長田稚が今年V5! 無念...佐藤励
オートレース表彰の10連勝がかかる優勝戦で試走3・25秒でオッズを支配した佐藤励。3・29秒の長田稚は30m大外からの一戦で最インの佐藤励が絶対的に有利と思われた。先行は佐藤励だったが、長田稚もカマシ決めて直後へ付ける。この後、佐藤励にとってオートレースは簡単ではないことを知ることになる。佐藤励は師匠である10m前の阿部剛の外を回され、その間に長田稚にイン突かれたのが明暗を分けた。長田稚は本田を交わして大きく差を拡げ圧勝。佐藤励が2番手へ上がった時には、大差が付いてしまい10連勝の夢は途絶えた。さらにラストラップ凄かった中山光に危うく追い付かれそうになりゴール。これだからオートレースは面白い!
長田稚はダイヤモンドレースを獲ってからSG選手権では優勝戦4着と一段とたくましさUP。
年末のスーパースターでも台風の目となってくれそうな雰囲気がある。
川口ワンツースリーで決着
試走28秒をマークした伊藤信夫とカミソリスタートを武器にする有吉辰也の首位が人気を集めた。
レースは最内枠の森且行が先手を奪ったが、1周2コーナーからの立ち上がりで西原智昭を突っ張ったインへ山田達也がスッと入り逃げる展開。
そこへ追い上げてきたのは加賀谷建明。昨年の11月、療養から復帰した飯塚G1をいきなり優勝。返す刀で浜松G2、続いて12月の川口一般開催と3節連続の優勝。走路の喰い付きが良くなる冬場、1年の時を経て加賀谷建明の豪腕がうなった。
なおも2番手で粘る山田達也を終盤に中村雅人が捌いて2着。川口勢が車券圏内となる掲示板の上位3着までを独占。また、2着~4着は28期が並ぶ結果となった。
抜かれた森且行も粘っていたが、滑って後退してしまい万事休す。伊藤信夫と有吉辰也は後方に置かれて見せ場を作れなかった。