山田真弘が調子を上げてきた!
開催が続く川口オート。前回は昼間開催だったが、今回はナイトレースになる。出場するのは前回走っていた選手が主で、その時の動きを中心に振り返ってみる。
前回優勝したのは山田真弘。優勝戦では10線に4車並んだ大外から先行してみせた。その後も一気に先頭に踊り出て、押し切りゴール。終わってみればシリーズ中はオール連対だったし、連日スタートも切れていた。乗り手のリズムは絶好調と言える。あとはハンデの変動があるのかどうか。重化するとさすがに展開が厳しくなる。
準優勝だったのは山田徹。1周目で山田真にやられてしまったが、そこからはズルズルと後退することなくしっかりと追走できていた。スタートは安定しない面あるが、今はエンジンが仕上がっており、スピードはかなり出ている。特に冬場は山田徹にとって好成績を残しやすい気象状況と言える。3着は鈴木清。レース序盤はそこまで良い展開ではなかったが、密集した中団のインを鋭く突いていくことができた。変わらぬイン走法は健在だし、試走タイムがそこまで出ていなくても狙える点は大きな強み。
4着は森谷隼人。エンジン的には足りていない感じはあるが、スタートはそれなりに切れており上位着に食い込んでいる。更に上の成績を目指すならエンジンの底上げは必要か。永井大介は5着だった。スタートでは20線の大外からカマシを決めていたが、道中の進み方は甘かった。試走タイム自体は出ていたので、これをレースにつながるようにしたいところ。7着は中野憲人。以前は大きな課題としていたスタートが、近況は切れるようになってきた。同ハンから先行するシーンも多く見られるし、最重ハンの10M前の位置をより生かせる状況になっている。阿部剛士は優勝戦で故障。リアタイヤがパンクし、戦線離脱となったが、準決まではオール連対だったのでエンジン面は問題ない。
今回出場する中でランクトップの佐藤摩弥は、前走は準決3着で優出はできなかった。ただ、4走して全て車券に絡めていたのでエンジン自体は上々。今回は優勝戦まで進むか。中山光も準決3着で惜しくも優勝戦には進めなかったが、初日から連勝を決めるなど迫力ある捲りが決まっていた。平田雅崇、掛川和人もエンジンはまずまずで戦える状態にある。
前々回の川口オートは今回と同じナイトレースだったが、そこで優勝していたのは佐藤励。3日間の開催でオール1着。優勝戦は試走27の上がり346が出ていた。今回と同じ時間帯で結果を出せており、ナイトレースで連続優勝もあるか。
外来S級は木村武之のみの予定。その木村武は前走の浜松で完全優勝を決めてきた。優勝戦では外枠の佐藤貴也にスタート行かれたが、道中で差すと、その後も激しい競り合いを制していた。佐藤貴の差しを封じることができるのは木村武の状態が良い証拠。今回の地元・川口に割って入れるだけの機力がある。
※11月21日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐藤 摩弥〔川口 S-6(31期)〕
永井 大介〔川口 S-12(25期)〕
木村 武之〔浜松 S-21(26期)〕
鈴木 清〔川口 A-1(23期)〕
中野 憲人〔川口 A-35(24期)〕
山田 徹〔川口 A-46(24期)〕
山田 真弘〔川口 A-65(24期)〕
佐藤 励〔川口 A-100(35期)〕