、柴山信行が直近の開催でエンジン良かった。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
中村 雅人〔川口 S-5(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-20(33期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-10(27期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-4(29期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-15(32期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-25(29期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 A-154(28期)〕
文/鈴木
角が後続を寄せ付けず逃走!
準決はどの選手も素晴らしいタイムを出した。優勝戦もかなりのスピード戦になりそうで、捌きの巧さよりもエンジンの仕上がりがモノを言いそう。
0ハン単騎の角は、10線両者のスタートを残せる。いきなりの独走展開になるので、序盤からペースを上げられる。10線両者はスタートに不安な面あるが、20線勢に叩かれるまではないか。逃げる角を福永と林が追う展開になりそう。福永と林の比較で言えば、準決のタイム、内枠の利を考えると福永を重視したい。
20線は枠ナリ発進になりそう。しかし、道中で競り合いになるとエンジン力で藤岡が勝ち上がってきそうだ。前田はスタート先行から迷いなく攻めていきたい。捌きある丸山は更なるエンジンの上積みがないとやや厳しいか。
◎ 1 角翔太郎
○ 2 福永貴史
△ 5 藤岡一樹
△ 4 前田淳
▲ 6 丸山智史
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