山陽オートはリレー開催!
山陽オートは12日に昼間の開催が終わるが、13日からミッドナイトが始まる。出場するのは昼間のレースに出ていた中から連続参戦となる。レースの時間帯は変わるとはいえ、その時の動きは大いに参考になる。
今回出場するS級は2人の予定。丹村飛竜と岡部聡だ。どちらも直前の昼間開催で優出している。初日の予選は重走路で、2日目の準決はブチ走路だった。両者とも走路状況に影響されない走力を持っているので、柔軟に対応できた印象。岡部に関してはその前の開催で準優勝。そこは良走路だったので、今はエンジン状態がかなり良いと言える。捌きも方も変わらず冴えている。丹村飛も1着率が高くなっているのでエンジン自体は良い。今回もS級としての存在感を存分に見せつけてくるだろう。
A級で前走の優勝戦に乗っていたのは緒方浩一と穴見和正。緒方は準決で白星。得意のブチ走路で気持ち良く走れていた。良走路に関してはエンジンもう少しといった感じはあるが、優出後の良い流れで今回も臨めそうだ。穴見は今、ハンデが最重ハンの10M前なのでレース展開がだいぶ楽。変わらぬインベタ走法で最重ハン勢を苦しめ続けている。
藤岡一樹は準決で4着になり優勝戦には進めなかったが、その前は飯塚GIIで準優勝。大きな流れで言えばエンジンは悪くない。時折り見せる爆裂スタートから、一気の速攻に持ってくる。佐々木啓は以前ほどの安定感がない。それでも今はA級にランクされているので、最重ハンの中でも内枠に置かれることが多い。スタートで枠ナリに出ることができれば、冷静なレース運びで上位着が望める。
満村陽司は長らくエンジンが好調。前走では初日に3着で準決に乗れなかったが、2日目には白星を挙げていたし、その前までも好成績を収めている。永島潤太郎は前々走から1級車に乗り換わっている。2級車の時から走りにはセンスが感じられていたし、1級車に乗ってからもスピードが出ている。今は急激に成長を見せる時なので、その1走1走から目が離せない。
飯塚勢では別府敬剛と牧瀬嘉葵に注目。別府は攻めに派手さこそないが、堅実なイン捌きで車を押し上げることができる。また、今はエンジン状態もそこそこ良い。牧瀬は真逆のタイプ。豪快な捲り攻めを得意とし、インが混戦になっているようならアウトを回って交わしていける。
※7月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕
岡部 聡〔山陽 S-44(19期)〕
緒方 浩一〔山陽 A-10(30期)〕
藤岡 一樹〔山陽 A-12(29期)〕
佐々木 啓〔山陽 A-14(23期)〕
満村 陽司〔山陽 A-51(26期)〕
穴見 和正〔山陽 A-93(12期)〕
永島 潤太郎〔山陽 A-210(35期)〕
豪華な顔ぶれが集結!
川口オート・初夏の恒例GIキューポラ杯が始まる。各地から豪華なメンバーが集結し、その技量が競われる。今回は特に好調な選手が多く、ハイレベルな戦いになることは間違いない。注目の選手を挙げていく。
地元でランク最上位は加賀谷建明。前走の浜松では優出し5着だったが、ここ最近は一時期の勢いが薄れている。しかし、大舞台ほど底力を発揮する加賀谷なので、良い時の状態にまで戻してくるか。中村雅人は前走の地元では優出3着。予選準決はオール連対だったし、今は連続で優出ができている。エンジンは高い位置にあるので、優勝戦まで進んでくるかも。永井大介も今は6節連続優出中。その中で優勝はないが、今年唯一の優勝は2月に行われた川口GIのグランプリレース。今回も同じレース場で、同じGI競走。その時の活躍を再び見たい。佐藤摩弥は前走の飯塚GIIで優出6着。その前は川口で連続優勝を決めていた。ここ最近は上位着が多く、エンジンも良い仕上がりを見せている。
若井友和は前走の地元で初日から3連勝。優勝戦は5着だったが、エンジンは良い状態で安定している。山田達也は前走の浜松で優出7着。近況の流れはまずまず。鈴木清は前走の浜松では準決3着で優出を逃したが、シリーズ中はオール車券圏内だったし、その前までは川口で連続優出3着だった。近況は車券絡みが多い。小林瑞季、黒川京介もエンジンはそこそこ。
飯塚GIIで優勝していたのは有吉辰也。その前の川口でも準優勝しており、乗り手もエンジンも好調の波に乗れている。その優勝戦には伊藤信夫も乗っていた。結果は4着だったが、重走路にしては健闘した方だろう。シリーズ中の良走路では良い走りを見せていた。
荒尾聡はそのGIIで準決3着だった。惜しくも優出はならなかったが、他の4走は全て1着。3節前には伊勢崎のGIIで優勝しており、近況は荒尾らしい走りができている。同じ飯塚地区の岩見貴史、久門徹といったあたりもエンジン的には戦えるレベルにある。
前回の川口一般開催で優勝していたのは鈴木宏和。強豪相手に好走を見せていたし、武器のスタートも決まっていた。更にはその前の山陽でも優勝していた。今、最も勢いのある一人だ。金子大輔は鈴木宏が優勝した川口のレースに乗っており4着。そこでは8枠からの厳しい展開だったが、準決までの動きは全く問題なかった。
キューポラ杯の前年度覇者は早川清太郎。直前の地元で優出していたし、その前の地元でも準優勝だった。乗れている時の早川は、差しの鋭さが何倍にも増す。大会連覇へ向け、初日から全力で始動してくるだろう。同じ伊勢崎からは高橋貢も出場。前走は地元で優出し8着だった。近況はエンジンが安定していないが、勝負どころではしっかりと仕上げてくる。松尾啓史は前走の飯塚GIIの準決で珍しく反則妨害。しかし、エンジン自体は悪くなさそうだった。
A級では佐藤励に注目。1級車デビューとなった前走では、いきなりの準優勝。優勝戦ではフライングをしてしまったが、1級車に乗り換わった直後は急激な成長を見せる選手が多い。自身3度目の優勝を記念で決めるかも。
※7月11日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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加賀谷 建明〔川口 S-3(27期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-14(31期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-10(24期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-7(26期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-16(25期)〕