有吉辰也、長田稚也に勢いあり!
ミッドナイトレースが続いていた飯塚オートだが、今回は昼間の開催になる。更にSG日本選手権で走っていたS級陣が帰ってくるので、ハイスピードのバトルが展開されそう。
そのSGで優出していたのは有吉辰也と長田稚也。有吉は優勝戦でまずまずのスタートを決め、好位置につけていたが永井大介のインを狙い損ねて失速し後退。結果は6着だった。ただ、シリーズ中はほぼ安定した走りを見せていたし、スタートの切れも良かった。エンジン状態も今回出場する中では上位クラス。確かな捌きも加えると優出は必至。長田稚は優勝戦でスタートが決まらず最後方からの競走になった。それでも道中ではジワリと番手を上げていき、最終的には4着入線。年末に行われるスーパースタートライアル出場を決めてみせた。大一番でメンバーが揃うとスタートに不安はあるが、格上相手に物怖じしない仕掛けは秀逸。今回も車群をばったばったと切り裂いて行くだろう。
篠原睦は準決で5着。ただ、シリーズ中は3回の1着があったようにエンジン自体は良さそうだった。中村杏亮も優出はならなかったが、シリーズ中に1着を3本取っていた。めきめきと力を付けている姿をファンにしっかりと見せることができた。岩見貴史は最終日の5着以外は全て車券に絡めており、9月下旬から続いている好調をキープできている。
山陽勢は丹村飛竜と岩崎亮一がそこそこ良い。SGでも随所に見せ場を作れていた。今回はその時よりもメンバーが薄くなるので、もっと良い成績が残せそう。角南一如も連日試走タイムが出ていた。走路温度が下がりつつある今、そのスピードを遺憾なく発揮してくるだろう。
前節の飯塚ミッドナイトで優勝したのが吉松優輝。今年の夏場は活躍できなかったが、11月に入ってからは動きが急上昇。スタートも切れている。その優勝戦には佐藤裕児、東小野正道、田中進、村瀬月乃丞、中村颯斗も乗っていた。佐藤裕児はここ2節、全てのレースで車券に貢献できている。まだ、捌きには不安残ることが多いが、エンジンは高い位置で安定させている。村瀬は2級車ながら健闘中。独走の展開だけではなく、競り合うレースでも果敢にグリップを開けている。中村颯は2節前までは苦しんでいたが、前走では1級車に乗り換わった頃の勢いが見られた。
※11月10日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-22(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-25(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-32(23期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-33(25期)〕