プレミアム組がシリーズの中心に!
前節の浜松オートは特別GIプレミアムカップで、青山周平の優勝で幕を閉じた。その青山は今回不在だが、そこで活躍し連続参戦となる選手は多い。
今回出場する中でプレミアムカップの優勝戦に乗っていたのは佐藤貴也、木村武之、佐藤摩弥。その中で最も成績が良かったのは佐藤貴の3着。優勝戦の枠は厳しかったが、スタートダッシュと道中の追い上げで上位に食い込んでみせた。予選準決は2勝を含むオール車券絡み。近況はエンジンが高位で安定しているし、攻めの方も冴えている。今回は十分、優勝も視野に入っている。
木村武は優勝戦で6着。前々走まではスランプに入っていたが、前走からエンジンを乗り換わり動き一変。初日にいきなり白星を挙げると、準決でも1着を取り優出を決めた。乗り換わりは大正解のようで、木村武らしい走りができるようになった。今まで苦しんでいた分もこれから取り戻すだろう。佐藤摩は優勝戦で8着。8枠からスタートが決まらず道中も車を押し上げることができなかったが、木村武と同様に3節前までは不振にあえいでいたことを考えれば、特別GIでの優出は明るい材料。このまま上昇気流に乗りたい。
金子大輔と伊藤信夫も動きは悪くなかった。共に準決は3着だったが、金子はそれ以外の4走はオール連対。伊藤信も車券によく絡んでいた。どちらもエンジンは8割がた仕上がっている。レース間隔も空いていないので、今度こそ優勝戦まで進出してくるだろう。
外来S級で他に有力なのは新井恵匠と岩崎亮一、西原智昭など。新井恵はシリーズ後半は失速したが、中盤までは果敢な走りが見られていた。岩崎は4日目に白星。試走タイムが出た時はしっかりと上位争いに加わってこれる。西原は成績が散発ながら2度の連対。いいスタートが切れて展開が向けば、快速を発揮できる状態だ。
9月18日に行われた飯塚ミッドナイトの優勝戦を制したのは片野利沙。これが自身初の優勝となった。前走からエンジンが上向き、逃げ展開になればそれなりのペースで走ることができる。そこで準優勝だったのは野田光宏。野田は逃げてペースを上げると言うよりは、インコースをしっかりと抑えて粘り込むタイプ。エンジンが良い今は簡単に抜かれないだろう。優出3着だったのは筒井健太。予選準決はオール連対。武器の速攻がよく決まっている。
B級では桝崎星名が奮戦中。ここ3節は3着以内に入るレースが多い。しばらく大きな着が続いていた青嶋裕治は、時折り好走ができる状態になってきた。同じく上昇気配が出ているのは木村直。今はハンデ位置も魅力。栗原佳祐と吉林直都の新人はハンデが重くなってから苦戦が続いていたが、前走では動きが良くなっていた。
※9月20日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
金子 大輔〔浜松 S-12(29期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-19(30期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-22(25期)〕
片野 利沙〔川口 A-174(32期)〕